概要・あらすじ
私立青林高校の生徒で、純白なパンティが大好きな坂本勝平は、女子の着替えを覗いては生徒指導の教師に捕まっていた。そんな折、バスケ部のコーチである夏かおりの純白のパンティを見てバスケット部に入部を決意。ルールも知らないシロウトだったが、天才的な運動神経と根性でで続々と秘技を編みだし、青林高校バスケ部を勝利に導いていく。
その最中、ライバル校である天王寺高校のキャプテン大場のガールフレンド、秋あかねと知り合い、恋に落ちる。後に大場と別れたあかねは、勝平たちの私立青林高校に転校し、マネージャーに。あかねの応援を受けつつ、勝平たちは、キャラの濃いライバルたちを次々と倒していく。
登場人物・キャラクター
坂本 勝平 (さかもと かっぺい)
チビで短足だがずば抜けた運動神経を持ち、また破天荒なプレーで青林高校バスケットボール部を全国優勝へと導く。ライバル校から転校してきた秋あかねに夢中。
秋 あかね (あき あかね)
主人公坂本勝平の憧れの人。元天王山高校のバスケットボール部のマネージャーで、キャプテンの大場 博のガールフレンドだったが、青林高校に転校し、勝平たちのマネージャーになる。中学時代は卓球部に所属。純白のパンティを着用している。
夏 かおり (なつ かおり)
主人公坂本勝平が所属する青林高校バスケットボール部の顧問。彼女の純白のパンティを見て、勝平はバスケットボール部に入部を決めた。生徒思いの熱い教師である。眠 狂四郎がお気に入り。
立花 かおる (たちばな かおる)
主人公坂本勝平が所属する青林高校バスケットボール部のキャプテン。いち早く勝平の才能に気づき、バスケットボール部に勧誘する。お調子者で言う事を聞かない勝平に振り回されつつも、賢明にリーダーシップを発揮し、チームをまとめる。
眠 狂四郎 (ねむり きょうしろう)
主人公坂本勝平が所属する青林高校バスケットボール部の部員。性格は冷静沈着。長髪がトレードマークで、チーム一の美形。夏かおりコーチに愛されている。左45度のシュートを打たせたら右に出るものはいないと言われている。サウスポー。
石山 本願寺 (いしやま ほんがんじ)
主人公坂本勝平が所属する青林高校バスケットボール部の部員で、カットディフェンスの能力に長けている。
牛山 (うしやま)
主人公坂本勝平が所属する青林高校バスケットボール部の部員。1メートル90センチの長身を生かしたポストプレイヤーとして、チームの勝利に貢献する。
島田 正午 (しまだ しょうご)
主人公坂本勝平が所属する青林高校バスケットボール部の部員。長髪にバンダナがトレードマーク。リバウンドがうまく、軽快なパスワ-クができる、オールラウンドプレイヤーとして、チームを勝利に導いたひとり。
大場 博 (おおば ひろし)
主人公坂本勝平のライバルのひとりで、天王山高校バスケットボール部のキャプテン。元秋あかねのボーイフレンドだった。身長2メートルを超える長身で、度々勝平たちの前に立ちはだかった。
ひろみ
主人公坂本勝平が所属する青林高校バスケットボール部のライバル校ネイスミス学園バスケットボール部のキャプテン。最先端のトレーニングマシンを備えた学園の体育館で練習を積んでいる。中学の頃からバスケの本場、アメリカで特訓を重ねてきた実力派。
シェリー
主人公坂本勝平が所属する青林高校バスケットボール部のライバル校ネイスミス学園バスケットボール部のキャプテンひろみの恋人。いつもは女子学生の格好をしてバスケットボール部を応援しているが、実は男子で、ネイスミス学園の隠し玉的存在。粘った汗を利用したカメレオンカットや、ヨーヨーダンクシュートなどを得意技とする。
飛鳥 (あすか)
主人公坂本勝平が所属する青林高校バスケットボール部のライバル校五光高校バスケットボール部のキャプテン。千手観音シュートの使い手。大会中、勝平にトイレに閉じ込められたと勘違いし、怒りをぶつけてくるが、試合後は誤解だったと理解し、怨恨を捨てる。
菊池 (きくち)
主人公坂本勝平が所属する青林高校バスケットボール部のライバル校桜の丘高校バスケットボール部のキャプテン。平均身長がかなり低めの部員たちを率い、大会のダークホースとして決勝まで残り、青林高校と戦う。相手の心を読むことができる超能力で、相手のプレイを先読みし、快進撃を続けてきたが、ハチャメチャな勝平の頭の中身を覗いたことで混乱し、負けてしまう。
兵田 コーチ (べいだ こーち)
主人公坂本勝平が所属する青林高校バスケットボール部の対戦相手理天高校バスケットボール部のコーチ。何故かいつもアメリカ映画のスペースオペラに出てくるキャラのお面をつけている。怨霊の力を借りて戦い、勝平たちを脅かす。しかし、怨霊の正体は兵田の御先祖様で、兵田に力を貸すためではなく、卑怯な戦い方を嘆いて出てきていたのだとわかる。
藤堂 校長 (とうどう こうちょう)
主人公坂本勝平が通う青林高校の校長先生で、理事長も兼任している。自分の息子藤堂真一郎をバスケットボール部の試合に出すよう、強引に依頼。実は息子に重い自病があったため、思い出作りのために夢を叶えてやろうとしてのことだった。
藤堂 真一郎 (とうどう しんいちろう)
主人公坂本勝平が通う青林高校の校長の息子。校長の威光でバスケットボール部の試合に出るが、わがままな性格とプレイで、チームをかき回す。実は重い自病があり、高校生活最後の思い出が欲しかったのだ。試合の途中でシュートを決めた後倒れ、病院に運ばれる。
内藤 メグ (ないとう めぐ)
主人公坂本勝平が通う青林高校の女子高校生。バスケットボール部が理天高校と戦った際、勝平のファンになり、バスケットボール部のマネージャーに立候補する。勝平を隊長と呼び、ベタベタしてはあかねに焼きもちを焼かせる。
風満 忠次郎 (ふうまん ちゅうじろう)
主人公坂本勝平が通う青林高校のPTA会長。莫大な寄付をしてくれるが。、特訓癖があり、無茶な特訓を行なったために、かつて野球部をつぶしたこともある。懲りずにバスケットボール部に目をつけ拉致し、特訓しようとする。
誠一郎 (せしいちろう)
主人公坂本勝平が恋をする秋あかねの家の飼い犬。あかねのことが大好きな忠犬。ことあるごとに勝平と対立をし、酷い目にあわされるが、時に友情も示す。表情がとても豊かな雄犬。
牛河 先生 (うしかわ せんせい)
主人公坂本勝平が通う青林高校の卓球部の顧問。厳しい指導で知られ、基本を大切にし、ひたすら素振りの練習をやらせる。中国拳法の達人でもあり、卓球にも取り入れている。成り行きで勝平と卓球勝負をすることに。最初は勝平を嫌っていたが、次第に認め、可愛がるようになる。
本田 真吾 (ほんだ しんご)
主人公坂本勝平が通う青林高校の卓球部の主将。勝平が好きな秋あかねを好きになり、ラブレターを送り、また卓球部へ勧誘する。本来は生真面目な性格。成り行きで勝平と卓球勝負をすることになるが、途中で顧問の牛河先生に止められる。
瀬里香 (せりか)
主人公坂本勝平が通う青林高校の卓球部の女子部員。卓球の腕は天才的。いつもは筋肉を鍛えるため、ギプスをはめている。彼女もまた、純白のパンティの愛用者。主将の本田真吾に想いを寄せている。
奥山 (おくやま)
主人公坂本勝平が通う青林高校の卓球部の万年補欠。顧問の牛河先生の教えを守り、ひたすらスブリを続けてきた。他の部員たちからバカにされていたが、勝平とダブルスを組んだことから才能を開花させる。これを気に、勝平の親友的存在となり、その後何かにつけ勝平の助けとなる。
豪原 豪介 (ごうはら ごうすけ)
主人公坂本勝平が通う青林高校のフェンシング部のキャプテン。真っ直ぐでまじめな性格から、顧問の岡崎先生からは信用され、部員たちからも信頼される。フェンシング部にやってきた勝平の破天荒さにあきれながらも、勝平の試合に触発される。己に厳しく滝行をするが、風邪をひいてしまう抜けた一面も。
黒木 一人 (くろき かずひと)
主人公坂本勝平が通う青林高校にやってきた転校生。転校早々フェンシング部に所属。一見優等生に見えるが、陰で部員たちを脅し、フェンシング部を自分の意のままにしようとする。しかし、勝平の予測不可能な行動により、阻止される。
沼地 幻鬼郎 (ぬまち げんきろう)
主人公坂本勝平が通う青林高校のフェンシング部に所属。勝平と試合をすることになり、彼を動揺させるため遠隔催眠術を使い、秋 あかねを下品な女にしてしまう。だが、勝平のキスであかねは正気を取り戻す。そして、逆に勝平に術にかけられた幻鬼郎は、精神が崩壊し、試合に負けてしまう。
岡崎 先生 (おかざき せんせい)
主人公坂本勝平が通う青林高校のフェンシング部の顧問であり、生活指導教諭である。女子更衣室の覗きをする勝平を捕まえては説教をし、問題児扱いをしていたが、やがてその運動能力と根性を認めるようになる。岡崎あつ子という美しい大学生の妹がいる。
坂本 勝左エ門 (さかもと かつざえもん)
主人公坂本勝平の祖父。かつて4歳だった勝平に、好きな女性との仲を裂かれたことを根にもっており、勝平に仕返しをすることをいきがいにしている、そのため、勝平が所属する青林高校バスケットボール部のライバルである横浜南高校のバスケットボール部のコーチとして勝平の前に立ちはだかる。
岡崎 あつこ
主人公坂本勝平が通う青林高校のフェンシング部の顧問の岡崎先生の妹。美しい女子大生で、フェンシング部の合宿の際は、選手たちの世話を焼く。
集団・組織
私立青林高校
『ダッシュ勝平』の主人公坂本勝平が通う高校。スポーツ部が盛んで、勝平が所属するバスケットボール部の他、卓球部やフェンシング部も強豪として知られている。校長の藤堂が理事長も兼任している。
書誌情報
ダッシュ勝平 17巻 小学館〈少年サンデ-コミックス〉
第1巻
(1980-09-20発行、 978-4091204912)
第2巻
(1980-12-17発行、 978-4091204929)
第3巻
(1981-02-19発行、 978-4091204936)
第4巻
(1981-03-19発行、 978-4091204943)
第5巻
(1981-04-18発行、 978-4091204950)
第6巻
(1981-06-19発行、 978-4091204967)
第7巻
(1981-08-19発行、 978-4091204974)
第8巻
(1981-09-19発行、 978-4091204981)
第9巻
(1981-11-19発行、 978-4091204998)
第11巻
(1982-03-19発行、 978-4091206817)
第12巻
(1982-05-19発行、 978-4091206824)
第13巻
(1982-07-19発行、 978-4091206831)
第14巻
(1982-09-20発行、 978-4091206848)
第15巻
(1982-10-19発行、 978-4091206855)
第16巻
(1982-11-17発行、 978-4091206862)
第17巻
(1982-12-15発行、 978-4091206879)