概要・あらすじ
登場人物・キャラクター
月島 仁兵衛 (つきしま じんべえ)
蟲奉行所市中見廻り組のひとり。津軽藩の村にある月島流道場の息子。月島流剣術を用いる。バカが付くほど真っ直ぐで天真爛漫。真面目で猪突猛進な性格は思い込みと勘違いが激しく、何かと突っ走って無茶をすることもある。 誰よりも強い武士になることを目指している。
巨大蟲 (きょだいむし)
『ムシブギョー』に登場する生物。100年ほど前から日本に跋扈するようになった人間を襲う生き物。何故現れるようになったのかはよく分かっていない。大きさは、主に人間の数倍から数十倍程度。だが、夏になると「城塞級」と呼ばれる超大型蟲が江戸に向けて現れる。
真田 幸村 (さなだ ゆきむら)
蟲人のひとり。かつては人だったが、その果てぬ思いから蟲人となった。猿飛佐助(さるとびさすけ)を含め、配下に真田十傑蟲と呼ばれる10人の蟲人がいる。蟲奉行のことを「姫君」と呼ぶ。
月島 源十郎 (つきしま げんじゅうろう)
月島仁兵衛の父。津軽藩にある月島流道場道場主。8年前まで津軽藩の剣術指南役を務め、その腕を買われ松ノ原小鳥から蟲奉行所へ誘われていた。だが、怪我をしたためその大役を息子月島仁兵衛に譲った。
新中町奉行所 (しんなかまちぶぎょうしょ)
『ムシブギョー』に登場する組織。新中町奉行所。通称蟲奉行所には、月島仁兵衛が所属する市中見廻り組の他に、武家見廻り組、寺社見廻り組、関八州見廻り組などの、江戸の要所を担当する組織がある。 これらを束ねるのが、蟲奉行になる。
有虚 (うろ)
蟲狩のリーダー格。無涯の兄。とある理由から蟲奉行を狙っている。
長福丸 (ながとみまる)
徳川吉宗の息子。江戸幕府次期将軍。10年間ひきこもり書物ばかりを読んでいたが、巨大蟲出現の謎を知るため蟲奉行所に忍み月島仁兵衛に出会う。その際、初めて個人としての自分を信頼してくれた月島仁兵衛に心を開き、友と呼ぶようになった。 その後は半ばストーカーにようにまとわりついている。
恋川 春菊 (こいかわ しゅんぎく)
蟲奉行所市中見廻り組のひとり。凄まじい剣の腕前を持つ斬撃のスペシャリスト。大盗賊団の息子で、99人を斬り殺したことから「九十九斬り」の異名を持った、かつての大罪人。口癖は「カカ」。 仁兵衛のことを「兄ちゃん」(にいちゃん)と呼ぶ。
無涯 (むがい)
蟲奉行所市中見廻り組のひとり。「蟲退治」のスペシャリスト。使用する武器は塵外刀。無口で蟲を倒すことを何よりも最優先するため、仲間との交流も少ない。月島仁兵衛の憧れの人。かつては蟲狩のリーダーだった。
蟲奉行 (むしぶぎょう)
蟲奉行所を束ねる人物。外見は幼いが実際には通常の人間より長く生きている。一部の人間からは「姫」と呼ばれている。蟲から江戸を守る要であるとされ、それ故に自由もなく他者との交流も極端に避けてきた。 しかし、偶然にも月島仁兵衛と出会ったことで、その考は次第に溶けてゆく。
蟲狩 (むしかり)
『ムシブギョー』に登場する組織。蟲の毒に耐性があり、人間を超越した高い身体能力を秘めた者たちによる巨大蟲の退治を生業とする集団。蟲奉行所とは違い手段は選ばない。
蟲人 (むしびと)
『ムシブギョー』に登場する生き物。蟲と人間の両方の特性を併せ持つ化け物。
松ノ原小鳥 (まつのはらことり)
蟲奉行所市中見廻り組与力。主に月島仁兵衛たちに命令を出しているが、自らも戦う時もあり、その腕前はかなりなもの。
蜜月 (みつき)
蟲狩の一員。主に諜報活動を行っている。数本の蟲笛によって巨大蟲を自由自在に操ることができる。
火鉢 (ひばち)
蟲奉行所市中見廻り組のひとり。火薬の扱いを得意とする忍者一族の末裔で発破のスペシャリスト。流派は珍宝流。
お春 (おはる)
蟲奉行所近くの茶屋春夏秋冬の娘。祖父と共に店を切り盛りしている。月島仁兵衛が江戸に来たばかりの頃に蟲から助けてもらったことがあり、それ以来月島仁兵衛を慕っている。
一乃谷 天間 (いちのたに てんま)
蟲奉行所市中見廻り組のひとり。防壁のスペシャリスト。陰陽道を司る土御門家の流れを汲み、紙人形の式神為吉と末吉を巨大化させ戦う。「できる子」を自称してはいるが、かなりのビビリ。じつは虫が苦手。
クレジット
原作
常住戦陣!!ムシブギョー (じょうじゅうせんじん むしぶぎょー)
作者・福田宏の『ムシブギョー』を改題・再構築した作品で、設定や登場人物など多くの要素が『ムシブギョー』と共通している。江戸時代(享保年間)を舞台に、人間を襲う怪物、巨大蟲に対応する蟲奉行所の一員となっ... 関連ページ：常住戦陣!!ムシブギョー
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