バットマン

バットマン

著名なアメリカンヒーロー『バットマン』をアニメ化した作品の一つ。黒を基調にした美術、直線を多用したキャラクターデザインなど、当時、好評だったバットマン映画の影響を受けた独特の雰囲気が特徴。バットマンの苦悩や悪党たちが犯罪にはしる動機なども丁寧に描かれたダークヒーローアニメ。

正式名称
バットマン
ふりがな
ばっとまん
原作者
監督
ブルース・W・ティム
監督
ケヴィン・アルティエリ
監督
ボイド・カークランド
監督
フランク・パウアー
放送期間
1992年12月2日 〜 1993年9月29日
放送局
テレビ東京
話数
43話
ジャンル
アクション
関連商品
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概要・あらすじ

ブルース・ウェインは子供の頃、両親を犯罪者によって殺される。そのために、犯罪者たちとの戦いを決意した彼は、蝙蝠の姿のスーツをまといバットマンとなる。

登場人物・キャラクター

ブルース・ウェイン (ぶるーすうぇいん)

バットマンに変身する。大富豪。軟弱でだらしないプレイボーイを装っている。

バットマン

ブルース・ウェインが蝙蝠のスーツをまとって変身した姿。寡黙なダークヒーロー。自分が悪党と紙一重の存在であることを自覚している。

リドラー

『バットマン』の登場人物の一人。本名、エドワード・ニグラ。推理ゲームのプログラマーで、自分を不当解雇した上司を憎み「犯罪者」となる。謎々に固執し、自分が犯した犯罪を行う際、その手がかりを謎々の形で残していく。

キャットウーマン

『バットマン』の登場人物の一人。本名、セリーナ・カイル。自然と動物、特に猫類を愛する怪盗。猫のような俊敏さと鋭い爪を武器とする。バットマンと互いに惹かれあう関係であるが、正義の味方と怪盗の間の溝はなかなか越えられない。

ハミルトン・ヒル (はみるとんひる)

『バットマン』の登場人物の一人。ゴッサムシティの市長。元弁護士。

レッドクロー

『バットマン』の登場人物の一人。テロリスト集団の女ボス。毒物を強奪してそれでゴッサムシティを脅迫し、金品を得ようとしたが、バットマンとキャットウーマンの活躍により逮捕される。

ローランド・ダゲット (ろーらんどだげっと)

『バットマン』の登場人物の一人。開発会社の社長。公園通りの再開発を計画。住人を立ち退かせて開発許可を得るために、公園通りの爆破を計画。

(はは)

『バットマン』の登場人物の一人。ブルース・ウェインの母。トーマス・ウェインと共に公園通りで悪党に殺される。

ノストロモス

『バットマン』の登場人物の一人。本名はカール・ファウラー。元役者。偉大なる予言者のノストロモスを名乗って、次々と予言を的中させる。信者を集めて教団を作り、莫大なお布施を集めた。しかし、その予言は、特殊効果マンの相棒と組んで行ったいんちきであった。

トゥーフェイス

『バットマン』の登場人物の一人。本名はハービー・デント。腕利きの検事でブルース・ウェインの親友だった。検事時代の彼は、温和な性格だったが、キレると止まらなくなるところがあった。薬物による火傷で顔の半分が醜くなってからは、その二面性が異常に拡大。 正義と悪の二面性を持った犯罪者トゥーフェイスとなる。コインを持ち歩き、それを投げて表が出るか裏が出るかで自分の行動を決定する。

ワーム・ウッド (わーむうっど)

『バットマン』の登場人物の一人。通称聞き出し屋。依頼を受けて人から物を奪い取るのが仕事。謎解きのような言葉を相手に投げかけて誘導し、罠にかけるのがその手口。

トーマス・ウェイン (とーますうぇいん)

『バットマン』の登場人物の一人。ブルース・ウェインの父。財閥の社長だった。公園通りで悪党に殺されてしまう。

ジョーカー

『バットマン』の登場人物の一人。にやにや笑いがトレードマークのクレイジーな犯罪者。バットマンの宿敵の一人。

マッドハッター

『バットマン』の登場人物の一人。『不思議の国のアリス』のいかれ帽子屋の姿をした犯罪者。技術者で脳に電気信号を送り込むことで人を操ることができる。バットマンに恨みを持ち、彼を、「もしも、両親が殺されなかったら? 」という夢の世界に引きずり込んだこともある。

ロイド・ベントリス (ろいどべんとりす)

『バットマン』の登場人物の一人。助手をしていた研究所から、姿を消すことができるプラスチックをくすねて服を作り、透明人間となり、盗みを行った。妻と別居しており、一人娘は妻がひきとっている。そのため、姿を消して空想上の友達のふりをして娘にちかづいた。 プラスチックが含む毒素のために次第に凶暴化。妻が引っ越すのを自分と娘をあわせないためだと邪推。娘の誘拐を企てる。

ロビン

『バットマン』の登場人物の一人。バットマンの助手。サーカスで両親と共に空中ブランコをしていたが、トニー・ズーコのために両親を失い、ブルース・ウェインにひきとられる。現在では、大学生となりバットマンと行動を共にすることは少なくなっている。

ポイズンアイビー

『バットマン』の登場人物の一人。本名はパメラ・アイズリー。植物学者で植物を異常に愛し、植物に害を与えるものに天誅を加える。自分のやっていることを正義だと考えており、自分とバットマンは似た者同士だと主張することもある。 植物を使って犯罪を行う。

SEWER KING (そうわーきんぐ)

『バットマン』の登場人物の一人。中世風の格好をしており、鰐を使う。下水道に自分の王国を作り、そこに恵まれない子供たちを集めて労働を行わせた。時には、妖精の緑色の服を着せて盗みを行わせることも。作中では名前で呼ばれることがないが、彼の王国の入り口に「BEWARE THE SEWER KING」という落書きがある。

ハーレー・クィーン (はーれーくぃーん)

『バットマン』の登場人物の一人。ジョーカーのアシスタントをする女性。道化師の格好をしている。

クロック・キング (くろっくきんぐ)

『バットマン』の登場人物の一人。本名、ヒュー・ゲイト。生真面目な会社経営者であった。ハミルトン・ヒルの忠告に従って、ほんの少し生活のリズムを変えてみたところ、トラブルにまきこまれてしまい、大切な裁判に遅刻、会社を失ってしまう。 そのため、時間厳守で行動する犯罪者クロック・キングとなる。ハミルトン・ヒルをつけねらう。

グレイゴースト

『バットマン』の登場人物の一人。昔、人気があったTVのヒーロー。サイモン・トレントが演じる。しかし、現在、彼は役者として失敗している。ブルース・ウェインは幼少の頃、グレイゴーストに夢中になっており、その影響を受けいた。 そして、今も彼のことを自分のヒーローとしてリスペクトしている。

ハリー・ブロック (はりーぶろっく)

『バットマン』の登場人物の一人。刑事。腕利きと言われているが実際のところは疑問。下品。バットマンに敵意を持っている。

ミスター・フリーズ (みすたーふりーず)

『バットマン』の登場人物の一人。科学者で冷凍睡眠の研究をしていた。不治の病にかかった妻を、治療法が発見されるまで冷凍睡眠させることで、その命を救おうとした。しかし、作業中にフェリス・ボイルに邪魔され機械が爆発。 妻は死亡し、本人も周りを凍らせてしまう冷凍人間になってしまった。妻の復讐のため、ゴッサムシティを氷づけにしようとする。

トニー・ズーコ (とにーずーこ)

『バットマン』の登場人物の一人。ギャングのボス。ロビンが所属していたサーカス団に用心棒代を要求し、断られたため、空中ブランコのロープに細工。その結果、ロビンの両親が死亡する。それ以来、バッドマンにつけねらわれるが、その用心深さのため、なかなか捕まらない。

マンバット

『バットマン』の登場人物の一人。生物学者で蝙蝠を愛好する。蝙蝠に変身する薬を開発し、それを飲む快楽から逃れられなくなる。夜な夜な人蝙蝠に変身して人を襲う。

ジェームズ・ゴードン (じぇーむずごーどん)

『バットマン』の登場人物の一人。ゴッサムシティの警視総監。バットマンの理解者の一人。

ペンギン

『バットマン』の登場人物の一人。ずんぐりむっくりの体型に尖った鼻、偏平足でぺたぺた歩く姿はまるでペンギンのよう。紳士を気取る悪党。武器を仕込んだ傘で戦う。お人好しなところがあり、時には哀愁を漂わせる憎めない男。

クレイフェイス

『バットマン』の登場人物の一人。本名マット・ヘーゲン。顔に怪我をしたために落ちぶれた俳優。試薬品のクリームで顔を復元し活動を再開したが、クリームのストックが尽きて狂乱。クリームを盗み出したが、ギャング達に見つかり、大量のクリーム浴びせられた。 その副作用で体が泥状の怪物になる。泥の体でどんなものにも変身できる上に、不死身である。

スケアクロウ

『バットマン』の登場人物の一人。本名はクレイン教授。人間の恐怖を研究しており、人が心の中に持つ恐怖を煽り立てるガスや毒物を撒き散らす犯罪者。心に深い傷を持つバットマンにとって、彼との戦いは、自分が心の中に隠し持つ恐怖と向き合うことが強いられるつらいものである。

レスリー・トンプキンス (れすりーとんぷきんす)

『バットマン』の登場人物の一人。医師。両親を失ったブルース・ウェインをひきとり、親代わりとなって育てる。バットマンにとって最大の恩人。今も公園通りで暮らす。

レニー・モントーヤ (れにーもんとーや)

『バットマン』の登場人物の一人。女性警官。

アルフレッド

『バットマン』の登場人物の一人。ブルース・ウェインに仕える執事。バットマンのサポートをする。飄々とした人物。

ルパート・ソーン (るぱーとそーん)

『バットマン』の登場人物の一人。暗黒街のボス。ハービー・デントの弱みを握ろうとしてトゥーフェイス誕生のきっかけを作り出してしまう。

サマー・グリースン (さまーぐりーすん)

『バットマン』の登場人物の一人。TVのレポーター。

フェリス・ボイル (ふぇりすぼいる)

『バットマン』の登場人物の一人。大会社の社長。表では良い人ぶっているが、裏では利益第一主義のワンマン社長。ミスター・フリーズがしていた冷凍睡眠の研究を会社の利益にならないとして強制的に打ち切りにしようとし、実験に介入。 そのため悲惨な事故を起こしてしまう。ミスター・フリーズにつけねらわれる。

場所

ゴッサムシティ

『バットマン』の舞台となっているアメリカの街。かなりの大都会だが、犯罪の温床でもある。

公園通り (こうえんどおり)

ゴッサムシティにある通り。もとは高級住宅地であったが、現在はスラム街と化し、犯罪通りと呼ばれることもある。バットマンの両親が殺された場所。

その他キーワード

バットシグナル

バットマンの紋章を投影するライト。ジェームズ・ゴードンがバットマンと連絡をとるときに使う。

バットモービル

『バットマン』に登場する乗り物。バットマンの愛車。様々な武器やレーダー、装甲板を展開する機能など、様々な装備がほどこされている。

バットラング

『バットマン』に登場する武器。バットマンが愛用するブーメラン。蝙蝠の形をしている。

クレジット

原作

ボブ・ケイン

監督

ブルース・W・ティム , ケヴィン・アルティエリ , ボイド・カークランド , フランク・パウアー

シリーズ構成

アラン・バーネット

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