リサの食べられない食卓

リサの食べられない食卓

とある長命な種族の女性が、食料である人間の血をより美味しくするため、料理に励む。彼女と、彼女の食料として雇われた男、偶然彼女の屋敷に拾われた少年たちが、奇妙な共同生活を営む中で、彼らに隠された秘密が少しずつ明らかになっていくSF作品。小学館「週刊少年サンデーS増刊」2019年2月号より連載開始。

正式名称
リサの食べられない食卓
ふりがな
りさのたべられないしょくたく
作者
ジャンル
その他SF・ファンタジー
 
料理
レーベル
少年サンデーコミックス(小学館)
巻数
既刊3巻
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概要・あらすじ

森の中にある屋敷に住むリサは、人間とほとんど変わらない見た目をしているが、「青き血の一族」と呼ばれる別種の生物。人間の血を食料とし、人間より遥かに長い寿命を持つ彼女には、ある悩みがあった。それは、どんな人間の血もまずく感じるということ。あるときリサは、母親が屋敷に遺した書物から「人間の血を美味しくするには、美味しい食事を与えることが一番」と知る。食料として雇った泉守冬真や、偶然屋敷の近くで拾った少年の三雲暁に手料理を振る舞い、リサは美味しい血を味わおうとするのだった。そんな中で、徐々に三人に隠された秘密が明らかになっていくのだった。

登場人物・キャラクター

リサ

森の中にある屋敷で暮らす女性。金髪のロングヘアで青い瞳の持ち主。若い白人女性に見えるが「青き血の一族」と呼ばれる、人間とはまったく別の種族。人間の血を食料とし、人間より遥かに長い寿命を持つ。いわゆる吸血鬼とは異なり、特殊な能力もなければ、血を吸われた人間が同族になるようなこともない。血の味が嫌いで、まずいと感じてしまうことが悩み。母親が屋敷に遺した書物から「人間の血を美味しくするには、美味しい食事を与えることが一番」と知り、料理に励んでいる。しかし、人間のような食事はしないため、料理の腕前は壊滅的。

泉守 冬真 (いずもり とうま)

若い男性。大学卒業後ほどなく、唯一の肉親だった弟が死亡。そのことで自暴自棄になり、決まっていた内定を辞退し、世捨て人のようになる。そんな中、リサの屋敷が出していた仕事の募集を目にしてそれに応募、リサの食料として雇われることになる。リサの出してくる食事のまずさに一度逃亡する。しかしその後、逃亡する際に屋敷の近くで出会った少年の名前が、自分の弟と同じであることを偶然知り、彼のことが気になって屋敷に戻ってくる。

三雲 暁 (みくも あきら)

7歳の少年。リサの屋敷の近くで行き倒れになっていたところをリサに見つかり、彼女に拾われていっしょに暮らすことになる。災害などで滅亡の危機に瀕していた人類を存続させるため、選ばれた人間をコールドスリープさせて未来へ送る「ARK計画」に選ばれた人物の一人。300年ほど前に両親と別れてコールドスリープさせられたが、その後人類は滅亡せず、シェルターの不具合によって目覚めてしまう。目覚めてからは孤児院のような施設で生活するが、激変した環境に馴染めずに逃げ出し、リサに拾われることになる。

書誌情報

リサの食べられない食卓 3巻 小学館〈少年サンデーコミックス〉

第1巻

(2019-09-12発行、 978-4091292971)

第2巻

(2020-03-12発行、 978-4098500499)

第3巻

(2020-10-12発行、 978-4098503261)

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