概要・あらすじ
半人前のセービス用ロボットのロボコンは、早く人間にサービスをしたくてロボット・ランドから家出して人間世界にやってきた。空腹で自動車のガソリンを盗んでしまい、その自動車の持ち主の大山家にお手伝いロボとして入る。だがロボコンは人間の生活や常識に乏しく、やることなすこと失敗ばかり。それでもとことん人間にサービスをして、ロボットの星となることを誓う。
登場人物・キャラクター
ロボコン
『がんばれ!!ロボコン』の主人公ロボット。ロボット・ランドで人間へのサービスを学んでいたロボット。ロボットのクラスを示すハートマークはひとつ。尊敬するガンツ先生に人間世界行きを認められず、家出をして下水道を通って人間世界にやってきた。空腹のため自動車のガソリンを盗もうとして、その自動車の持ち主、大山大五郎に拾われる。 それを切っ掛けに大山家のお手伝いロボとなる。人間の生活や常識に乏しく、サービス過剰で迷惑になり、お手伝いロボとしては役に立たない。ゴキブリが苦手で、1匹見るだけで周囲を破壊し尽くしてしまう。そのため、大山一家が追い出しを決意し、執拗に嫌がらせをしてくるが、ロボ根性が鍛えられると歓迎している。 1人称は「ボコ」。
大山 大五郎 (おおやま だいごろう)
普通のサラリーマン。細身で大きな口とサカサマハート型の丸い鼻に大きな眼鏡。家では亭主関白。自家用車からガソリンを抜こうしているロボコンを発見、そのまま持ち帰った。ロボコンを拾ってきた責任を痛感している。
大山 小五郎 (おおやま こごろう)
大山家の長男。小学生。3年3組。坊っちゃん刈りに太いつながり眉毛で、大きな目に父と同じ鼻をしていて、前歯が1本出ている。ませていてスケベ。年上の女学生に恋してつけまわしたり、覗きをしたりしている。
ママ
大山家の主婦。サザエさんカットの平凡な女性。近所の奥さんたちにロボコンを自慢したため、ある程度手伝いをさせざるを得ず、被害を受けやすい。家計を預かる身だが、ロボコンに手伝いをさせないために、電化製品を揃えたり、ほかのサービスを利用したりして、散財をしてしまう。
おねえちゃん
大山家の長女。高校生くらい。父とそっくりの顔で鼻だけ母似。細いおさげ髪にリボンを結んでいる。細身だが胸は大きい。隣の巻田くんが好きで、ロボコンのために失恋しそうだったが、その後、つきあうようになったらしい。なにかとロボコンに裸に剥かれてしまう。
ワンタンタン
『がんばれ!!ロボコン』の登場ペット。大山家が飼うことにした、血統書付きの名犬。小型犬で、寄り目にチョビヒゲ。いつも舌を出している。ドッグスフォード大学出身で優秀。人間の手伝いも完璧にこなす。ロボコンに精神的なダメージを与えるために大山大五郎が買ってきたが、ロボコンとの激しいサービス競争の末に、ノイローゼを発症したり、過剰サービスに走ったりし始める。 ロボコンに対する嫌がらせも始めたが、うっかりロボットにはできない粗相を押しつけようとしてしまう。
ガンツ先生 (がんつせんせい)
『がんばれ!!ロボコン』の登場ロボット。ロボットたちの先輩で教師。ロボットのクラスを示すハートマークは11個の最高級。ロボコンの人間世界行きには反対していた。
ロビン
『がんばれ!!ロボコン』の登場ロボット。ロボコンたちからはロビンちゃんと呼ばれ、憧れの的となっている。背中に大きなネジがあるバレリーナ型ロボット。ダンスの先生に極秘で買いとられ、新しい振り付けを作っている。言葉を発することはなく、感情は踊りで表現する。
ド・ロボ (どろぼ)
『がんばれ!!ロボコン』の登場ロボット。ロボコンの同級生で、全身の半分が口のカエル型ロボット。なんでも口に入れてしまう。ドロボー株式会社で働いていて、成績優秀。一輪車が脚部の忍者型ボディを与えられたことがある。
ロボパー
『がんばれ!!ロボコン』の登場ロボット。ロボコンの同級生で不良品ナンバーワンだった。ガチャ目で鼻をたらし、頭は横になっている。さらに、左腕は長いホース状で手がない。オーバーオールを着用。驚かされるとバラバラになってしまう繊細なロボット。人間世界では焼き芋やラーメンなどの屋台を引いている。
場所
大山家 (おおやまけ)
ロボコンが居すわることになった、郊外の家。両親と姉弟の子供がいる4人家族。最寄りの駅まで徒歩で40分かかるため、自家用車は必須。ロボコンの起こす騒動で半壊を繰り返し、最終回でついに全壊する。
その他キーワード
ロボットランド
『がんばれ!!ロボコン』の用語。ロボコンたちの出身地。人間にサービスを提供するロボットたちを製造・育成している。どこにあるかは不明で、略称はR.R.K.K.。別作品『ロボット刑事』のR.R.K.K.との関係は不明。