概要・あらすじ
主人公の鹿目まどかは、不思議な生物キュゥべえを口数の少ない冷酷な魔法少女暁美ほむらから助ける。まどかは怪我をしたキュゥべえから親友の美樹さやかと共に、魔法少女にならないかと誘われる。
迷うまどかとさやか。ついにさやかは決意し魔法少女になって魔女退治を開始する。しかし、その戦いの果てには悲しい現実が待っていた。
登場人物・キャラクター
鹿目 まどか (かなめ まどか)
平凡でおとなしくて控えめな中学2年生。ある日、暁美ほむらから逃げるキュゥべえ助けたことがきっかけで、以降魔法少女に変身するよう何度も誘われるようになる。その潜在能力は人類の中でも最高の物らしい。 魔法少女の実戦を巴マミから見せて貰いつつも、最後まで魔法少女となるか迷い続ける。
佐倉 杏子 (さくら きょうこ)
いつも何か食べている。自己中心的な魔法少女。巴マミの死後、彼女の縄張りを狙って別の町からやってきた。美樹さやかとは敵対関係にあったが、やがて心を開く。さやかが窮地に陥ったときは命をかけて戦う。 杏子が魔法少女になった願いとは自分の父に関することだった。魔法少女変身時には柄の部分が多節棍のように分割でき、かつ伸縮も自在な槍。
巴 マミ (ともえ まみ)
鹿目まどかたちが通う中学の3年生。現役の魔法少女の中ではかなりのベテラン。魔法少女となるかどうかで悩むまどかと美樹さやかに実際の戦いがどういうものかを見せる。圧倒的な強さを見せるマミだったが、魔女との戦いで衝撃的な死をまどかたちに見せることになる。 まどかたちに魔法少女の現実の厳しさを教える役割を果たす。魔法少女変身時には無数に発現させられるマスケット銃で戦う。
魔女 (まじょ)
『魔法少女まどか☆マギカ』に登場する敵の総称。設定には存在するようだが、作品中では個別の名前で呼ばれる事は無く、単純に魔女と呼ばれるが、演出として、「魔女文字」と呼ばれる独自の文字綴りで名称が表示される。 魔女が倒されると、グリーフシードという手のひらサイズの物体を残す。
暁美 ほむら (あけみ ほむら)
鹿目まどかが通う中学に一月ほど前に転校し、容姿端麗でクールな性格をした他人を寄せ付けない冷たい感じの女の子。魔法少女を管理しているキュゥべえにも、いつ魔法少女になったのかわからないという。 キュゥべえを敵視している、鹿目まどかに魔法少女の契約を行わないよう注意するなど、謎めいた言動をとる。魔法少女に変身時には時間を止める能力を有し、手にした銃火器類や爆薬で敵を攻撃する。
美樹 さやか (みき さやか)
鹿目まどか、暁美ほむらとはクラスメイト。いつも元気で快活。悲しみも笑って乗り越える。密かに心を寄せる男の子の怪我を治してあげたいという希望と引き替えに魔法少女に変身する。魔法少女の力は正義のためにある、という強い信念のもと戦い続けるが、最悪の状況に陥ってしまう。 魔法少女変身時には刀剣を武器に魔女と戦う。
キュゥべえ
魔法少女のスカウト係でありアドバイザー。複数体存在する。魔法少女となることで願い事がひとつ叶えられると話を持ちかけ、少女たちに魔法少女となることを促す。願いが叶う上、特殊な能力も得られると良いことづくめに見えるが、その裏には魔法少女が担う本当の役割が隠されている。
その他キーワード
ソウルジェム
魔法少女の魔力の源。魔力を使うことで少しずつ濁ってしまう。魔女を倒すと得られるグリーフシードという物体を使うことで、その濁りを除去することが出来る。つまり、魔法少女は魔女を倒してソウルジェムを浄化し続けなければならない存在といえる。
魔法少女 (まほうしょうじょ)
『魔法少女まどか☆マギカ』に登場する用語。キュゥべえにより力を授かった少女のこと。魔力の源としてソウルジェムを持つ。各時代、各地で複数の魔法少女が活躍しており、それぞれが異なる特殊能力を持つ。