概要・あらすじ
アレクラスト大陸の南にあるロードス島は呪われた島と呼ばれ、権力を欲する人々や魔物により、創世記の頃から国同士の争いが絶えることがなかった。どこの国にも属さない自由騎士パーンらの活躍によりアシュラムが倒され、争いは収まりつつあった。
それから10年後、邪神カーディスを復活させる鍵のひとつである「魂の水晶球」がバグナードの配下に奪われ、邪神復活の危機が迫っていた。
登場人物・キャラクター
パーン
ザクソン村出身の騎士で、ロードスの平和のために戦っている。英雄戦争時の活躍により「自由騎士」と呼ばれるようになった。アシュラムが太守の秘宝を狙っていることを知り、カシューに協力を要請するためフレイム王国へと旅立つ。
ディードリット
精霊使いのハイエルフで、パーンと出会ってからは共に旅をしながら戦っている。シーリスがパーンに積極的にアプローチしているのを見て、心中穏やかでなくなる。
スレイン
北の賢者と呼ばれる魔術師の男性で、パーンと共に旅をしながら戦っていた。火竜山の魔竜との戦いの後は、フレイムの宮廷魔術師となる。そしてレイリアと結婚し、娘のニースが生まれる。
レイリア
マーファ大神殿の最高司祭であるニースの娘で、マーファの司祭。邪神カーディスの最高司祭であるナニールの生まれ変わりとなるはずだったが、実際はスレインとの間にできた娘のニースに宿ってしまう。
セシル
スレインの弟子である魔術師で、ザクソン村の自衛団長を務めている。性格は直情的で、パーンから手ほどきを受けた剣の腕前も高い。
シーリス
元はカノン貴族の娘で、現在は傭兵をしている女性。相棒のオルソンと共にザクソン村に税の取り立てにやってくる。そこで対峙して敗れたパーンに好意を持ち、仲間に加わることになる。水竜エイブラが棲む青竜島では、アシュラムたちと戦闘になる。 後にハイランド公王であるレドリックの妃になる。
オルソン
目の前で姉をゴブリンに惨殺された過去があり、それ以来感情を失ってしまう。また目の前で女性が殺されそうになるのを見ると怒りの精霊フューリーに感情を支配されて狂戦士(バーサーカー)となり、敵味方関係なくものすごい力で襲い掛かる。 相棒のシーリスと共にザクソン村に税の取り立てにやってくる。水竜エイブラが棲む青竜島では、アシュラムたちと戦闘になる。
マール
明るくてお気楽な性格なグラスランナー(妖精族の一種)。自由都市ライデンでオルソンたちの前に現れ、その後パーンたちと行動をともにする。
カシュー
フレイム王国を興した傭兵王。良き友人で剣の師匠でもあるパーンと、火竜山に棲む魔竜シューティングスターの討伐に赴いた。アシュラムを倒し、つかの間の平和を取り戻したがその10年後、フレイム王国にあった「魂の水晶球」をダークエルフに奪われてしまう。 奪われた原因でもあるスパークを、次代の希望を託せる若者とみなし、奪還の旅に向かわせた。
アシュラム
「黒衣の騎士」と呼ばれるマーモ帝国の騎士で、暗黒皇帝ベルドの元近衛師団長だった。ベルド亡き後、マーモによるロードスの統一を目論み、5色の魔竜が守る太守の秘宝のひとつ「支配の王錫」を探し求める。 水竜島では水竜エイブラを倒し、太守の秘宝「魂の水晶球」を手に入れる。その後カシューとの一騎打ちに敗れ、火山に身を投げて死亡したかに思われた。
バグナード
「黒の導士」と呼ばれている、マーモ帝国の宮廷魔術師。アシュラムが倒されてから10年後、邪神カーディスを復活させて自分は不死の王(ネクロマンサー)となり君臨しようと目論む。そのため、復活の鍵となる「魂の水晶球」とニースを手に入れようとする。 制約の魔法をかけられており、魔法を使うと激痛をともなう。
スパーク
フレイム王国の少年騎士団の一員で、パーンに憧れを抱いている。パーンやカシューがアシュラムを倒してから10年が経ったある日、失態により「魂の水晶球」をダークエルフに奪われてしまい、奪還の旅に出発する。 そして邪神カーディス復活を巡る戦いに巻き込まれていく。
ニース
スレインとレイリアの娘で、小ニースとも呼ばれている。幼いながらも神官として高い実力を持っている。邪神カーディスの最高司祭であるナニールの魂を宿しており、邪神カーディスの復活に必要な「もうひとつの扉」として狙われている。 「魂の水晶球」を奪還するために旅をするスパークに同行する。
ホッブ
フレイム王国にあるマイリー神殿の司祭。アシュラムの人柄に惹かれて付き従う。
リーフ
「魂の水晶球」を奪還する旅をするスパークの部下である、ハーフエルフの傭兵。陽気な性格でムードメーカー的な存在。
ギャラック
元はフレイム王国の貴族で、スパークの警護が役割だった。スパークが「魂の水晶球」奪還の旅に出るにあたり、傭兵隊長シャダムの命令で、傭兵として部下となった。「蒼い流星」という異名を持ち、剣の腕はかなり高い。
ライナ
恋人のランディと旅をしていた盗賊だったが、ダークエルフの罠でランディを亡くす。そして仇を討つためにスパークの旅に同行する。ギャラックとは、ケンカをするが仲がいい。
アルド・ノーバ (あるどのーば)
フレイム王国の王城の宝物庫の管理を任されていた魔術師で、スレインの弟子。スレインの命令により、スパークの旅に加わる。巨漢だが臆病な性格。
グリーバス
フレイム王国でマイリー司祭を務めているドワーフで、スパークの旅に加わる。魔法だけでなく直接戦闘に参加することも多い。
レオナー
マーモ軍に占領されたカノン王国の第三王子。カノン王国の奪回のため、カノン自由軍を率いて戦っている。剣の腕前は高く、カシューにも引けをとらないという。
エト
至高神ファリスの神官で、かつてはパーンたちと共に戦っていた。その後は、「神官王」と呼ばれるヴァリス国王となった。マーモとアラニアの侵略に対し、聖戦を発動して戦う決心をする。
ピロテース
アシュラムと行動をともにしているダークエルフで、ハイエルフであるディードリットは宿敵。
カーラ
ロードスの歴史を影で操っている灰色の魔女。魂が封じられたサークレットを身につけた者を自由に操る。ロードスの平和を復活させるには、力の均衡を取り戻すことだと信じており、パーンたちがいる反マーモ軍勢力に敵対している。