ブラッドラッド

ブラッドラッド

吸血鬼にして東魔界の一画を統べるボス、ブラッド・チャーリー・スタズは、人間の柳冬実に出会って、不思議な感情に襲われる。ところが柳冬実はあっさり死亡。彼は自分の感情を確かめ、彼女を生き返らせるべく、奔走する。

正式名称
ブラッドラッド
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概要・あらすじ

ブラッド・チャーリー・スタズは、エリートである殿堂魔族の出であるにもかかわらず、家出をし、東[魔界]の一部を統べるボスになっていた。ある日、人間の柳冬実が魔界に迷い込む。日本のアニメ・マンガが大好きな彼は、彼女に強い興味を持つが、冬実は食べられて死んでしまう。幽霊化した彼女を自分の元に引き止めたスタズは、彼女を生き返らせようと考え、なわばりから離れて旅に出る。

彼女の存在が消えないようにスタズは冬実に血を与え続けながら、蘇生術を知る兄のブラッド・D・ブラッズと再会。一方でフランケンシュタインが最悪の人造人間・パップラドン・アキムを造ってしまい、魔界の存続にかかわる危機が生じてしまう。

冬実を生き返らせるのと引き換えに、ブラッズは、アキムを討伐するよう約束。彼のライバルのウルフ、空間魔術師ハイドラ・ベルらと共に、戦うための準備を始める。

登場人物・キャラクター

ブラッド・チャーリー・スタズ (ぶらっどちゃーりーすたず)

吸血鬼。東[魔界]の一画を統べるボス。好きなモノは日本のアニメやマンガで、これらを作った人間にとても敬意を払っている。そのため人間から血を吸うことを嫌っている。殿堂魔族としての「吸血鬼」の正統な血を継いでいるも、現在家出中で、特に兄のブラッド・D・ブラッズとは犬猿の仲だったが、後に彼に助けられ、考えを改め始める。 ブラッズと仲の良い妹のブラッズ・T・リズとも仲が悪かったが、後に親しくなっている。魔力を流れのように扱い、半径数十メートルの範囲に様々な攻撃を仕掛けることができる。得意技は、相手の心臓を握りつぶす「ジップ」。ただし彼の身体本体は強くはない。もともと魔力が強すぎたため、幼いころに身体が許容できず、兄のブラッズが心臓に魔力を拘束する弾丸を打ち込んだ。 後にその弾丸を取り出すことで、魔力が戻り、大幅なパワーアップを遂げる。人間の柳冬実と魔界で出会った際、不思議な感情に襲われ困惑、しかしあっさり死んでしまい幽霊化した彼女を生き返らせようとしている。一方、ハイドラ・ベルから告白されても理解できないほど鈍感。 ライバルだったウルフとは喧嘩しつづけているも、問題が起きた際は共に戦うようになる。

柳 冬実 (やなぎ ふゆみ)

日本の人間の女子高生。たまたま魔界に行ってしまい、あっさり死んで幽霊になる。特に趣味はなく、人間界の彼女の部屋は殺風景。自分の存在を保てなくなることがわかってから、自分が魔族の一員になったことを把握し、スタズから定期的に血を飲ませてもらい、魔力を補給して状態を維持している。 幽霊から人間に戻そうと奔走するスタズに対しては、時折彼の杜撰さに苛立ちはするも、次第に好意を寄せ始めている。ただし本人は、彼の血を求めているだけなのか恋なのかはっきりとはわかりかねている。ハイドラ・ベルは血の繋がらない姉妹。

ハイドラ・ベル (はいどらべる)

旅行者風の格好をした女性。最上級の空間魔術師の一族、ハイドラ家の一人。枠をつくることで自由自在に空間をつなぎ、移動することが可能。普段はトレジャーハンターで、手に入れるまでの過程を楽しむため一切空間魔術を使わずに冒険をしている。人間界と魔界を自由に行き来できる、ブラックカーテンの使用者。 ブラックカーテンを奪われて追いかけているが、この魔術を奪うのはかなりの魔力が必要なため、魔術泥棒を見つけて恋人にしようと画策していた。スタズの封印された魔力を知りたくて、ともに行動しているうちに、彼に惚れ込んでしまい、告白する。大きく丸いリュックを背負っているため、ウルフからは「大福」と呼ばれている。

ウルフ

狼男。西[魔界]のナワバリのボスで、スタズの旧友であり、喧嘩仲間。強い相手と戦うことが好きで、戦い続けているうちにナワバリは拡大、西[魔界]の21区のうち18区を手に入れている。ただし権力には興味がなく、周囲に讃え上げられることも好まない。裏表のない直情的な性格で、真面目で仁義に厚い。 魔力を自分の中に込めて、自らを強化していくのが得意。狼化すると強力な攻撃を繰り出せるが、純粋な狼男ではないため、3分しか変身できない。ライバルのスタズと、正々堂々と戦い、魔力を解放したスタズに敗れた。後にその混血部分の能力をいかして、自分の得意な間合いに持ち込むカリスマ(超引力)を手に入れる。 パップラドン・アキムによって魔界を揺るがす騒動が起きた際、スタズやハイドラ・ベルらと手を組み、共に戦う準備をする。

ブラッド・D・ブラッズ (ぶらっど・でぃ・ぶらっず)

スタズの兄。魔力向上のためスタズに実験を行っていた。その結果スタズは途方も無い魔力を持つことになるが、幼い身体が制御できなくなったため、心臓に魔力を拘束する弾丸を撃ちこみ、封印した。後にスタズの心臓にある弾丸を取り除いて、彼の力を解放している。自分の血を自由に操る能力「彷徨う死神(ブラッドストーカー)」を駆使する。 フランケンシュタインが造ったパップラドン・アキムが暴れだしてからは、彼の元について、いかに倒すか方法とタイミングを狙っている。

ブラッド・T・リズ (ぶらっど・てぃ・りず)

スタズの妹。処刑者の格好をしており、いつもマスクをかぶっている。魔界の刑務所「リズの玩具箱」の監守で、魔界にいる罪人を裁き、投獄することができる特権を持っている。転送や刑の執行には斧を使う。兄のブラッズを慕っており、スタズとは仲が悪かったが、後に和解し、仲良くなった。 柳冬実にとてもなついており、しばしば彼女を助けている。

パップラドン・アキム (ぱっぷらどんあきむ)

フランケン・シュタインが作った人造人間No.9。身体をバラバラにしても復活する事が可能で、空間魔法による移動もできる。魔族の死体を組み合わせてできた怪物で、さらに良いパーツを手に入れるため、脱走した。後にハイドラ・ベルの空間魔術で四肢をバラバラの状態に切り分けられるも、復活。 魔力を吸収し続け、他の殿堂魔族を遥かに超えた量の魔力を保有するようになり、魔界を脅かしている。

べロス巡査 (べろすじゅんさ)

露出度の高い格好をした、殿堂[魔界]の治安維持組織「殿堂ポリス」の一人。バンドでベースを弾いている。粗雑な性格で、人に対しての態度は大雑把。「負け犬の首輪(アンダードッグチョーカー)」を使用。首輪をつけられた状態で魔力を使用すると、魔力の番犬に食い殺される。後に、歌うと聞いたものが気を失ってしまう鬼シュテイン☆ドージをボーカルに入れ、バンド活動を進めた。

ゴイル部長 (ごいるぶちょう)

メガネにこだわる、殿堂[魔界]の治安維持組織「殿堂ポリス」の一人。怒ると「怒りの矛先(アングリースピアー)」が発動し、口から使い魔アングリーを出して使役することができる。冷静な状態では「冷静な判断能力(クールデシジョン)」が発動。自分に触れたものを凍結させることができる。 どちらも感情の強さによって強弱が変化する。アングリーを拳にまとうことで「怒り心透突き(アングリースルー)」を使用し、相手の精神を骨抜きにできる。ブラッド・T・リズには「イガグリメガネ」と呼ばれている。

フランケン・シュタイン (ふらんけんしゅたいん)

人間の死体をつなぎあわせて新しい怪物を作っているマッドサイエンティスト。髪の毛をドレッドヘアにしている。魔族の身体をつなぎあわせてさらなる怪物を造ろうとしたところ、強大な存在、人造人間No.9パップラドン・アキムが誕生する。アキムが脱走したため、それを止めようと柳冬実の幽霊の特性を活かした混血種を作ろうとし、ハイドラ・ベルとウルフに止められた。 アキムの問題で、ブラッド・T・リズに投獄された。

豆次郎 (まめじろう)

三つ目を持った、フェレットサイズの小さな動物。喫茶店「サードアイ」のサティといつも一緒におり、彼女とともにいる時は「先見の鷹の目(イーグルアイ)」で数キロ先を見ることが可能。

サティ

喫茶店「サードアイ」の女主人。三つ目。無口でほとんどしゃべらない。いつも豆次郎と一緒におり、ともにいる時は「見破りの検査眼(サーチアイズ)」を使って、魔族を調べあげたり、記憶を見ることができる。スタズに「サードアイ」の家賃をただにしてもらっており、そのかわりにスタズはこの店のドリンクバーを自由に飲めるようになっている。

シャムキッド

猫に変身する能力と、相手の髪の毛を飲み込むことで情報を読み取る力を持っている、チームフェアレスのリーダー。優柔不断で、威厳がないため、部下には全く信用されておらず、逆に利用されている。チームフェアレスは、スタズを討伐するために雇われた、ヴァンパイアハンター。ただし吸血鬼を実際に狩ったことがない。 チームには、サムライの姿のサム、銀製の爪と弓矢を使うジャスミン、作戦の立案を行うロイ、怪力の包帯男のランドがいる。飛行船を拠点として活動している。

ブラッド・リチャーズ (ぶらっどりちゃーず)

先代の殿堂[魔界王]。スタズ、ブラッズ、リズの父親。ウルフダディに殺された。このことをブラッズは恨んでいたが、実際は魔力を支配されてしまった自分をウルフダディに殺してくれと、自ら頼んだからであることが明かされる。ブラッズによって、一度蘇らされた。

ハイドラ・ネイン (はいどらねいん)

空間魔術師。ハイドラ・ベルの母親。人間界で自分とそっくりな柳冬実の母親と出会い、融合してしまった。その後ハイドラ・ネインと冬実の父、ハイドラ・ヘッズの話し合いの結果、冬実は人間界の父親の元へ、冬実の母親はハイドラヘッズの元に行くことになり、冬実とハイドラ・ベルは姉妹になった。 冬実が死んでしまったのを知り、彼女を育てるためスタズを倒そうと、チームフェアレスを送り込んだ。

ハイドラ・ヘッズ (はいどらへっず)

空間魔術師。ハイドラ・ベルの父親。気さくで、ひょうひょうとした性格。家族に対してはデリカシーが無い。竜の姿になることがあり、亜空間ハイドラを造った。妻のハイドラ・ネインが柳冬実の母と融合してしまったため、冬実の母親を引き取ることになった。ハイドラ・ネインは冬実を育てる気でいたが、スタズとの話し合いで、冬実を逃がした。 冬実の父親が、娘のために自分の妻を手放したことを強く尊敬していると同時に、冬実の処遇に対しては妻と対立し続けている。魔界の王にして扉の管理者ウルフダディとは旧知の仲。

ハイドラ・ネル (はいどらねる)

空間魔術師。ハイドラ・ベルの弟。運び屋を生業としている。母親のハイドラ・ネインが、人間界に行って柳冬実の母と融合した後に産んだ子供なので、姉のハイドラ・ベルより能力は低い。ハイドラ・ネインの指示で、空間魔術を利用して冬実を誘拐した。前髪が長く、片目が隠れることが多い。 姉のハイドラ・ベルにはいつも股間を蹴られている。

ウルフダディ

魔界の王。狼男。ウルフの父親。両目に切りつけられた傷跡がある、筋肉質の男性。かつてスタズらの父ブラッド・リチャーズを殺したとして、ブラッズに恨まれていた。実際は魔素が溜まった「扉」が開かれた時、その魔力を飲みこんだリチャーズが、ウルフダディに自らを殺すよう願い出て、死亡した。 ハイドラ・ヘッズ、ホワイト・ステップとは旧知の仲。

ホワイト・ステップ (ほわいとすてっぷ)

魔界に住んでいる人間の老人。魔界において自らの弱さを持ちながら生き延びるため、修行を重ねて体術を身につけ、スタズやウルフを圧倒した。強くなりたいと願う2人を見込んで、彼らに「弱者」の生き方を理解させ、戦うための修行を施した。ウルフの父ウルフダディと若いころ同じチームにいた。

パティ

巨大なモンスターに化ける力を持ったそばかすの青年。優しい心の持ち主で、力をコントロールできず凶暴化してしまう自分の能力を嫌い、ホワイト・ステップを師匠とあおいで、魔界の僻地で2人で暮らしていた。強すぎるがゆえにはみ出し者になってしまった自分と、弱すぎるがゆえにはみ出し者になったホワイト・ステップに自分を重ね、修行していた。 パップラドン・アキムが創りだしたバーガンディを受け入れ、友人になる。

バーガンディ

パップラドン・アキムが造った存在で、うさぎの耳と尻尾を持つ女性。鬼の姿をしたケリーとともに行動している。特別な能力は使えないが、スタズやウルフを翻弄する身体的強さを持っている。思考がほとんどなく、楽しい、イライラするなどの理由で戦う。パティと出会い、友人になる。

その他キーワード

魔素 (まそ)

『ブラッドラッド』の用語。魔力の素。空気中に含まれており、体内に吸収、放出する。魔界の住人が身体を形成するために必須の元素で、体内を循環させて生きている。しかし許容量を超えると危険な状態に陥ってしまう。死んだ人間の魂が魔素となり、魔族が吸収、魔族が死ぬと魔素が人間界に戻って魂になる、という循環ができている。 ところが魔族は、人の死が増え続けることで魔素があふれて自分たちが溺れてしまうことを恐れ、魔素のダムである「扉」を造った。

殿堂[魔界] (でんどうまかい)

『ブラッドラッド』の用語。魔界にある下層のナワバリを制覇した種族だけが住むことを許された場所。殿堂魔界に住む存在は、世界のルールを決めることができる。魔界の上層にあり、浮遊している。[魔界王]がいる殿堂宮殿、魔界の刑務所「リズの玩具箱」、吸血鬼ブラッドの城が存在する。

アニメ

ブラッドラッド

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