概要・あらすじ
最新鋭テクノロジーを誇る海上自衛隊のイージス艦みらいが、突然第二次大戦下のミッドウェー海戦域にタイムスリップしてしまう。眼前の海上に大日本帝国海軍の水上機が墜落したのを見た二等海佐の角松洋介は海に飛び込み、海軍士官の草加拓海を救助する。
登場人物・キャラクター
角松 洋介 (かどまつ ようすけ)
海上自衛隊の二等海佐で、イージス艦みらいの副長兼船務長。熱血漢で、何より人命を尊ぶ性格。大日本帝国海軍の墜落機に乗っていた草加拓海を救出して未来を教えるが、その後歴史を改変しようとする草加拓海を阻止することになる。
森 (もり)
海上自衛隊の二等海尉で、イージス艦みらいに搭載されている哨戒ヘリうみどりの射撃士。うみどりに搭乗して小笠原を偵察していたときに日本海軍機に襲われ、殉職する。
林原 克敏 (はやしばら かつとし)
海上自衛隊の二等海尉で、殉職した森の代わりに哨戒ヘリうみどりの射撃士となる。
山本 五十六 (やまもと いそろく)
大日本帝国海軍の大将で、連合艦隊司令長官。ミッドウェー作戦中にみらいと出会い、信念に理解を示すが、大日本帝国海軍への吸収も試みる。
菊池 雅行 (きくち まさゆき)
海上自衛隊の三等海佐で、イージス艦みらいの砲雷長。冷静沈着な理論派。角松洋介と尾栗康平とは防衛大学校の同期。歴史に手を加えてしまう事を恐れている。
河本 (かわもと)
大日本帝国海軍の兵曹長で、特務機関員。シンガポールで草加拓海を追っていた。後に尾栗康平と親しくなる。
杉本 直人 (すぎもと なおと)
海上自衛隊の一等海曹で、イージス艦みらいの航海科員。ニューギニアでの事故について講義し、それが後の艦内クーデターに繋がってしまう。
梅津 三郎 (うめづ さぶろう)
海上自衛隊の一等海佐で、イージス艦みらいの艦長。昼行灯と揶揄されているが、キモは座っている。
クリス・エバンス (くりすえばんす)
アメリカ海軍の中佐で、潜水艦ガードフィッシュの艦長。アメリカ海軍の中で最初にみらいを発見し、魚雷を発射する。
津田 一馬 (つだ かずま)
大日本帝国海軍の大尉で、通信参謀。草加拓海の元部下。特務機関員を指揮して、シンガポールで草加拓海を追う。
滝 栄一郎 (たき えいいちろう)
大日本帝国海軍の少佐で、軍令部の参謀。みらいを危険視して撃沈を図る。
米倉 薫 (よねくら かおる)
海上自衛隊の一等海尉で、イージス艦みらいの砲雷科員。潜水艦ガードフィッシュから発射された魚雷に恐怖して、独断でアスロック対潜魚雷を発射してしまう。
桃井 佐知子 (ももい さちこ)
海上自衛隊の一等海尉で、イージス艦みらいの衛生科衛生士。救助された草加拓海の手当てを行う。
榎本 一志 (えのもと ひとし)
海上自衛隊の二等海曹で、イージス艦みらいの砲雷科員。ガダルカナル島の上陸部隊に選抜され、ハープーンミサイルを誘導するためのレーザー照射を担当する。
尾栗 康平 (おぐり こうへい)
海上自衛隊の三等海佐で、イージス艦みらいの航海長。角松洋介と菊池雅行とは防衛大学校の同期。自衛の為の武力行使を主張する。
青梅 鷹志 (おうめ たかし)
海上自衛隊の一等海曹で、イージス艦みらいの砲雷科員。戦闘指揮所であるCICでオペレーターをしている。
草加 拓海 (くさか たくみ)
大日本帝国海軍]の少佐で、通信科情報参謀。ミッドウェーで戦死するはずだったが、角松洋介に命を救われる。みらいの艦内で21世紀へと続く日本の歴史を教えられ、歴史を改変しようと行動を始める。
柳 一信 (やなぎ かずのぶ)
海上自衛隊の一等海曹で、イージス艦みらいの航海科員。尾栗康平には「超がつくほどの戦史オタク」と言われており、戦史や兵器にとても詳しい。
片桐 (かたぎり)
フリーのジャーナリストで、イージス艦みらいに取材のため乗艦していた。