概要・あらすじ
架空の太正時代。帝都の平和を守るため、仙台から上京し帝国華撃団に入団した真宮寺さくら。舞台女優と戦闘部隊という二足の草鞋に翻弄され、失敗を重ね、他の団員たちと衝突したりもしつつ、黒之巣会との戦いと葛藤の中で、さくらは成長していく。
登場人物・キャラクター
真宮寺 さくら (しんぐうじ さくら)
1905年7月28日生まれの17歳。血液型はA型。宮城県出身。魔を退ける力があるとされる、父親の形見で家宝の太刀「霊剣・荒鷹」を肌身離さず持ち歩く。父親が、帝国華撃団の前身である帝国陸軍対降魔部隊の元メンバーだったことが縁で、志願し帝国華撃団へ入隊した。 「北辰一刀流」という剣術の流派の免許皆伝で、特技は居合い抜き。
藤枝 あやめ (ふじえだ あやめ)
東京都出身。帝国華撃団・副指令。帝国華撃団の前身である帝国陸軍対降魔部隊の元メンバー。総司令長官である米田一基の補佐やバックアップ、現場指揮などが仕事。多芸多才。
藤井 かすみ (ふじい かすみ)
茨城県出身。大帝国劇場の受付嬢。整理整頓や掃除が好き。わりと穏やかな性格。
帝国華撃団
『サクラ大戦』に登場する架空の部隊。前身は帝国陸軍対降魔部隊だが、陸軍にも海軍にも所属しない秘密部隊。任務は「霊力による帝都防衛」。本部は銀座の大帝国劇場(帝劇)にあり、平時は「帝国歌劇団」として活動し、有事は「帝国華撃団」として出動する。 浅草花やしきに支部があり、主力となる対降魔迎撃部隊「花組」、隠密行動部隊「月組」などが控えている。花組は大神一郎を隊長とし、真宮寺さくら、神崎すみれ、マリア・タチバナ、イリス・シャトーブリアン、李紅蘭、桐島カンナの7名のメンバーで構成される。
細川 ミロク (ほそかわ みろく)
黒之巣会死天王の一人で「紅のミロク」の異名を持つ。神出鬼没の美女。強い妖力の持ち主。
黒之巣会 (くろのすかい)
『サクラ大戦』に登場する架空の結社。太正12年(1923年)に帝都に現れた秘密結社。魔操機兵を操る。目的は謎とされる。
高村 椿 (たかむら つばき)
東京都出身。大帝国劇場売店の売り子。若いがしっかり者で、お客からも人気がある。
李 紅蘭 (り こうらん)
1906年3月3日生まれの17歳。血液型はB型。中華民国(北京)出身。貿易商の娘。一時期、神戸で暮らしていたが、そこで怪しげな関西弁を覚えた。発明好きで、特技は機械工作。元・帝国華撃団花やしき支部の技術者で、光武開発の功労者。
蒼き刹那 (あおきせつな)
黒之巣会死天王の一人。白銀の羅刹の双子の兄。奸智に長け勝つためには手段を選ばない。子供のような容姿を持つ。相手の心を読み弱点を突き操る術を使う。
アイリス・シャトーブリアン (あいりすしゃとーぶりあん)
1913年7月5日生まれの9歳。血液型はAB型。仏国(シャンパーニュ)出身。愛称は「アイリス」。仏国の大富豪の娘。超能力を持ち、念動力を得意とする。霊力は花組隊員の中でも突出しているが、安定せず暴走の危険がある。 クマのぬいぐるみ「ジャンポール」を常に持ち歩く。
白銀の羅刹 (はくぎんのらせつ)
黒之巣会死天王の一人。蒼き刹那の双子の弟。怪力で鋼の肉体を持つ、醜い大男。
桐島 カンナ (きりしま かんな)
1903年9月7日生まれの19歳。血液型はB型。身長197cm。沖縄県出身。「桐島流」という琉球空手の流派の第28代継承者。1級航海士免許を持っている。豪快な体育会系で力持ち。ヘビが苦手。
榊原 由里 (さかきばら ゆり)
静岡県出身。大帝国劇場の受付嬢。好奇心旺盛でうわさ話に目がない。
マリア・タチバナ (まりあたちばな)
1903年6月19日生まれの19歳。血液型はO型。露国(ウクライナ)出身。外交官であるロシア人の父親と日本人の母親の間に生まれた日露ハーフ。射撃を得意とし「クワッサリー(火喰い鳥)」と呼ばれる。 帝国華撃団・花組の初代隊長。
大神 一郎 (おおがみ いちろう)
栃木県出身。帝国華撃団・花組の隊長。海軍士官学校を主席で卒業し、その後、花組に転属された。男性ながらも霊子甲冑が動かせる稀有な存在。平時は劇場のモギリ係。
神崎 すみれ (かんざき すみれ)
1907年1月8日生まれの16歳。血液型はB型。神奈川県出身。神崎重工の社長令嬢で、帝王学も学んでいる。神崎重工で開発された試作の霊子甲冑のテストパイロットであった縁で帝国華撃団に入隊。 「神崎風塵流」という薙刀術の流派の免許皆伝。
加山 雄一 (かやま ゆういち)
帝国華撃団・月組(隠密行動部隊)の隊長。大神一郎と同期で、大神のことは永遠のライバルで親友だと思っている。海軍士官学校卒業後、帝国華撃団に配属された。
米田 一基 (よねだ いっき)
東京都出身。帝国華撃団総司令長官。数々の伝説を打ち立てた大戦略家。帝国華撃団の前身である帝国陸軍対降魔部隊の元メンバー。平時は大帝国劇場の支配人。
葵 叉丹 (あおい さたん)
黒之巣会死天王の一人。ニヒルな美形。黒之巣会の頭脳であり、ありとあらゆる魔術に精通し、かつ優秀な技術者でもある。魔操機兵の設計者。
場所
太正時代 (たいしょうじだい)
『サクラ大戦』に登場する架空の時代。年代や時代考証に関しては元となった大正に準じるが、現実よりもスチームパンク色が濃く、また霊能力(霊力または妖力)により動作するメカが存在する設定となっている。
その他キーワード
光武 (こうぶ)
『サクラ大戦』に登場する架空のメカ。帝国華撃団が使用する霊子甲冑。機体色は、真宮寺さくら機がさくら色、神崎すみれ機がすみれ色、マリア・タチバナ機が黒色、イリス・シャトーブリアン機が黄色、李紅蘭機が緑色、桐島カンナ機が赤色、隊長(大神 一郎)機が白色。
魔操機兵 (まそうへいき)
『サクラ大戦』に登場する架空のメカ。蒸気と霊能力(妖力)によって動く人型兵器で、人が乗り込んで使用する。
妖力 (れいりょく)
『サクラ大戦』において、悪の属性を持つ霊能力をこう呼ぶ。善の属性を持つ場合は「霊力」と呼ばれる。魔操機兵を動作させるエネルギーとなる。
翔鯨丸 (しょうげいまる)
『サクラ大戦』に登場する架空の兵器。米田一基が7年をかけて用意した決戦兵器。
霊子甲冑 (れいしかっちゅう)
『サクラ大戦』に登場する架空のメカ。蒸気と霊能力(霊力)によって動く人型兵器で、人が乗り込んで使用する。帝国華撃団が使用する機体は「光武」。男性との相性が悪く、動かせるのはほぼ女性に限られる。
霊力 (れいりょく)
『サクラ大戦』において、善の属性を持つ霊能力をこう呼ぶ。悪の属性を持つ場合は「妖力」と呼ばれる。霊子甲冑を動作させるエネルギーとなる。