概要・あらすじ
登場人物・キャラクター
中野 大進 (なかの たいしん)
都内の央大学に通う1年生の男子。高校までは福岡で暮らしていた。年齢は18歳。飼っていたインコ「おかめくん」を亡くしたことで悲しみに暮れる中、偶然旅行に来ていた志賀宝に慰められたことで立ち直る。それを機に宝を特別な人として意識するようになり、彼を慕って央大学に入学した。もともと控えめで純粋な性格のため、慣れない都会生活では浮世離れした行動が目立つ。しかし、博多弁で都会慣れしていない様子や、キラキラしたびいどろのような瞳と人当たりのよさから、入学直後に四ノ宮えみりたちのグループに声をかけられ、すぐになかよくなった。そんな中、大学で再会した宝には冷たくあしらわれ、しばらくぎこちない関係が続いていた。おかめくんのことを今でも大切に思っており、東京のアパートにも遺影を飾っている。大学の友達からは「たいちゃん」のあだ名で呼ばれている。
志賀 宝 (しが たから)
都内の央大学に通う3年生の男子。年齢は20歳。登山部に所属しており、度々フィールドワークに出掛けているために体力には自信がある。また眉目秀麗で、登山部の部員をはじめとする誰もが認めるイケメン。クールな雰囲気を漂わせており、初対面の相手からはぶっきらぼうに見られがちだが、実は情に厚く面倒見もいい。このため、部員をはじめ、男女問わずに慕われて頼りにされている。2年生の時に福岡に旅行に出かけたことがあり、そこで偶然出会った中野大進の悩みを聞き、彼を慰めた。この出来事で大進から慕われるようになるが、志賀宝自身は感謝されるようなことをしたとは思っていないため、大学で大進と再会した際は塩対応に徹していた。