概要・あらすじ
私立リディアン音楽院高等科に入学した立花響は2年前、天羽奏と風鳴翼のユニット「ツヴァイウィング」のコンサートを鑑賞中に、謎の脅威・ノイズの襲撃に巻き込まれた過去を持つ少女。
生きながらえはしたものの、当時の記憶は朧げで、その時に負った傷は未だ胸元に刻まれていた。ある日、学園の先輩でもある翼のCDを買いに街へ出た響は、そこで再びノイズと遭遇してしまう。あの日絶命したという奏に掛けられた言葉を思い出し、歌を口にすると、傷口から光が現れ、響は身体に装具を纏う姿となっていた。
同様の装具を身に纏い、助けにやってきた翼に連れられ特異災害対策機動部二課を訪れた響は、奏が適合していた「ガングニール」のシンフォギアをその身に宿していることを知り、奏の代わりとして翼とともに戦うことを決意する。
登場人物・キャラクター
立花 響 (たちばな ひびき)
私立リディアン音楽院高等科1年に在籍する少女。飛び抜けて明るいが壊滅的に空気を読めず、また人助けのためなら躊躇なく危険を冒せるほどの正義感の持ち主。2年前に訪れたツヴァイウィングのコンサートでノイズの襲撃に巻き込まれるも、天羽奏に助けられ一命を取り留める。 その際に奏のシンフォギアの破片を胸に受け重傷を負うが、それにより自らの体内に「ガングニール」の力を宿すことになり、能力が覚醒した後、適合者としてノイズとの戦いへと身を投じることになる。 本来シンフォギ操者の主武装であるアームドギアの生成は出来ず、そのため近接格闘を得意とする。ルームメイトの小日向未来は幼馴染であり、大の親友。
小日向 未来 (こひなた みく)
私立リディアン音楽院高等科1年に在籍する少女。ルームメイトの立花響は幼馴染であり、お互いに隠し事をしないと約束するほどに大切な親友。しかし自らと離れた行動をすることが増えたことから、響に対し不信感を抱くようになる。
天羽 奏 (あもう かなで)
ツインボーカルユニット「ツヴァイウィング」のメンバーであり、シンフォギア「ガングニール」の適合者でもある少女。適合能力はLiNKERの過剰投与により後天的に得ている。自由奔放で姉御肌な性格をしており、少々精神的に不安定な面のある相棒・風鳴翼を支える存在。 一方でノイズの襲撃により両親を失っていることから、戦闘時は苛烈な面も見せる。2年前のコンサートの際、会場に大量発生したノイズをLiNKER不足の状態で「絶唱」により殲滅し、その代償として命を落とした。 主武装であるアームドギアは「斧」。
フィーネ
雪音クリスやノイズを裏から操り、暗躍する女性。神秘的かつ浮世離れした雰囲気を纏っており、その目的や正体は謎に包まれている。
櫻井 了子 (さくらい りょうこ)
特異災害対策機動部二課に所属する研究者の女性。性格は至ってマイペースであるが天才的頭脳の持ち主であり、異端技術に関する「櫻井理論」の提唱者であると同時に、シンフォギア・システムの開発者でもある。
風鳴 翼 (かざなり つばさ)
ツインボーカルユニット「ツヴァイウィング」のメンバーであり、シンフォギア「天羽々斬」の適合者でもある少女。私立リディアン音楽院高等科3年に在籍。やや時代がかった口調で喋り、自らを始めとしたシンフォギア適合者を「防人」と称す。 生来よりシンフォギア・システムへの高い適合素質を有しており、また祖父が特異災害対策機動部二課の初代指令、現指令の風鳴弦十郎は叔父という環境に育った。 生真面目な性格の持ち主で、相棒であった天羽奏を亡くしてからはソロ歌手に転向しつつ、自責の念から感情を捨てひたすらに戦いへと身を投じている。しかしその実、精神的に未熟な面も多く、奏への依存が未だに消えていない。 主武装であるアームドギアは「刀」。
緒川 慎次 (おがわ しんじ)
特異災害対策機動部二課に所属するエージェントの青年。主に情報捜査を始めとした裏仕事を担当し、また風鳴翼のアーティストマネージャーという顔も持つ。
風鳴 弦十郎 (かざなり げんじゅうろう)
特異災害対策機動部二課の司令官を務める、屈強な体格の男。トップアーティスト兼シンフォギア装者である風鳴翼の叔父にあたる。指揮においては直感を重要視し、また規格外の身体能力も備える。
雪音 クリス (ゆきね くりす)
2年前に奪われた完全聖遺物「ネフシュタンの鎧」を身に纏う謎の少女。フィーネに協力し立花響の拉致を企てるが、失敗を繰り返したことにより見限られる。その正体はシンフォギア装者候補と目されつつ長らく行方不明となっていた人物であり、装者としては「イチイバル」に適合。 自らの歌に対しては「何かを壊す事しか出来ない」と評し、嫌悪感を示している。
ノイズ
『戦姫絶唱シンフォギア』の登場生物。人類共通の脅威とされる、認定特異災害の総称。様々な形状を持って突如発生し、触れた人間を炭素転換し崩壊させるという特徴を持つ。一般的な物理エネルギーは有効性を持たないため、シンフォギア・システムのみが有効な対抗策である。
その他キーワード
シンフォギア・システム (しんふぉぎあしすてむ)
『戦姫絶唱シンフォギア』の登場概念。櫻井了子が提唱した「櫻井理論」に基づき、聖遺物の欠片から生み出された武装束。現行憲法に抵触しかねないため、対外的には操者を含めた存在が秘匿されている。 普段はペンダントの形状をとっているが、「聖詠」によりギア状へと再構成され、操者の身へと纏われる。ノイズに対抗可能な唯一の装備であり、「アームドギア」をその主武装とする。装者の戦意に共鳴し旋律を奏でる機構を有し、それに合わせて歌唱することで戦闘力が向上していく。
LiNKER (りんかー)
櫻井了子が開発した、聖遺物の力と人体を繋ぐための制御薬。投与することにより、素質次第ではシンフォギア・システムへの後天的な適合を可能とするが、その弊害として肉体へと多大なる負荷をもたらす。
絶唱 (ぜっしょう)
『戦姫絶唱シンフォギア』の登場概念。シンフォギア装者が用いる最終奥義。歌唱により増幅されたエネルギーを一気に解き放つことで絶大な威力を発揮する反面、使用者の体へもバックファイアにより強大な負荷がもたらされる。
クレジット
- 原作
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上松範康 , 金子彰史
- 監督
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伊藤達文
- シリーズ構成
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金子彰史
- 総作画監督
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小池智史 , 藤本さとる
- 音楽
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Elements Garden
- アニメーション制作
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サテライト