概要
孤児のテッド少年は兵隊人形の大佐、野良犬のマックと一緒にガリバー博士のロケットで宇宙旅行へ出発した。目指すは「青い希望の星」。ところが途中で隣の紫の星に強制着陸させられてしまう。
紫の星には青い星からロボットに追われて来たという人々が住んでいた。しかし、突如攻めてきたロボットに紫の星の王女様とマックがさらわれてしまう。ロボットの弱点は水だと知ったテッドたちは水鉄砲を武器に青い星へ向かう。
登場人物・キャラクター
テッド
孤児の少年。歌が得意で夢見がち。唯一の楽しみは映画館に潜り込んでタダ見をすること。『ガリバー旅行記』の映画に希望のメッセージを受け取り、森で出会ったガリバー博士のロケットに乗って宇宙旅行へ出かける。
科学者 (かがくしゃ)
『ガリバーの宇宙旅行』に登場する紫の星の科学者たち。丸いモノクルを付け、いつも何かの計算をしたり何かを調べている。テッドたちを調べようとした。
ガリバー
テッドが見ていた映画のガリバーと同一人物だが白髪のおじいさんになっている。森の家にカラスのクローと住み、最後の旅行先に宇宙を選んでロケット・ガリバー号を建造した。
王女様 (おうじょさま)
紫の星の王女様。活発な性格で丸い小型宇宙船に乗って宇宙を飛び回り、隕石群に巻き込まれそうになったガリバー号を救ってくれた。人形のように可愛らしいボディには秘密がある。
キューピット
『ガリバーの宇宙旅行』に登場するテッドの夢に現われた可愛らしい天使。宇宙をふわふわ飛び回る夢の使者。夢の中で何でもひとつだけ願いが叶う青い星に案内した。マックはご馳走を、大佐は人間になることを、テッドは幸せを願った。
ロボット
『ガリバーの宇宙旅行』に登場する青い星の先祖が作ったロボット。青い星の人間たちが全ての仕事をロボットに任せ過ぎたため反乱を起こし人間たちを青い星から追い出した。その後もしばしば紫の星を攻撃にやって来る。 用途に応じて様々な種類がいて、ボスロボットの命令で規則正しく動く。水が弱点で、水を浴びるとキューブ状に分解してしまう。
マック
『ガリバーの宇宙旅行』に登場する、首輪をしているが野良犬。茶色の体に黒々としたマユが目印。店から放り出されたところでテッドと出会う。
ボスロボット
『ガリバーの宇宙旅行』に登場する青い星を支配する大きなロボット。肩のアンテナで指令を出す。外側の体は実はただの殻で、内部でたくさんのトランジスターロボットが操縦しているため、外側に水を浴びただけでは壊れない。
王様 (おうさま)
紫の星を治める王様。テッドたちを歓待するが、気が弱くすぐに気絶してしまう。
クロー
『ガリバーの宇宙旅行』に登場するガリバー博士の助手を務めるカラス。甲高い声で「イエッサー」が口癖。
場所
紫の星 (むらさきのほし)
『ガリバーの宇宙旅行』に登場する、青い星に住んでいた人々がロボットに追い出されて住んでいる星。ガリバー号が不時着した。科学が発達しており食事は丸薬一粒。水も無い。住民は皆、チェスの駒のような外見をしている。 ロボットの攻撃を恐れ移住先を探すための宇宙パトロールを欠かさない。ロボットを撃退するための大砲を備えている。
青い星 (あおいほし)
紫の星の人々が昔住んでいた星。今はロボットが支配している。テッドたちはこの星を希望の星と思い込んで宇宙旅行に出発した。
その他キーワード
大佐 (たいさ)
『ガリバーの宇宙旅行』に登場する兵隊人形。位は大佐。ごみ箱に捨てられていたところをテッドと出会う。立派なヒゲがトレードマーク。ねじ巻きで動き、ねじが切れると動けなくなってしまう。