がんばれ!おでんくん

がんばれ!おでんくん

リリー・フランキーの絵本『おでんくん』のアニメの続編。屋台のおでん鍋の中で生活している「おでんの具」たちの世界を描いた心温まるストーリー。

正式名称
がんばれ!おでんくん
ふりがな
がんばれ おでんくん
原作者
制作
勝鬨スタジオ
監督
たかたまさひろ
放送期間
2013年1月12日 〜 2014年12月27日
放送局
TOKYO MX
話数
102話
ジャンル
ギャグ・コメディ
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概要・あらすじ

東京タワー近くで営業しているおでんの屋台。そのおでん鍋の中に、おでんの妖精が住んでいるおでん村があった。このおでん村で生活している「おでんの具」たちのハートフルストーリー。今日も、悩める人々の心を癒している。

登場人物・キャラクター

おでんくん

おでん村に住む餅巾着の男子。青いハチマキをしている。タラコ唇で愛嬌のある笑顔がチャームポイント。おっとりした感じだが正義感は強く、平和的な性格。しかし、村の危機には「メカおでんくん1号」という巨大ロボットを発信させる。 巾着から餅でできた道具や「おにぎし」という食べものを出し、村のみんなのために使う。いつか、お母さんと暮らすことを夢見ている。とぼけた感じで、村のみんなに何かを気づかせる発言をする。 また、おでんを食べた人たちの心の中でも何かを気づかせている。

たまごちゃん

おでん村に住む玉子の女子。真っ白でつるつるの肌が自慢で、赤いリボンをつけている。誰にでも優しい性格で、村の男子からはモテモテ。客からの注文もトップである。しかし、負けず嫌いのため時々作為的にカマトトっぽくなる面もある。 おでんくんのことは眼中にないが、友達として仲は良い。舌が回らず「でんがらがった」が「でんだらだった」になってしまい悩むこともあり。

だいこん先生 (だいこんせいせい)

おでん村の生き字引といわれる、大根の老人。村の重鎮で、説教くさいが、大抵の事は知っているという哲学者。おでんくんたちに大切な教えを説いてくれる先生のような存在であるが、時々軽い。良く煮えた大根の色をしており、白い口髭をはやしている。 学校の参観日におでんくんのおかあさん代わりに彼の母親のフリをして授業参観にいくなど、おちゃめでやさしい面がある。

ガングロたまごちゃん

おでん村のおしゃれなギャル。煮えて黒くなっている玉子。そのためガングロである。白いロングヘアにサングラスといったイケイケファッション。おでんくんのことが密かに好きだが、素直になれない性格のため秘めた恋となっている。 ツンデレ乙女。寂しいときには怪盗カニコウモリと歌を歌う。みんなが仕組んだサプライズのお誕生パーティに感激の涙を流す乙女な場面も。

ジャガー

おでん村のガキ大将。ジャガイモのため顔はゴツゴツした感じである。村のみんなにイタズラをしかけ、困らせることが大好き。オナラが強烈で、その臭さによりおでん村の生き物を窮地に追い込んだことがある。 ガングロたまごちゃんが好き。修行の旅をしていて、かなり強いさつま揚げのさつまどんをライバル視している。口癖は「ジャガー!」。腹ペコの木にオナラやゴミを食べさせたため、そのお返しに大量のゴミをもらうというヒドイ目にもタマにあう。 病院に入院しているさつまいものさっちゃんに恋心を抱き、彼女のために薬草を取りに行く、心優しい面もある。

ウインナーくん

赤ウインナーがモチーフのおでん村の王子様。育ちが良くセンスもいい。オシャレな会話が得意で、自分が一番カッコイイと思っているナルシスト。たまごちゃんと仲が良く、おでんくんの恋のライバルとなっている。 「ウインナー」と「ウイナー」をかけた自画自賛言葉「ボクはいつだってウイナーさ」が決め台詞。いとこのフランクのために、おっかないボスに頭を下げる男気をみせる場面もある。

おでん沼のヌシ (おでんぬまのぬし)

おでんくんたちの約100倍の巨体を誇るコイのような魚である。おでん村と人間界を結ぶ出入口となっている「おでん沼」のヌシで、人々に食べられたおでん村の仲間が、再び村に戻ってくるときにこの沼を通る。 おでん村の仲間の半数は、このヌシのすり身で作られている。

ニセおでんくん

赤いハチマキをしている。「餅巾着おでん」であるため外見はおでんくんに酷似しているが、性格は冷酷無常のアンチヒーロー。腹黒で、かなりの切れ者である。「僕は本物のニセおでんくん」など微妙な言葉を言ってはおでんくんを混乱させている。 しかし、スマートでクールな振る舞いが女子の人気を集めている。

ゴールデンうずらくん

照りの入ったうずらの玉子。何台ものデンピューターを使いおでんトレードをしているインテリである。電源はおでん屋台の電気のため、屋台の電気が切れるとデンピューターの電気も切れる。

フランクフルト

ウインナーくんのいとこ。通称フランク。オレンジのスポーツカーに乗りサングラスをかけている、スカした男。自由を求め家を出たが、おっかないボスのところで下働きをしていた。しかし、それがイヤになりボスのところを逃げ出し村に戻ってきた。

あつあげ先生 (あつあげせんせい)

おでん村の学校に教育実習としてやってきた男性教師で、厚揚げの小麦色の肌をしている。おでんくんのクラスを担当する。かなりの熱血漢で、手加減という事を忘れるタイプ。ドッジボールで熱くなり、おでんくんのクラスの子供をすべてノックアウトしとうふ先生に怒られる。

エノソン

エノキダケがモチーフのおでん村の発明王。スーパーカセイフロボという家事用ロボット作るが、村のみんなを汚れ物と判断し多量の水をかけるなど失敗が多い。村のみんなは100回の失敗と言うが、本人は100回のうまくいかない方法を発見したという前向きな性格。

さっちゃん

ピンクの顔をしたさつまいもの女の子。小さな頃から体が弱いために、病院を転々としている。元気なジャガーをうらやましいと言い、淡い恋心を抱く。しかし、次の日ジャガーが薬草を持ってくると、すでに次の病院に転院してしまう。

おじさん

おでん屋台のご主人。水色の帽子とマフラーをして、東京タワーの近くでおでんを売っている。優しい人情家で、おいしいおでんを作って20年というベテラン。しかし、おでん村の存在には気づいていない。おでんが煮詰まってアクがたまるとおでん村が大変になることに気づかない。 基本的に優しい性格だが、無銭飲食には子どもでも厳しい態度で臨む。

ペロ

おじさんの飼い犬であるが、実はおでん村の「子犬の木」から生まれている。神様の手によって村の外に出た。外の世界でおでん村の存在を知る唯一のキャラである。

神様 (かみさま)

おでん村はもちろん、おでん屋にもたまに現れている。雲に乗っている神様。おでん村および人々の善行をマイレージで記録し、そのポイントにより奇跡を起こすという現実派。コンタクトレンズ使用者。時々、空から落ちてくるというおマヌケな面も。 口癖は「デスティニー (destiny 運命) 」。善い行いのおでん仲間には「きれいな色の玉」、悪い行いのおでん仲間には「きたない色の玉」が当たるという神サマージャンボ玉くじを実施したりする。

クレジット

原作

リリー・フランキー

監督

たかたまさひろ

シリーズ構成

安達元一

作画

いぬしげ

音楽

阿部隆大 , 持山翔子

アニメーション制作

勝鬨スタジオ

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