ベル☆スタア強盗団

ベル☆スタア強盗団

19世紀のアメリカ西部開拓時代、無法者たちを匿ったことで山賊女王、ベル・スタアなどの異名で呼ばれた実在の人物、マイラ・メイベル・シャーリー・リード・スターをモデルとした主人公のマイラ・ベル・シャーリイと、その仲間たちの戦いを描いたガンアクション漫画。実在の人物が登場するが、物語自体はほぼオリジナルである。

正式名称
ベル☆スタア強盗団
ふりがな
べる すたあごうとうだん
作者
ジャンル
バトル
 
その他歴史・時代
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概要・あらすじ

仕事を得るためにある町を訪れたマイラ・ベル・シャーリイは、そこで強盗事件に巻き込まれてしまう。逃げる際に深手を負い、行き倒れていたところをスタア一家の長、サム・スタアに拾われて匿われることになるが、スタア一家の土地は鉄道会社に狙われ、77万ドルもの借金を背負わされていた。さらに、鉄道会社は無法者たちを雇い、スタア一家を襲撃。

サム・スタアの危機に無意識に銃を抜いたマイラ・ベル・シャーリイは、見事な腕で無法者を撃ち抜く。その後、自身が強盗の実行犯として指名手配を受けており、新聞がそれを派手に書き立てていることを知ったマイラ・ベル・シャーリイは激昂。77万ドルを得てスタア一家を救うために銀行員のリチャード・ティモンズの誘いに乗り、列車強盗に協力することを約束する。

サム・スタアの妹たちジョウン・スタアとジョスリン・スタアもそれに賛同し、サム・スタアが止めるのも聞かずに、一行はブライアー・タウンへと乗り込むのだった。

登場人物・キャラクター

マイラ・ベル・シャーリイ (まいらべるしゃーりい)

仕事を求めて南部から出稼ぎに来た少女で、早撃ち、曲撃ちの名手。だが、銃撃音が嫌いなため戦いを好まず、心優しく強い意志を持っている。目的地に着いた矢先に運悪く強盗事件に巻き込まれてしまい、現場から命からがら逃亡。その際に腹部に銃弾を受け、死にかけていたところをスタア一家のサム・スタアに匿われた。 その後、自身が強盗の首謀者として賞金首になっていることを知ると、怒りのまま無法者になる決意を固め、リチャード・ティモンズの誘いに乗り、銀行から列車で運ばれる多額の現金を強奪する計画に荷担する。

ベイカー

カナダに住む小説家の女性。ベル・スタアの異名を持つマイラ・ベル・シャーリイを題材にした「無法の女王」という作品を手掛けた。彼女のもとに盗掘されたマイラ・ベル・シャーリイ所有の拳銃が持ち込まれたことから物語は始まる。

サム・スタア (さむすたあ)

19世紀の実在の無法者、マイラ・メイベル・シャーリー・リード・スターの二人目の夫となった牧場主のサム・スターをモデルとしている。広大な土地を有するスタア一家の若き主で、農場の経営者。だが、鉄道会社と銀行から77万ドル13セントの借金をカタに立ち退きを要求され、数々の嫌がらせを受けている。 原住民と白人の混血で周囲から嫌われているが、それを気にすることなくたくましく生きていた。偶然にも匿うことになったマイラ・ベル・シャーリイの現金強奪計画を止めさせるため、彼女とともに行動するように。

ジョウン

サム・スタアの妹で、農場で馬の調教師をしている。現実的な性格で、マイラ・ベル・シャーリイが賞金首だと知ると、売り渡して家を買いたいと口にしていた。だが、それを実行するほど軽薄ではなく、少し頼りない部分のある兄を支えるしっかり者の女性。自身の土地を守るため、マイラ・ベル・シャーリイの現金強奪計画に協力を申し出る。

ジョスリン

サム・スタアとジョウンの妹で、一見無邪気なようだが、スタア一家を襲撃した荒くれ者に対して色仕掛けで籠絡する計算高い少女。自身の土地に思い入れはないが、姉に倣ってマイラ・ベル・シャーリイの現金強奪計画に協力する。

ルーク・カーボ (るーくかーぼ)

バッヂを付けた殺し屋の異名を持つ、荒事を荒事で解決する保安官。元北軍の軍人という過去を持つ。グレイスン邸の強盗事件でマイラ・ベル・シャーリイを取り逃がし、それ以降、助手に迎えたマイルズとともに、マイラ・ベル・シャーリイを執拗に追いかける。

リチャード・ティモンズ (りちゃーどてぃもんず)

雇われ銀行員で、紳士的な振る舞いを見せつつも丸眼鏡に笑みを絶やさない風貌から、どこか怪しい雰囲気を漂わせている。スタア一家に立ち退きを要求していたが、マイラ・ベル・シャーリイの存在を知ると、スタア一家に銀行から運び出される多額の現金を強奪する計画を持ちかけた。ただし、自身は銃もろくに扱えないほどで、荒事はすべて他者に任せている。

ウイリアム・マクベイン (ういりあむまくべいん)

凄腕のガンマン。荒くれ者に追われるサム・スタアを助け、ガンマンの心得を教える。その後、金とは違う目的を果たすため、マイラ・ベル・シャーリイの現金強奪計画に協力するように。かつて北軍の軍人で、ルーク・カーボの同僚だった。

マイルズ

ルーク・カーボの助手としてマイラ・ベル・シャーリイを追う。南北戦争では北軍の砲撃手として従軍しており、大砲を扱える。カーボからはいつも名前を間違われてミルズと呼ばれており、それを気にしている。

コール・ヤンガー (こーるやんがー)

19世紀のガンマン、トーマス・コールマン・ヤンガーをモデルとしている。南北戦争で南部ゲリラの一員となり、その際に出会った幼い頃のマイラ・ベル・シャーリイに拳銃の扱い方を教えた。多数の北軍兵士に囲まれながら、一丁のショットガンと二丁の短銃で追い払った凄腕の持ち主。

ガランド

北軍にいた頃のルーク・カーボの上官で、第5騎兵連隊長。階級は大佐。冷酷な性格をしており、暴徒鎮圧の名の下にルーク・カーボの部下を犠牲にしながら原住民たちを大量虐殺した過去を持つ。ある作戦を実行するために、マイラ・ベル・シャーリイが狙う列車に乗り込んでいた。

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