あらすじ
第1巻
スマホゲーム制作会社に勤める金子あやきは、隣人で同僚の久理原文が会社に来ないので、様子を見にいくようにほかの社員から頼まれる。呼び鈴を押しても応答はなく、鍵が開いていたので中に入ってみると、そこにはスカートに絡まって身動きができずにいる久理原の姿があった。会社では敏腕プログラマーとして知られ、仕事をバリバリこなす久理原だったが、実は一人では着替えがまったくできないドジっ娘だった。いつもは妹に着替えを手伝ってもらっていたが、日々のルーティンに疲れたのか妹は家を出てしまう。このまま着替えができなけれは久理原は通勤できず、彼女を失った会社は潰れてしまうと考えた金子は、これから毎日久理原の着替えを手伝うことを提案する。その申し出を受けた久理原は、恥ずかしがりながらも相手が女の子ならば我慢しようと考えるが、金子は女の子のような見た目の男性だった。(第1話。ほか、6エピソード収録)
登場人物・キャラクター
金子 あやき (かねこ あやき)
スマホゲーム制作会社「Macaronage」にグラフィッカーとして勤務する男性。マッシュルームカットを金髪に染め、頭頂部のみ黒くしている。女の子のようなかわいい容姿で、久理原文からは女性とカンちがいされている。アニメや漫画が好きなオタクで、同人活動も行っている。久理原がいなくなると会社が倒産するかもしれないと考え、それによって再就職するのが面倒くさいという理由で、隣人の久理原の着替えを毎日手伝うことになる。ちなみに童貞。
久理原 文 (くりはら ふみ)
スマホゲーム制作会社「Macaronage」にプログラマーとして勤務する女性。会社では髪をきっちりとまとめて眼鏡を掛け、スーツを着用している。敏腕プログラマーとして知られ、社内では仕事の鬼と評されている。しかし家では、自分だけで着替えもできないほどに不器用な性格で、パンツすら自分でははくことができない。これまで着替えを毎日手伝ってくれていた妹が家出してしまい、今後は隣人で同僚である金子あやきに着替えを手伝ってもらうことになる。
伊藤 美菜 (いとう みな)
スマホゲーム制作会社「Macaronage」にグラフィッカーとして勤務する女性。ショートカットでかわいらしい雰囲気を漂わせている。同僚の金子あやきのことを「かねさん」と呼び、イベントで同人誌を売る金子のブースに足を運ぶなど、非常に仲がいい。
金子 あやり (かねこ あやり)
金子あやきの双子の妹。髪型をはじめ、あやきと容姿がそっくりで、久理原文がまちがえるほど似ている。あやきに頼まれて、久理原文の着替えを手伝うようになる。巨乳のかわいらしい美少女だが、性格はドSでいたずら好き。
書誌情報
先輩は着替えができない 全2巻 KADOKAWA〈MFC キューンシリーズ〉
第1巻
(2019-10-26発行、 978-4040640754)
第2巻
(2020-06-27発行、 978-4040646855)