概要・あらすじ
自称・天才美少女魔道士の主人公・リナは、ひょんなことから、剣士ガウリイと旅することになった。次の目的地となるアトラス・シティに向かう二人だったが、道中いろいろな騒動が発生する。そんな中、赤眼の魔王シャブラニグドゥの復活を目論むゼルガディスが、二人をつけ狙う。
登場人物・キャラクター
リナ=インバース (りないんばーす)
自称・天才美少女魔道士にして剣士。人間としては尋常ならざる魔力容量を持ち、黒魔術に関しては超一流、精霊魔術にも精通する、まさに魔術の天才。剣術も平均以上の腕前。「悪人に人権はない」をモットーとし、やたらと盗賊団を壊滅させることから「盗賊殺し(ロバーズ・キラー)」の通り名で恐れられる。 ドラゴンにすら恐れられているという噂から「ドラゴンもまたいで通る」を略して「ドラまたリナ」などとも呼ばれている。 小柄で胸が小さい事を気にしており、食にがめつく大食らい。
ゼルガディス=グレイワーズ (ぜるがでぃすぐれいわーず)
邪妖精(ブロウ・デーモン)と岩人形(ロック・ゴーレム)の合成人間で、岩のように硬い肌と金属の糸のような髪を持ち、それにより高い防御力を誇る。攻撃に特化した精霊魔術に長けている。「魔剣士」や「狂戦士」と呼ばれている有名人で、赤法師レゾの命令でリナたちと敵対していたが、のちにレゾから離反し共闘した。
フィリオネル=エル=ディ=セイルーン (ふぃりおねるえるでぃせいるーん)
アメリアの父親で、セイルーン王家の第一王位継承者。周囲からは「フィル王子」と呼ばれているが、外見はドワーフを大きくしたようなむさいオッサン。平和主義者を標榜し、武器は使わず素手で攻撃する。
エリシエル=ヴルムグン (えりしえるゔるむぐん)
赤法師レゾの一番弟子。ゼルガディスとは姉弟弟子で面識がある。終始「エリス」と名乗っている。
ガウリイ=ガブリエフ (がうりいがぶりえふ)
自称・リナの保護者。美形で長身の凄腕剣士だが、頭の中味はスライム並で、戦闘以外は全てにおいて疎い。また、野生のケダモノなみに鋭い勘を持つ。魔獣ザナッファーを倒した勇者の末裔で、先祖代々伝わる伝説の「光の剣」を所有している。 リナに負けず劣らずの大食い。
ラハニム
赤法師レゾの配下の半魚人。キメラ軍団を率いてリナたちの前に立ちはだかった。
アメリア=ウィル=テスラ=セイルーン (あめりあうぃるてすらせいるーん)
フィリオネル=エル=ディ=セイルーンの次女で、リナたちと行動を共にする巫女頭。思い込みが激しく、正義のためとあれば捨て身で突っ走る。精霊魔術や白魔術が得意。また体術にも優れ、戦闘は主に肉弾戦。
赤法師レゾ (あかぼうしれぞ)
常に赤い法衣を身に付けた大魔道士。あらゆる魔法に精通した、五大賢者の一人で、善人に見えるが、自身の盲目を治療するためには手段を選ばない利己主義者。その身に魔王シャブラニグドゥが封印されているが、本人はそのことを知らない。 リナたちに敵対している。
赤眼の魔王シャブラニグドゥ (せきがんのまおうしゃぶらにぐどぅ)
リナたちが暮らす世界の魔王。赤法師レゾの中に封印されている。武器は「餓骨杖」という自身の一部でもある杖。リナの使う「竜破斬(ドラグ・スレイブ)」はこの魔王から力を借りている。
シルフィール=ネルス=ラーダ (しるふぃーるねるすらーだ)
サイラーグの神官長の娘で、リナたちと行動を共にする巫女頭。やや天然ボケで、白魔術が得意。
魔獣ザナッファー (まじゅうざなっふぁー)
『スレイヤーズ』に登場する魔獣。120年程前にサイラーグ・シティを壊滅させた魔獣の残留思念として登場する。神聖樹フラグーンを恐れる。
コピーレゾ
赤法師レゾが目の治療の実験台として作ったコピー・ホムンクルス。魔獣ザナッファーの残留思念に取り憑かれた。
その他キーワード
神聖樹フラグーン (しんせいじゅふらぐーん)
『スレイヤーズ』に登場する樹。サイラーグ・シティの中心部にある巨木。120年前に、魔獣ザナッファーから出る瘴気を浄化するために死骸の上に植えられた。