ケロケロちゃいむ

ケロケロちゃいむ

かえる族の姫であるミモリと、水に濡れるとカエルになる魔法をかけられた少年であるアオイが、魔法を解く方法を求めて旅を続けるファンタジーラブコメ漫画。藤田まぐろの初連載作であり代表作。

正式名称
ケロケロちゃいむ
ふりがな
けろけろちゃいむ
作者
ジャンル
ファンタジー
 
ラブコメ
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概要・あらすじ

深い森の中にある「かえるの国」では、かえる族の姫であるミモリがカエルたちと共に暮らしていた。そんなある日、人間の少年・アオイミモリの前に現れる。アオイは、半年前に家出をしていたミモリの兄・マカエルによって、「水に濡れるとカエルになる魔法」をかけられており、それを解く方法を求めてミモリのもとにやってきたのだった。

しかし、ミモリにも魔法のことはよく分からなかったため、ミモリアオイは、水晶球の晶子の導きに従い、魔法を解く方法を求めてともに旅をすることになる。

登場人物・キャラクター

ミモリ

かえる族の姫である14歳。かえるの国でみずたまたちと暮らしていたが、兄のマカエルにかけられたアオイの魔法を解くため、ともに旅に出ることになる。性格は脳天気でいつもにこにこしており、かわいいものが大好き。10年前に、母親のマモリを含むかえる族の人間ほぼ全員が失踪したことから同年代の友達がおらず、アオイと友達になれたことをひどく嬉しがっている。 恋愛オンチで、リープたち周囲からはアオイとカップルだと認識されているが、本人に自覚はない。アオイのことは「アオちゃん」と呼んでいる。

アオイ

14歳の少年。マカエルによって、「水に濡れると一定時間カエルになる魔法」をかけられてしまい、魔法を解く方法を求めてミモリの元へやってきた。が、魔法についてはミモリも何も知らなかったため、晶子のお告げに従って共に旅をすることになる。現実的で短気な性格であり、マカエルのことはかなり恨んでいるが、妹であるミモリに八つ当たりをしない自制はある。 旅を続けるにつれ、ミモリのことを大事にするようになっていく。比較的女顔で、女装をしたときは男とばれなかったほど。ミモリからは「アオちゃん」と呼ばれる。

マカエル

かえる族の王子である18歳で、長髪が特徴。イタズラ好きのトラブルメーカーで、ミモリのことを溺愛している。かえる族に伝わる魔法書を見つけたため、魔法の修業をすると称して旅に出てしまった。旅先でアオイに「水に濡れると一定時間カエルになる魔法」をかけ、アオイとミモリが旅をする原因を作る。 カエル族の秘密にまつわるある目的を持っており、ミモリとアオイの旅を陰から見守っている。ファッションなどのモデルはミュージシャンのhide。

スー

ヘビ族の姫である14歳。プライドが高く怒りっぽい性格で、残酷な所もあるが、おっちょこちょいなので今ひとつ迫力はない。兄のシャドから「かえる族は敵」と聞かされており、ミモリたちの前に現れては攻撃を仕掛けてくる。だが、ガケから落ちかけていたところを助けられたことがきっかけで、アオイに惚れてしまう。 ヘビ族の能力として腕力に優れており、ムチを武器にしているが、ムチがないと力が出なくなってしまう。名前は「スネーク」に由来。

リープ

ミモリとアオイの旅に同行することとなった、半人前の葉っぱの精霊。少しだけなら植物を操ることができる能力を持っている。日陰で生まれたせいで育ちが悪く、そのことを気にしている。ミモリとアオイの仲が進展するように応援しており、何かと気を使う態度を見せることも。本体は一枚の葉っぱ。

しっぽちゃん

空をとぶことができる毛虫のような不思議な生き物。ミモリに助けられたのをきっかけに、両親であるぱっぽ、まっぽとの3匹で、乗り物代わりとなってミモリたちの旅を助ける。「ぴー」としか鳴かないが、ミモリと意志の疎通は可能。マカエルのことは苦手で、姿を見ると逃げてしまう。

みずたま

かえるの国でミモリの世話をしているカエルの女性で、背中に水玉模様がある。極度の心配症で、アオイがミモリに無理やり手を出すのではないかと何十回も夢に見るほど。たてじまは夫。

たてじま

かえるの国でミモリに使えているカエルの男性で、背中に縦縞模様がある。みずたまは妻。孫の教育などについて、何かとみずたまに振り回されている。

ポポ

スーに仕えている白ヘビ。普段はスーの腕(主に左腕)に巻き付いて過ごしており、首に蝶ネクタイをまいている。

シャド

ヘビ族の王子でスーの兄である18歳。額に、ヘビ族王家の男児にだけ受け継がれる「第三の眼」があり、見た相手を操ることができる能力を持つ。かえる族を敵視しており、封印されたヘビ族を蘇らせようとしている。

マモリ

ミモリの母親。かえる族の女王で、ミモリにそっくりな顔をしている。10年前に突然、マカエルとミモリだけを残して夫のミカエルおよびかえるの国の国民全員とともに姿を消した。ミモリは、マカエルから「『しばらくの間旅に出る』と手紙があった」と聞かされているため、それを信じている。 年齢は失踪時の時点で24歳。

晶子 (しょうこ)

かえる族の国のはずれにあるほこらの中に住んでいる、生きている水晶球。アオイの魔法を解くためにミモリたちが向かうべき方向を指し示した。いとこに、テレポートの能力がある「晶太郎」がいる。

集団・組織

かえる族

『ケロケロちゃいむ』に登場する種族。ミモリ、マカエル、マモリなどが属している。人間だが、ジャンプ力が非常に高く、また泳ぎや歌もうまいという特徴があり、水や緑を愛している。そのため、カエルと仲が良く、深い森の中にある「かえるの国」で共に暮らしている。魔法が使える能力を神から授かっており、それによって代々森の平和を守ってきたが、10年前にマカエルとミモリを残して突然姿を消した。

ヘビ族

『ケロケロちゃいむ』に登場する種族。スー、シャドなどが属している。かえる族を敵視しており、10年前に戦争を仕掛けたが、マモリの魔法によってかえる族とともに封印された。

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