概要・あらすじ
冷酷な暗殺者として生きるトレイン=ハートネットは、出会った掃除屋ミナツキサヤの自由な生きかたに憧れ、組織から脱退。だがトレインを変えたとして、サヤは暗殺されてしまう。掃除屋となったトレインは、日々犯罪者を捕まえながら、数々の戦いへ身を投じていく。
登場人物・キャラクター
トレイン=ハートネット (とれいんはーとねっと)
秘密結社クロノスに所属する時の番人のNo.XIIIで、冷酷な抹殺者としての腕前は超一流。「ブラックキャット」という通り名で畏怖されていた。あるとき、情報屋で出会った掃除屋の女性ミナツキサヤの自由な生きかたに憧れ、クロノスから脱退。 以後、犯罪者を捕まえる掃除屋として、スヴェン=ボルフィード、イヴとタッグを組む。
スヴェン=ボルフィード (すゔぇんぼるふぃーど)
掃除屋の男性で、ある仕事にてトレイン=ハートネットと出会う。脱退した組織から追われたトレインを救出し、以後は彼のパートナーとして、イヴとともに掃除屋として生きていく。数秒先の未来が見られる特殊能力を右目に持つが、発同時は体の負担が大きいため、普段は眼帯で隠している。
時の番人 (くろのなんばーず)
『BLACK CAT』に登場する架空の組織。秘密結社クロノスの精鋭からなる実働部隊で、12名で構成される。またそれぞれの人物には、No.I、No.IIというように番号が与えられている。トレイン=ハートネットはその実力から、特例として13番目の時の番人となり、活動する。
星の使徒 (ほしのしと)
『BLACK CAT』に登場する架空の組織。秘密結社クロノスを脱退したクリード=ディスケンスが立ち上げた組織で、革命を起こすことが目的。リーダーのクリードを筆頭に、キリサキキョウコ、シャルデン=フランベルクらが所属している。
クロノス
『BLACK CAT』に登場する架空の組織。秘密結社で、暗殺者集団である時の番人が所属している。ウィルザーク、シン、キンの長老3名が運営を取り仕切っている。
イヴ
武器商人に捕らわれた少女として登場したが、その正体はナノテクノロジーで生み出された生体兵器。クロノス所属時代におけるトレイン=ハートネットのターゲットで、武器商人の屋敷で戦った。ケガを負ったトレインをスヴェン=ボルフィードと助け、以後は3人で掃除屋として生活していく。 体の一部を自在に変化できる変身能力を持つ。
キリサキ キョウコ
島国ジパング出身の女子高生で、星の使徒メンバーのひとり。トレイン=ハートネットに一目惚れし、チョコを渡そうと突撃する。
ミナツキ サヤ
いつも浴衣を着ている掃除屋の女性。情報屋の店でトレイン=ハートネットと出会い、彼の価値観に大きく影響を及ぼす。その結果、トレインは組織クロノスを脱退することを決意する。だがその結果、トレインを惑わしたとして、彼に執着するクリード=ディスケンスに殺されてしまう。
シャルデン=フランベルク (しゃるでんふらんべるく)
黒いシルクハットに黒いサングラスをかけた星の使徒メンバーのひとり。手から悪霊を放ち、自在に操る。星の使徒のなかでは比較的温和な人物で、仲間のデュラムがクリード=ディスケンスに殺されたとき、クリードの方向性に疑問を感じてキリサキキョウコと共に組織を抜け出す。
クリード=ディスケンス (くりーどでぃすけんす)
クロノスに所属する抹殺者で、抹殺者時代のトレイン=ハートネットを敬愛していた。だがトレインの価値観に大きな変化が現れたため、その元凶であるミナツキサヤを殺害。クロノス脱退後は組織星の使徒を結成し、革命を試みる。
セフィリア=アークス (せふぃりああーくす)
秘密結社クロノスに所属する時の番人のNo.I。まだ若き女性ながらも組織を束ねる実力者。
その他キーワード
変身 (とらんす)
『BLACK CAT』に登場する架空の能力。生体兵器として生み出されたイヴが使用する能力で、体の一部を自在に変化させて武器にすることができる。
クレジット
原作
BLACK CAT (ぶらっく きゃっと)
伝説の暗殺者という過去を持つ凄腕の掃除屋、トレイン=ハートネットが、元相棒で、友人の仇でもあるクリード=ディスケンス率いる革命集団と戦っていく様を描くバトル漫画。矢吹健太朗の代表作。 関連ページ:BLACK CAT