ガンバの冒険

ガンバの冒険

ネズミのガンバとその仲間の6匹のネズミが、夢見ヶ島を支配者する白イタチ・ノロイを倒して島のネズミたちを解放すべく奮闘する様を描いた冒険アニメ。斎藤惇夫の児童文学・『冒険者たち ガンバと15ひきの仲間』を原作とし、キャラクターは擬人化してある。

正式名称
ガンバの冒険
ふりがな
がんばのぼうけん
原作者
制作
東京ムービー
放送期間
1975年4月7日 〜 1975年9月29日
放送局
日本テレビ
話数
26話
ジャンル
アドベンチャー
 
動物擬人化
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概要・あらすじ

ネズミの少年・ガンバは相棒のボーボと海を見るために港町へとやってきた。そこで開催されていたパーティーに紛れ込んだ二匹は、傷だらけの子ネズミ・忠太を発見する。忠太は自分の故郷夢見ヶ島が白イタチ・ノロイによって支配されており、島のみんなが苦しんでいる、助けて欲しいと懇願する。

ノロイの恐怖を知る船乗りネズミたちは、その名を聞くだけでビビってしまうが、ガンバはそんな彼らを尻目に夢見ヶ島に向かう決意をする。

また、そんなガンバの心意気に共鳴するものも現れていく。ガンバ達は夢見ヶ島を目指して冒険を始めるのだった。

登場人物・キャラクター

ガンバ

自称「がんばり屋のガンバ」。町で生まれ育ったネズミの少年で、好奇心旺盛で負けず嫌い、時には無鉄砲とも思われるが人一倍強い勇気を持つ。忠太から夢見ヶ島の現状を聞いた際、ノロイについて知らなかったために一も二もなく向かうことを決意。 その後ノロイについて聞いても臆することなく、その姿はネズミ達に希望を与えた。7匹のネズミたちのリーダー格であり、仲間たちからの信頼も厚い。

ヨイショ

力自慢の船乗りネズミ。乱暴者だが根っこの部分では義理に篤い男気に溢れる性格。以前ノロイと遭遇し、右目を奪われたことから人一倍ノロイに対して恐怖心を抱く。しかし、臆せずに夢見ヶ島に向かうガンバに心打たれて同行を決意する。 熟練の船乗りであり、豊富な経験と知識を持つ。

ボーボ

ガンバの友人であり、暢気で食いしん坊なネズミ。嗅覚が優れており、特に食料の匂いには敏感。また穴掘りの名人でもある。普段は大人しいが、船酔いしたときなどに急に乱暴になることも。

ノロイ

雪のようにしろい毛並みと赤い目を持つイタチ。性格は狡猾で残忍、相手を嬲り殺すことを快楽としており「白い悪魔」とも呼ばれる。夢見ヶ島を支配し、島に住むネズミ達を手下と共に虐殺している。自分の体毛である「白」に対する拘りは尋常ではなく、「白い花」を汚したものは部下でも容赦ない制裁を与える。 他のイタチより数倍もの大きさを誇り、圧倒的な強さを誇る他催眠術を使うこともある。

忠太 (ちゅうた)

夢見ヶ島に住んでいた子ネズミで、ノロイから島の皆を助けるために逃亡。ノロイを倒す冒険者を探している時にガンバらと出会う。

シジン

酒好きで、医者であり詩人という謎のネズミ。酒を入れた落花生の殻を常に持ち歩いている。ガンバ達と共に夢見ヶ島へ向かう。

イカサマ

バクチ打ちのネズミ。二つのサイコロを持ち歩いており、イカサマの天才である。偶然にもガンバたちと同じ船に乗り合わせ、ガンバの考えに共感して共に夢見ヶ島に向かうことに。ひねくれ者で皮肉屋だが、義理に篤く絆を大切にする。

ガクシャ

ヨイショの幼なじみでうず巻きメガネを掛けたネズミ。頭が良く知識が豊富、作戦を綿密に計算してから実行する理論派ゆえに、行動派のガンバと対立することも多い。コンプレックスは尻尾が短いこと。

場所

夢見ヶ島

『ガンバの冒険』に登場する架空の島。イタチのノロイが支配している島であり、現住の島ネズミたちはイタチたちによって全滅の危機に瀕している。島の周囲は潮の流れが異常に速いく渦潮が出来ているが、年に一度非常に穏やかになる日がある。

クレジット

原作

斎藤惇夫

チーフディレクター

出崎統

シナリオ

馬嶋満

作画監督

椛島義夫

音楽

山下毅雄

アニメーション制作

東京ムービー

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