パパムパ

パパムパ

人間に無視され続けている動物たちの声に耳を傾ける「動物保安隊」。動物たちの平和を守るため、そこそこ頑張る体長12センチのパパムパの活躍を描いたノンストップアニマルギャグ。「月刊ステンシル」にて2001年11月号から2003年9月号にかけて掲載された。

正式名称
パパムパ
ふりがな
ぱぱむぱ
作者
ジャンル
ギャグ・コメディ
レーベル
ステンシルコミックス(スクウェア・エニックス)
巻数
全3巻完結
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概要・あらすじ

舞台は2001年の日本。「動物保安隊」の関東支部を担当するパパムパはある日、公園でハトの足に紐を括りつけて虐待している男に出会う。体長12センチのパパムパにはなすすべのない相手だったが、そこに居合わせた五十嵐直子がその男を容赦なくぶちのめした。直子の強さに感動したパパムパは、彼女を動物保安隊にスカウトするのだった。

登場人物・キャラクター

パパムパ

パンダのような見た目だが、尻尾はネズミのように細長く先が丸まった生物。「動物保安隊」の関東支部で隊長を務めている。公園で毎日パトロールをして、人間にいじめられている動物を助けたり、動物の悩み相談を受けるのが主な仕事。しかし、本人は体長がわずか12センチしかなく、人間にはとても太刀打ちできないという事情から、公園で出会った五十嵐直子を動物保安隊にスカウトした。

五十嵐 直子 (いがらし なおこ)

17歳の女子高生。短気で口が悪く腕っぷしも強いが、困った人や動物を放っておけない優しい面もある。家は道場を営んでいるが、金にならない努力には意味がないという持論から、15歳で稽古を辞めている。パパムパにスカウトされ、動物たちと出会う機会が増えてからは、するどいツッコミが冴え渡るようになる。自身を犬だと思い込んでいる変な奴だと分かってはいるが、それでもグラジオラスに惹かれてしまう。

桜 弥生 (さくら やよい)

五十嵐直子のクラスメイトで友人の女子高生。常に笑顔を絶やさずおっとりしているが、人間を犬として飼うなど世間の常識が通じない人物。親が仕事で家にいないため、家事などは桜弥生が担当している。頭から一本だけ飛び出ている髪の毛がある。それをアンテナにしたり、自在に伸縮させて物を掴むといった特殊な芸当も得意とする。

五十嵐 巌 (いがらし いわお)

五十嵐直子の父親。五十嵐流儀道場を営んでいる。普段からちょんまげ姿をしており、言葉遣いや立ち振る舞いも武士然としているが、ショックな出来事があると一瞬で落ち武者のような風貌になってしまう。家宝の壺をとても大事にしているが、直子に割られてしまったため、現在の家宝は刀に代わっている。

桜 紫苑 (さくら しおん)

桜弥生の弟。幼い頃に弥生に左目の泣きボクロをからかわれたため、左目を隠すように前髪を伸ばしている。両親は仕事で家にいないが、年に一度だけお年玉を渡しに帰ってくる。だが、その時もいっさい姿を現さないため、桜紫苑は一度も両親の姿を見たことがない。

グラジオラス

桜家で飼われているペット。耳が付いており首輪もしているが、二足歩行をして言葉もしゃべれる金髪で男前な人間。本人は自身を犬だと思い込んでおり、桜弥生と桜紫苑も当然のように彼を飼い犬として扱っていた。主人である弥生と紫苑をとても愛しており、彼らを守ることに心血を注いでいる。

ピンク

貯金箱の豚のような見た目の豚。傷つきやすく乙女チックな性格をしており、世話係の田代が好き。田代が作ってくれた豚巻き(豚用腹巻)が巻けなかったことで、ダイエットをするため牧場を脱走し、パパムパに助けを求めに来た。

田代 (たしろ)

牧場で豚の世話係をしている優しい男性。豚には毛がなくて寒そうだと思い、豚巻き(豚用腹巻)を製作する。だが太りすぎてしまったピンクに合うサイズがなく、それが原因で彼女を傷つけてしまったことを後悔し、脱走したピンクを探し続けていた。

ぢゅん

動物界でとても有名なマジシャンの鳩。シルクハットに蝶ネクタイといういで立ちで、紳士的なマジシャンと呼ばれている。日本のみならず、世界へも足を伸ばし、動物たちを楽しませるためにマジックショーを行っている。

(ほたる)

マジシャンぢゅんのパートナーである人間の女の子。以前は人間相手にマジックを披露するマジシャンだったが、マジックのタネを探るばかりの人間たちの反応に傷ついていた。そんな時、動物たちにもマジックを見せて欲しい、とぢゅんに声をかけられ、彼のパートナーになる。

ポポ

放浪しながらクリーニング屋を経営しているアライグマ。普段は温和な印象だが、クリーニングに対する強いこだわりを持っており、汚れを見ると性格が一変し、熱心に汚れを洗い落そうとする。完璧主義者なため、汚れが落ちるまで決して手を止めることはない。

飯島 里見 (いいじま さとみ)

「いいじまどうぶつ病院」の獣医の女性。独身。風邪で病院に来たグラジオラスに一目惚れをし、彼のことをもっとよく知りたいという理由でグラジオラスを解剖しようとしていた。解剖は失敗したが、その後もグラジオラスを諦めきれず、それからは彼のストーキングをしている。

吐血パンダ (とけつぱんだ)

竹を売っているパンダ。可愛い見た目に反して、吐血して客を引き付け、竹を買ってくれるまでひたすら吐血を続ける、という恐喝まがいの商売をしている。竹を売ったお金で竹馬を買いたいという夢を持っていたが、五十嵐直子に竹馬を作ってもらえたために夢が叶った。

お母さん (おかあさん)

パパムパの母親。パパムパよりだいぶ大きく、両手で抱えるぬいぐるみほどの大きさ。常にエプロンを付けており、パパムパをとても愛している。父親の話が出るとパパムパを放り投げ、その間に付け髭を装着して男性に成りきり、父親としての役割もこなしている。

五十嵐 晃太 (いがらし こうた)

五十嵐直子の兄で19歳。高校時代はサッカー部の助っ人をしており、椿史郎の先輩でもある。五十嵐流の道場で稽古しており、直子にとって唯一の脅威となるほど腕っぷしが強い。究極の負けず嫌いで、どんな勝負に対しても全力で挑む。好物はバナナ。

ミルキー

極上のミルクを出せるホルスタイン。プライドも高く、男前にしかミルクを絞らせないというモットーを持つ。究極の愛情料理を作るという夢を持つ桜弥生により、極上のミルクを絞ってもらうため、五十嵐晃太のもとに連れてこられた。

清水 (しみず)

紳士的なコブラ。可愛い顔をしているが、ちゃんと猛毒も持っている。マングースの「マンマン」とは生涯のライバルであり、親友でもある。マンマンとのジャンケン大会での決勝を控え、ジャンケンの特訓をして欲しいと、パパムパに頼んできた。

椿 史郎 (つばき しろう)

五十嵐直子のクラスメイトの男子。長身で髪も目も赤く、赤が大好きなサッカー部のエース。かなりの情報通で、情報屋として生計を立てられるとも言われている。本人曰く、自身が住むマンションの住人全員を黙らせられるぐらいの情報は持っているとのこと。

ペコ

ウサギの女の子。川で漂流していたところを椿史郎に助けられた。以前の主人がまったく構ってくれなかったため、家出して理想の主人を探すため旅をしていた。助けてもらった史郎が理想の主人だと言い張り、五十嵐直子達に史郎の家で飼ってもらえるよう相談する。

五十嵐 雪之 (いがらし ゆきの)

五十嵐直子の母親。普段から忍者の格好をしており、自称五十嵐家のアイドル。若作りでコスプレ好きなうえに、親衛隊風に名前を呼ばれないと出てこない自称22歳。コスプレ好きが高じて、なんでも形から入り、その役になりきることで、どんなことでもできるようになる万能人間でもある。

書誌情報

パパムパ 全3巻 スクウェア・エニックス〈ステンシルコミックス〉 完結

第1巻

(2002年7月発行、 978-4757507456)

第2巻

(2003年3月発行、 978-4757509061)

第3巻

(2003年10月27日発行、 978-4757510586)

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