バツイチがモテるなんて聞いてません

本作の主人公は、夫の不倫が原因でバツイチになったアラフォー女性の和葉と、イケメン新入社員の満井絢斗。バツイチで35歳の和葉は、13歳年下の絢斗から猛アプローチを受け、最初は本気にならないように自制していたものの、次第に心惹かれていく。二人は年の差をはじめ、仕事のトラブルやライバルの登場などさまざまな障壁を乗り越えながら、絆を深めていく。

女性ファッション誌「Zeal(ジール)」の編集部に所属する小野和葉は、元夫から好きな女性ができたと離婚を切り出されたバツイチ女性。当然、落ち込んではいるものの、周囲に気を使わせたくない思いから、気丈に振る舞っている。一方、新入社員の絢斗は体育会出身で、ピュアで素直な性格の持ち主。和葉が絢斗の指導者(メンター)になったことをきっかけに、離婚ストレスを乗り越えてたくましく生きようとする彼女に好意を抱くようになる。そして絢斗は、和葉に対してストレートな言動で自分の恋心を伝えていく。最初はバツイチであることや、年齢差を理由に絢斗を拒否していた和葉だったが、彼の一途な気持ちを受け入れるようになる。

和葉に思いを寄せる男性は、絢斗以外にも存在する。特に手強いライバルなのが、俳優の速水蓮介。和葉が編集を務める女性ファッション誌にもたびたび登場している有名人で、和葉とは仕事の絡みで何度か顔を合わせている。和葉と絢斗が交際していることを知り、最初はからかい半分で彼女に接するものの、次第に本気の恋に変わっていく。その後も何かと理由をつけて和葉と絢斗にからんでくるなど、二人の恋物語に大きな波紋を起こす。