ゴルゴ13

ゴルゴ13

超一流の狙撃者ゴルゴ13が、世界中から不可能と思えるような依頼(主として暗殺)を高額な報酬で引き受け、奇跡のような技と非常に優れた能力で遂行していくアクションドラマ。基本的に一話完結方式。第21回(1975年度)小学館漫画賞青年一般部門受賞。第31回(2002年度)日本漫画家協会賞大賞受賞。第50回(2004年度)小学館漫画賞審査委員特別賞受賞。

概要

超A級スナイパーゴルゴ13、彼のもとには世界中から様々な依頼(狙撃暗殺から組織壊滅まで)がやってくる。国際政治の闇や諜報戦、犯罪組織同士の暗闘、そして個人的な復讐心から生じるそれらの不可能とも思える依頼を、ゴルゴ13は非常に高い能力と知識、冷徹非情な行動原理で、確実に成し遂げていく。これと同時に、「世界最強の証明」等の様々な理由から、ゴルゴ13に挑戦して抹殺しようとするものも後を絶たず、そういった人物・勢力との戦いも作品の中で描かれていく。

登場人物・キャラクター

主人公

国籍・年齢・本名一切不明の超A級スナイパー(デューク東郷は自称で、それ以外にも多くの偽名を用いる。また、ゴルゴ13は各国諜報機関がつけた通称)。身長182㎝・体重80㎏(ともに推定)。太く釣り上がった... 関連ページ:ゴルゴ13

デイブ・マッカートニー

ゴルゴ13の信頼が厚い銃職人の中年男性。ニューヨークに住む。丸メガネをかけ、前歯が少し口から出ている。ゴルゴの要求する無理難題とも思える、精度の異常に高い銃や特殊な弾丸を製造・改造する。作品中での登場回数が、他のキャラクターに比べてとても多い。

調達屋

闇の武器商人の老人男性。ゴルゴ13の求めに応じ、重火器から戦闘車両・ジェット戦闘機まで扱い、改造も請け負う。ロサンゼルスに住んでいる。姓名・年齢ともに不明。

殺人罪による終身刑で、アトランタのアメリカ連邦刑務所に服役している男。左目が潰れていて、病気で声を失っている。ゴルゴ13のコンタクト担当「窓口」のひとつ。ゴルゴへの仕事の依頼者がマーカスに手紙を出すと... 関連ページ:マーカス・モンゴメリー

世界的に有名なジャーナリストで、特に犯罪組織の内幕に詳しい(『マフィアの内幕』『東南アジアの暗雲』などの著作がある)。大きいサングラスをかけた中年の白人で、アメリカ在住。ゴルゴ13に関する本を書こうと... 関連ページ:マンディ・ワシントン

ダイヤモンド加工職人。50-60代の職人気質の男。名前・年齢は不明。巨大なダイヤモンドを、銃弾で破壊する依頼を受けたゴルゴ13が、教えを請うた人物。ゴルゴが購入した、ワイズコフが加工・研磨した大粒のダ... 関連ページ:ワイズコフ

ベリンガー

スイス・チューリヒ在住の銃職人の老人男性。「精密加工の神様」と言われる腕の持ち主。名前・年齢は不明。ゴルゴ13から、M16アーマライトA2の作成・改造を依頼されており、8年かけて銃身(バレル)を選び、渾身の技術で加工して組み上げる。

ヒューム卿

イギリスの諜報機関、MI6(対外諜報部)の部長。口ヒゲを生やしたイギリス紳士で、名前・年齢は不明。作品内でのゴルゴ13への依頼が、最も多い人物とされる。国家・機関としての依頼のみならず、個人的な依頼も何度かある(MI6を退職後にも依頼を行っている)。

ドワイト・D・グリンヒル

スイスの「ナショナル銀行」の頭取。ゴルゴ13の預金(資産)を扱う者のひとり。一度はゴルゴを裏切りかけるが、報復に協力して制裁をまぬがれる。その後息子に頭取を譲り、会長になる。

藤堂 伍一

丸菱物産オレゴン支店長として登場。穀物メジャーの市場支配に、一撃を与えようとするが、穀物メジャーが共同して依頼したゴルゴ13の銃弾によって失敗し、職を追われる。しかしそれにめげず、再起して相場で金を稼ぎ、その金でゴルゴを雇って奇策を行い、穀物メジャーに一泡吹かせることに成功する。

世界的に著名な、イギリスの女性推理小説家。自らの才能の枯渇に焦り、ゴルゴ13を題材にした小説で再起をはかった。ゴルゴに恨みを抱く、アメリカ軍情報部所属のエリック大佐と手を組み、ゴルゴを罠にかけ、一度は... 関連ページ:マッジ・ペンローズ

ヒルデガート・アイヒマン

女殺し屋。「キャワサリー」は「火食い鳥」の意味。アメリカのマフィアに雇われ、ゴルゴ13殺害を引き受ける。彼女はゴルゴが持病の右手のしびれで能力が低下しているときを狙うが、ゴルゴにレズビアンであることを見抜かれ、弱点を攻撃される。

エバ・クルーグマン

女暗殺者で、針で相手の急所を一突きして即死させる技術を持つ。過去にゴルゴ13と心と体を通わせたことがある。ゴルゴと再開するが、今回は自分が彼の標的だと気付く。

スパルタカス

アフリカ・コンゴ出身の凄腕暗殺者の男性。本名・年齢は不明。ゴルゴ13も一目置くほどの力量を持っている。依頼を受け、ゴルゴに挑戦状を出してローマのコロセウムで戦う。しかし、その戦いは、実は殺人ゲームを楽しむ富豪たちに操られていたと知ったスパルタカスは、ゴルゴに彼らの殺害を依頼する。

カッツ・ドーベル

若い男性のスナイパー。オックスフォードを主席で卒業し、マサチューセッツ工科大学でコンピュータを専攻した秀才。アメリカ国務省に依頼されて、ゴルゴ13抹殺を請け負う。カッツはコンピュータを駆使してゴルゴの行動パターンを予想していくが、経験と技術に長けたゴルゴは、彼の思惑を見事に打ち破る。

ゴルゴ13顔負けの命中精度を誇る狙撃者。元はポーランドの男性軍人で、モスクワオリンピックの射撃競技で、金メダルを期待されていたが、KGBから狙撃の仕事を請けてしまったために出場権を取り上げられ、裏の世... 関連ページ:レデル・ニコラヴィッチ

エフゲーニャ・アンドレーエヴァ

KGBの超能力研究所に所属する超能力者の女性。暗殺者の思念波を感じ取り、狙撃を失敗させる(テレパス)。一度はゴルゴ13の狙撃を失敗に終わらせている。

バイオニック・ソルジャーと呼ばれるアメリカの超人戦士。傲慢そうな顔をしたクルーカットの青年。知力・体力ともに優秀な男女の精子と卵子を人工授精させ、生まれた男子に科学的トレーニングと数種の薬剤によるドー... 関連ページ:ライリー

サビーヌ兄弟

フランスNo.1の双子の傭兵兄弟。口ヒゲを生やしているのが兄で、顔に傷があるのが弟。新型のアサルトライフルを設計・製作者のカイザー博士より供与され、銃のマーケットに対し絶対的なアドバンスを得るために、アフリカの砂漠地帯で、ゴルゴ13と、彼の使用するアサルトライフルM16アーマライトに挑戦した。

ワルター・フォン・オーベルト

元ナチス親衛隊(SS)で科学者。ドイツ敗北後、南米に逃れて、毒ガスの研究を続けていた。毒ガスを満載したミサイルを、日・米・英・ソ・仏の五か国へ打ち込むと脅迫した。これに対しゴルゴ13が送られ、オーベルトの殺害指示が出される。しかし、南米のネオ・ナチ組織は非常に恐ろしいものであった。

デビット・ロックフォード

アメリカのほとんどを経済的にも政治的にも牛耳る巨大財閥ロックフォード家の当主。世界制覇の野望のため、ゴルゴ13をロックフォード財閥専属の暗殺者としようとしたが、拒絶されたため、財力と権力でゴルゴの動きを封じようとした。

自分をキリストだと思い込んだ、自我を持つソフトウェア。SSP社で開発されたシステム・マネージメント・プログラムであったが、開発者がハッカーでもあり、このプログラムをネットじゅうに巡らせて学習させた結果... 関連ページ:ジーザス

ジェニー

ロサンゼルスの娼婦。仕事でゴルゴ13と性交を行った際、彼女は避妊をせず、結果子供を産んでしまう。ジェフと名付けられたその子は、その後、このことを知ったギャングのグレビックは、ゴルゴと対決する際の切り札として使えると思い、ジェフを手に入れようとする。

キャサリン・マッコール

IRAの女性テロリストだったが、かつてゴルゴ13と行動を共にした際に性交を行ない、結果子供を産んでしまう。その子はジョーイと名付けられ、キャサリンに育てられていたが、彼女が作っていた爆弾で遊んで爆死してしまう。

ゴルゴ13の正体かもしれない人物の一人。京都の旧家東家で生まれる。子供の頃、米軍将校と不倫をしていた母と将校を射殺してしまう。しかし研作は子供だったため放免され、元帝国陸軍大佐で戦後も謀略活動をしてい... 関連ページ:東 研作

ゴルゴ13の正体かもしれない人物の一人。五郎は1938年に芹沢家の五男として生まれるが、1946年6月に父と兄4人が惨殺された事件のただ一人の生き残りとして保護される。その後、五郎は遠縁の佐久間という... 関連ページ:芹沢 五郎

グレゴリー・皇士・東郷・ロマノフ

ゴルゴ13の正体かもしれない人物の一人。皇士は、東條英機の秘書であった男と、ロシア皇帝ロマノフ家の五女(ただしその父はラスプーチン)の間に生まれた子どもとされる。シベリアで生まれ育った皇士は、父より日本の格闘技を教わり、シベリアのコサックより射撃術を教わる。

東堂 高志

ゴルゴ13の正体かもしれない人物の一人。高志は、関東軍の特殊暗殺機関「卍機関」の隊長、東堂征一郎大尉の子。日本の敗戦とともに満州で孤児となったが、やがて中国人の馬天明に保護されて武術を仕込まれて「禿鷲」と名付けられる。その後、匪賊の一員になって戦ったあと、ベトナムに渡ったという。

その他キーワード

F25

『ゴルゴ13』の登場兵器。米軍の次期主力戦闘機だが、人工知能攻撃システムが搭載されている。システムのプログラマーたちが、ゴルゴ13のフライトデーターを盗んでプログラミングしてしまったため、ゴルゴの戦闘スタイルを実行する戦闘機になってしまった。これを破壊するために、ゴルゴはF15イーグルで挑む。

SDR2

『ゴルゴ13』の登場兵器。米国ののダイナミック・ランドシステムズ社が、日本企業の技術を用いて作った戦闘強化服(パワードスーツ)。右手にガトリング砲、左手にライフルが装備されており、装甲はエイブラムス戦... 関連ページ:SDR2

M16アーマライトカスタム

『ゴルゴ13』の使用武器。元は、米軍の軍用アサルトライフルで、遠距離狙撃用に特化したものではないが、狙撃後に発生した多数の敵との交戦において、連射が可能で特殊な銃弾が必要ないM16は非常に有用である。... 関連ページ:M16アーマライトカスタム

アニメ

ゴルゴ13

依頼を受けた凄腕スナイパー、ゴルゴ13ことデューク東郷が、困難な標的を次々と仕留めていく。 関連ページ:ゴルゴ13

書誌情報

ゴルゴ13 全6巻 小学館〈小学館叢書〉 完結

第1巻

(1988年7月発行、 978-4091970312)

第2巻

(1988年8月発行、 978-4091970329)

第3巻

(1988年8月発行、 978-4091970336)

第4巻

(1988年9月発行、 978-4091970343)

第5巻

(1989年9月発行、 978-4091970350)

第6巻

(1989年11月発行、 978-4091970367)

ゴルゴ13 :independent activity 全1巻 〈マイ ファースト ビッグ〉 完結

第1巻

(2009年6月発行、 978-4091070777)

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