ギャルばかりの元女子校が舞台
本作の舞台となるのは、男女比率1対359の元女子校・県立茂手城高校。男子は主人公の早乙女穂高たった一人で、周りは女子生徒しかいないため、穂高はつねにアウェーな状況で弱い立場を強いられている。そんな穂高は何かにつけてクラスメートにいじられているが、そんなピンチをヤンキーの九頭竜華子に助けられたことで、物語が動き出す。華子と友人になった穂高の高校生活や恋愛模様が、お色気要素を交えながら展開される。
裁縫が得意な学校唯一の男子×実はまじめなヤンキーギャル
茂手城高校唯一の男子生徒である早乙女穂高は、実家が裁縫屋を営んでおり、家業を継ぐために服飾科へ入学した。このため裁縫が得意で、文化祭でも友人の女子たちにモデルを頼んで、服飾関係のイベントに参加している。一方、穂高をいじめから救った九頭竜華子は、ケンカが強く背が高いヤンキーギャルで、学校では「クズハナ」のあだ名で呼ばれ、周囲から浮いている。しかし、見た目に反して根は優しく生真面目で、正義感も強い性格の持ち主であり、穂高にとっては救いの神とも言える存在となる。
孤立していた穂高が一転、学園ハーレム状態へ
入学当初は女子生徒にからかわれたり、あの手この手でいじられたりしていた早乙女穂高は、少数派の悲哀を味わっていた。しかし、穂高は九頭竜華子と友人になったのをきっかけに女子との交流を深めていき、服飾科以外の友人も増えて完全アウェーだった状況も良い方向に向かっていく。やがて最初は敵だった女子生徒も穂高に心を開いて彼の理解者となり、時には穂高を巡って争いが起こるようになる。そんな状況から生まれるラッキースケベや学園ハーレムも本作の見どころで、文化祭や体育祭などの学園イベントを通して、穂高の日常にはさまざまな波乱が巻き起こる。
登場人物・キャラクター
早乙女 穂高 (さおとめ ほだか)
茂手城高等学校の1年D組に在籍している男子。クラスメートからは揶揄の意味を込めて「早乙女っち」と呼ばれている。実家の裁縫屋を継ぐことを考えているため、服飾科のある茂手城高等学校に入学した。しかし、全校生徒360人の内、自分一人が男子であることから友達に恵まれず、一時は鷹江花澄とその取り巻きたちから嫌がらせを受けていた。やがて孤独と鬱屈に耐えきれずに学校を辞めようとするが、九頭竜華子に励まされたことで考えを改める。また、華子と親しくなったことでクラスでも一目置かれるようになり、やがて花澄に惚れられてしまう。
九頭竜 華子 (くずりゅう はなこ)
茂手城高等学校の1年B組に在籍している女子。金髪ロングヘアに、高身長でスタイル抜群の巨乳の持ち主で、身体能力も優れている。格闘技の経験もあり、誰が相手でもまったく物おじしないことから、学校では「クズハナ」と呼ばれて恐れられている。群れることを好まない一匹狼気質のため、鷹江花澄とその取り巻きに脅されていた早乙女穂高を助けた。その際、早乙女から感謝とともに「女の子らしい」と予想外の言葉をかけられたことで、九頭竜華子自身も次第に早乙女を意識するようになる。
書誌情報
ヤンキーJKクズハナちゃん 24巻 秋田書店〈少年チャンピオン・コミックス〉
第1巻
(2020-08-06発行、 978-4253225076)
第11巻
(2022-06-08発行、 978-4253226554)
第12巻
(2022-08-08発行、 978-4253226653)
第13巻
(2022-11-08発行、 978-4253228688)
第14巻
(2023-01-06発行、 978-4253228695)
第15巻
(2023-03-08発行、 978-4253228701)
第16巻
(2023-05-08発行、 978-4253284011)
第17巻
(2023-07-06発行、 978-4253284028)
第18巻
(2023-10-06発行、 978-4253284035)
第19巻
(2023-11-08発行、 978-4253284042)
第20巻
(2024-02-07発行、 978-4253284059)
第21巻
(2024-04-08発行、 978-4253284066)
第22巻
(2024-06-07発行、 978-4253284073)
第23巻
(2024-08-07発行、 978-4253284080)
第24巻
(2024-10-08発行、 978-4253284097)