概要・あらすじ
東京タワー近くで営業しているおでんの屋台。そのおでん鍋の中に、おでんの妖精が住んでいるおでん村があった。このおでん村で生活している「おでんの具」たちのハートフルストーリー。
登場人物・キャラクター
おでんくん
おでん村に住む餅巾着の男子。青いハチマキをしている。タラコ唇で愛嬌のある笑顔がチャームポイント。おっとりした感じだが正義感は強く、平和的な性格。しかし、村の危機には「メカおでんくん1号」という巨大ロボットを発信させる。 巾着から餅でできた道具や「おにぎし」という食べものを出し、村のみんなのために使う。いつか、お母さんと暮らすことを夢見ている。
たまごちゃん
おでん村に住む玉子の女子。真っ白でつるつるの肌が自慢で、赤いリボンをつけている。誰にでも優しい性格で、村の男子からはモテモテ。客からの注文もトップである。しかし、負けず嫌いのため時々作為的にカマトトっぽくなる面もある。 おでんくんのことは眼中にないが、友達として仲は良い。
だいこん先生 (だいこんせいせい)
おでん村の生き字引といわれる、大根の老人。村の重鎮で、説教くさいが、大抵の事は知っているという哲学者。おでんくんたちに大切な教えを説いてくれる先生のような存在であるが、時々軽い。良く煮えた大根の色をしており、白い口髭をはやしている。
ガングロたまごちゃん
おでん村のおしゃれなギャル。煮えて黒くなっている玉子。そのためガングロである。白いロングヘアにサングラスといったイケイケファッション。おでんくんのことが密かに好きだが、素直になれない性格のため秘めた恋となっている。 ツンデレ乙女。寂しいときには怪盗カニコウモリと歌を歌う。
ジャガー
おでん村のガキ大将。ジャガイモのため顔はゴツゴツした感じである。村のみんなにイタズラをしかけ、困らせることが大好き。オナラが強烈で、その臭さによりおでん村の生き物を窮地に追い込んだことがある。 ガングロたまごちゃんが好き。修行の旅をしていて、かなり強い。さつま揚げのさつまどんをライバル視している。口癖は「ジャガー!」。
おじさん
おでん屋台のご主人。水色の帽子とマフラーをして、東京タワーの近くでおでんを売っている。優しい人情家で、おいしいおでんを作って20年というベテラン。しかし、おでん村の存在には気づいていない。
ペロ
おじさんの飼い犬であるが、実はおでん村の「子犬の木」から生まれている。神様の手によって村の外に出た。外の世界でおでん村の存在を知る唯一のキャラである。
神様 (かみさま)
おでん村はもちろん、おでん屋にもたまに現れている。雲に乗っている神様。おでん村および人々の善行をマイレージで記録し、そのポイントにより奇跡を起こすという現実派。コンタクトレンズ使用者。時々、空から落ちてくるというおマヌケな面も。 口癖は「デスティニー (destiny 運命) 」。