概要・あらすじ
登場人物・キャラクター
十条 雀 (とうじょう すずめ)
とある会社のマーケティング事業部に勤務する男性。年齢は39歳。生真面目な仕事人間で、人当たりもよく頼りがいがあるため会社の部下から慕われている。一方、仕事に没頭するあまり遊ぶことに無頓着で、10年間恋人がいない。もう何年もキスもセックスもしておらず、休日は家で一日ゴロゴロしている、彩りのない日々を過ごしている。かわいいものが大好きで、部屋にはファンシーグッズが並び、動物の着ぐるみをパジャマにしている。雀のぬいぐるみを「すず子」と名づけてかわいがっている。40歳の誕生日前に「40までにやりたいことリスト」を作成するが、部下の慶司に見られてしまう。思春期の頃から同性愛者であることを自覚していたが、社内で気づいているのは慶司しかいない。仕事は効率第一を信条としている。
田中 慶司 (たなか けいし)
雀の後輩にあたる青年。黒縁眼鏡をかけている。年齢は29歳。眉目秀麗な上に187センチの長身で、非常に女性にモテるが同性愛者のため女性にはまったく興味がない。また観察眼が鋭く、雀が同性愛者であることを見抜いている。イタズラ好きでストレートな物言いながら、根はまじめで周囲の空気をしっかりと読むタイプ。雀に対しては信頼感を抱くと共に敬意を払っており、恋愛対象として見ている。雀が自分の人生に彩りを取り戻すため、40歳までにしたい10のことを実行することを知り、全面的に彼に協力することを決める。
書誌情報
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