クジラの子らは砂上に歌う

クジラの子らは砂上に歌う

広大な砂の海を舞台にして、漂流する巨船・泥クジラで暮らす人々の生活と戦争を描くファンタジー作品。サイミアと呼ばれる超能力を持つ短命の若者たちの1人、チャクロが船の外から来た少女と交流するボーイ・ミーツ・ガールを起点に、船の記録係である彼の手記をもとにして物語られている。少年誌でデビューした作者にとって、少女誌では2作目の連載シリーズとなる。

正式名称
クジラの子らは砂上に歌う
作者
ジャンル
ファンタジー一般
 
ボーイ・ミーツ・ガール
 
戦争一般
レーベル
ボニータ・コミックス(秋田書店)
巻数
既刊9巻
関連商品
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概要

果てのない砂がすべてを覆い尽くす、砂の海を漂う巨船、泥クジラ。その記録係の少年・チャクロは、漂着した廃墟船の偵察隊に選ばれ、そこで「泥クジラの外の世界」から来た少女と出会う。連合帝国の感情なき兵士「アパトイア」だった彼女は、泥クジラの子どもたちにリコスと名付けられ、心を通わせていく。

だが突如、連合帝国の襲撃によって、外の世界を知らなかった若者たちの平穏な日々は引き裂かれる。泥クジラの住民たちを「ファレナの罪人たち」と呼んで虐殺しようとする兵士たち。その襲撃の背景には連合帝国と泥クジラ、そして連合帝国の敵国までもが絡んだ理不尽な理由があった。絶望的な状況の中、チャクロは希望を追い求め、泥クジラの仲間たちやリコスと共に戦い、出来事を記録しつづけ、生きようとする。

登場人物・キャラクター

主人公

『クジラの子らは砂上に歌う』の主人公であり、物語の語り部役。広大な砂の海を漂流する巨船・泥クジラの住人であり、砂刑暦93年7月2日の時点で14歳の少年。船の外で初めて出会った人間・リコスと出会い、外の... 関連ページ:チャクロ

チャクロが泥クジラの外で初めて出会った人間。肌は褐色で、長くて明るい髪をした綺麗な顔立ちの少女。連合帝国の感情なき兵士・アパトイアであり、名前は持たず、衣服に「リコス」という字が刺繍されていたことから... 関連ページ:リコス

果てのない砂の海を漂流する漂泊船・泥クジラの住人で、頭の後ろで縛った長髪が特徴の少年。感情を源とする力、「情念動(サイミア)」の使い手(「印」)としては泥クジラ随一の凄腕とされ、体内モグラと呼ばれる「... 関連ページ:オウニ

果てのない砂の海を漂流する漂泊船・泥クジラの住人。「情念動(サイミア)」の持ち主(「印」)ではない無印であり、次期首長候補とされる青年。30歳前後までしか生きられない印たちの短命を嘆き、彼らの寿命を延... 関連ページ:スオウ

果てのない砂の海を漂流する漂泊船・泥クジラの住人で、砂刑暦93年7月8日以降の時点で42歳の女性。「情念動(サイミア)」の使い手ではない無印の1人。泥クジラの現首長なのだが、為政権はなく長老会という組... 関連ページ:タイシャ

果てのない砂の海を漂流する漂泊船・泥クジラの住人で、自警団に属する少女。感情を発動源とする力である「情念動(サイミア)」の使い手、「印」の1人。サイミアの扱いがヘタなチャクロに使い方を教えようとして、... 関連ページ:ギンシュ

連合帝国の戦艦「スキロス」に配属されて泥クジラに対する殲滅作戦に加わる少年。「感情なき兵士」であるはずの「人形兵士(アパトイア)」でありながら、感情過多で粗暴な性格をしている。連合帝国の国民は、魂形(... 関連ページ:リョダリ

オルカ

連合帝国の感情を持たぬ兵士、アパトイアの軍団長官であり、「スキロス」という戦艦の総司令。泥クジラの住民に対する殲滅作戦を指揮する。リコスの兄でもあるが、7歳になる彼女が兵士の養成学校に入った頃には別々に暮らしていた。褐色の肌に長髪の明るい髪、そして顔に大きな痣を持つ。 一人称は「私(わたし)」。

スナキュウヨ

『クジラの子らは砂上に歌う』に登場する架空の動物。砂の海に生息する、身体を守る鱗を持ったふしぎな動物。現実世界のアルマジロに似た姿形をしており、目は退化しているとのこと。砂の海に浮かぶ漂泊船・泥クジラの住民たちは、このスナキュウヨからとれた鱗甲板を加工して防護服を作る技術を備えている。

『クジラの子らは砂上に歌う』に登場する架空の昆虫。漂泊船・泥クジラが浮かぶ砂の海に生息する大柄なバッタであり、泥クジラから出る廃棄物などを食べて暮らし、巨大な群れを形成している。この群れの個体密度が上... 関連ページ:ホシボシバッタ

場所

泥クジラ

砂がすべてを覆い尽くす、砂の海に浮かぶ巨大な漂泊船。その中で人口約500名ほどになる人々が生活している。感情を源とする力・情念動(サイミア)を操る者たちは「印(しるし)」と呼ばれて住民の9割を占め、そ... 関連ページ:泥クジラ

その他キーワード

魂形

『クジラの子らは砂上に歌う』の用語。人間の感情を栄養分とする特殊な生き物。連合帝国は、国民の感情をこの魂形(ヌース)に食べさせることで、苦しみを感じることもない感情の希薄な生活を送らせている。中でも、... 関連ページ:魂形

サイミア

『クジラの子らは砂上に歌う』の用語。器物などを動かすことのできる念動力のようなもので、感情をその発動源とする。また、サイミアの使用者の体表には「念紋(アウラ)」と呼ばれる光る紋様が現れ、頭上にも同じ模... 関連ページ:サイミア

アパトイア

『クジラの子らは砂上に歌う』の用語。連合帝国の感情なき兵士のこと。「人形」「人形兵士」と書いてアパトイアとルビを振られることもある。魂形(ヌース)と呼ばれる、人間の感情を栄養分とする生き物によって感情... 関連ページ:アパトイア

書誌情報

クジラの子らは砂上に歌う =whale calves sing on the debris 既刊9巻 秋田書店〈ボニータ・コミックス〉 連載中

第1巻

(2013年12月発行、 978-4253261012)

第2巻

(2014年4月発行、 978-4253261029)

第3巻

(2014年9月発行、 978-4253261036)

第4巻

(2015年2月発行、 978-4253261043)

第5巻

(2015年7月発行、 978-4253261050)

第6巻

(2015年12月16日発行、 978-4253261067)

第7巻

(2016年4月15日発行、 978-4253261074)

第8巻

(2016年10月14日発行、 978-4253261081)

第9巻

(2017年3月16日発行、 978-4253263795)

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