概要・あらすじ
ある雪の日に漫画家を目指す少年ジュンは、街でフード付きのコートを着た少女と出会う。少女はジュンを幻想世界に導き、ジュンは詩的な世界の中を旅していく。ときに少女はジュンより大人にも見え、含蓄の多い言葉を残して消えた。その後も時折ジュンの前に少女が現れては幻想世界へと誘っていく。
登場人物・キャラクター
ジュン
明るい色の髪が前に向かって流れていて、顔の半分が前髪で隠れている少年。漫画家を目指している。思う通りに描けない苦悩や、父に理解してもらえない悩みを抱えている。出版社への持ち込みをしており、原稿料を手にすることもある。少女との出会いで、精神世界が広がっていく。
少女 (しょうじょ)
フード付きのコートを着ている幼稚園児くらいの少女。ほんの一瞬、大人のように見えることもある。ジュンを不思議な幻想世界へと誘う。その存在は謎。
恋人 (こいびと)
しばしば登場するが、異なる女性であることが多く、現実に存在するかは不明。お嬢さんタイプが多い。
父 (ちち)
作者である石ノ森章太郎の似顔絵と同じ顔をしている。ジュンが部屋に籠もって漫画を描くことを厳しく叱責し、作品を破ることもある。若いうちは家の外に出て、多くの体験をすることを求めている。
書誌情報
ジュン 4巻 ポット出版
(2011-09-14発行、 978-4780801644)
第2巻
(2011-10-13発行、 978-4780801668)
第4巻
(2011-11-25発行、 978-4780801682)