ダレカノセカイ

ダレカノセカイ

突然自分に特殊な能力があることを知り、世界中から狙われる存在になってしまった少年の運命を描くSFアクション作品。「アフタヌーン」2017年12月号より連載開始。

正式名称
ダレカノセカイ
ふりがな
だれかのせかい
作者
ジャンル
アクション
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概要・あらすじ

高校卒業を間近に控えた少年、加茂野紫は、突然謎の白い巨人に襲われる。ゆかりを追って現れた少女、アーニャの助けによって、ゆかりは不思議な力を発揮し、巨人を撃退することに成功する。アーニャによると、ゆかりは世界に13人しか生存していない、クリエイターと呼ばれる存在で、頭の中でイメージしたものを出現させる能力を持っているという。

そして、二人を排除するため、巨人を作り出したクリエイター、イワンが、再びゆかりたちの前に現れる。

登場人物・キャラクター

加茂野 紫 (かもの ゆかり)

高校卒業を間近に控えた18歳の少年。中学生まで施設で育っている。人当たりはいいものの、実際には他人に対する興味や関心が薄く、同級生からは「いい奴だけどよくわからない」と思われている。自分では気づいていないが、18年前の同時期に世界中で生まれた、クリエイターと呼ばれる存在の一人。何もない空間に、頭の中でイメージした物体を作り出すことができる。 未確認のままどこの勢力にも属していなかったためか、世界中のクリエイターから狙われることになる。

アーニャ

18歳の少女。ロシア人で、生存しているクリエイターの一人。詳しい目的は不明だが、ほかのクリエイターとは離れて、単独で自衛隊とともに行動している。加茂野紫を助け、その能力を利用して何かをさせようとしている。イワンの作り出した巨人に襲われていたゆかりの前に現れ、能力の使い方を教えた。あまり頭がよくないことを自覚している。

イワン

18歳の少年。ロシア人で、生存しているクリエイターの一人。ほかのクリエイターと結託して行動しているようだが、アーニャとは敵対している様子。これまで未確認だったクリエイターの加茂野紫を排除しようとしている。何もない空間に、ビルほどもある白い巨人を作り出し、操作することができる。

伊藤 奈緒 (いとう なお)

18歳の少女。8歳のころから加茂野紫と同じ施設で育った幼馴染で、現在も同じ高校に通っている。周囲の人間に対して興味の薄いゆかりが、唯一親しく接している人間。ゆかりには幼馴染以上の好意を抱いている素振りもある。

その他キーワード

クリエイター

18年前のある時間帯に誕生した、特殊な能力を持つ人間のこと。頭の中でイメージした物体を、現実の空間に出現させる能力を持っている。どのような構造のものでも作り出せるらしく、自律して動く人間を作り出すことすらも可能。それが判明した瞬間から、能力を恐れた研究者たちによって情報が隠蔽され、一般世間から隔離されてきたらしい。アーニャの説明によると、誕生が確認された人数は153人だったが、現在生存するのは13人。

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