概要・あらすじ
登場人物・キャラクター
岩城 鉄生 (いわしろ てっしょう)
絶対音感を持つ若き獣医。勉強嫌いの高校生だったが、獣医師・賀集真吾に飼い犬である「犬」の命を救われたことで獣医を志した。さまざまな面で未熟ではあるが、動物を救いたいという思いは人一倍篤く、常識や面子にこだわらず最善を尽くす。動物病院REDでの勤務を経た後、盟央大付属動物病院の勤務医となる。 初期のエピソードでは絶対音感が診断の突破口となるケースが多かったが、獣医として成長するに応じて絶対音感に頼る機会は少なくなっていった。
犬 (いぬ)
『ワイルドライフ』に登場する犬。鉄生に飼われている中型犬で、犬種は不明。ネーミングセンスがまったくない飼い主から「犬」という見も蓋もない名前を付けられた。看護犬の素質があり、非常に頭が良い。漫画的なカリカチュアライズではあるが、登場人物のボケに対して文字が書かれた看板を掲げて突っ込む役目を務める。生まれつき心臓が弱く、作中では2度にわたって手術を受けている。
陵刀 司 (りょうとう つかさ)
動物病院REDの医局第2科、通称「WILD LIFE」の主任を務める人物。20代前半のような容姿を持つ美形男子だが、実年齢は44歳。獣医師免許と医師免許の両方を持つ天才であり、豊富な経験から患畜の病状をひと目で見抜く絶対眼力を持つ。しかも、極度の怠け者であるうえに両刀使いのサディストという、突っ込みどころ満載の怪人物である。 鉄生と共に盟央大に所属を移し、教授の任に就く。
瀬能 みか (せのう みか)
動物病院REDで獣看護士を勤める女性。やや内向的ではあるが、動物を愛する優しい女の子で、動物を救うためならなりふり構わず突っ走る鉄生に対して好意を抱くようになっていく。REDの隣にある養護施設、永田似園の出身で、天涯孤独の身の上であるらしい。
高宮 澄弘 (たかみや すみひろ)
動物病院REDの院長で、名獣医として知られる人物。象牙の塔にこもることをよしとせず、現場優先の実践的獣畜医療を実現するためREDを設立した。
鞍智 久孝 (くらち ひさたか)
鉄生とはほぼ同期となるREDの新人獣医。大学院出のエリートで、三流大学出身ながら実績を重ねていく鉄生には複雑な思いを抱いていた。その後、オーストラリアやイラクなどの過酷な環境で動物の治療を重ね、別人のようにたくましい姿となって再登場した。
美坂 洋平 (みさか ようへい)
陵刀司の後輩に当たる獣医師。かつては手術の天才としてREDで腕を振るっていたが、息子を亡くしたことで酒に溺れ、一線から遠ざかっていた。アルコール依存症となり、社会生活さえ満足に営めなくなっていたところを、鉄生の情熱と高宮澄弘の説得により立ち直り、REDに復帰。 盟央大に移籍した陵刀司に代わって「WILD LIFE」の主任を務める。
木々樹 リン (ききき りん)
RED所属の樹木医。日本人の父とカナダ人の母の間に生まれた男性で、普段は優しげな笑みを浮かべている。しかし、幼少時のトラウマから、樹木が傷つけられている様を見ると人が変わり、過激な行動に出てしまう。
宝生 紗戸音 (ほうしょう さとね)
鉄生の幼馴染で、スチュワーデスとして働く女性。いつの頃からか鉄生を異性として意識し始め、何度かアプローチを試みるものの、恋愛方面にはとことん鈍い鉄生には、なかなか気付いてもらえなかった。
賀集 真吾 (かしゅう しんご)
心臓の病で倒れた犬を救った獣医師で、鉄生に同じ道を歩むことを決意させた人物。本編への登場は第一話のみで、後にオーストラリアへ移住していたことが語られる。
永田 利休 (ながた りきゅう)
REDのオーナーである資産家の老人。20年ほど前、患畜のために文字通り身を削って治療に当たっていた高宮澄弘らREDの初期メンバーの意気に感じ、資金援助を申し出た。現在のREDの敷地の隣で、事情を抱えた子供のための擁護施設「永田似園」を運営。園長としても活躍している。
死領 原渡 (しりょう げんと)
優秀な獣医師であると同時に、凄腕のハンターとしても活動する男。法の網をかいくぐって、保護動物の狩猟にも手を染めている。動物に対する愛情は微塵もなく、「治すよりも殺す方が好き」と放言する。違法ハント以外にも、さまざまな悪事に手を染めていることが伺える。
八尋 巧 (やひろ たくみ)
アメリカから盟央大へとやってきた青年獣医師。優れた技量を持ち、人当たりも柔らかいが、裏ではなにやら画策していることが描写される。後に鉄生やREDの宿敵とも言える死領原渡の異母弟であることが明かされるが、兄とは道を違えており、その悪事を阻止するために鉄生たちに協力を求めた。
書誌情報
ワイルドライフ 1巻 小学館〈少年サンデーコミックス〉
v.2
(2003-07-01発行、978-4091264220)
v.3
(2003-09-01発行、978-4091264237)
v.4
(2003-12-01発行、978-4091264244)
v.5
(2004-02-01発行、978-4091264251)
v.6
(2004-04-01発行、978-4091264268)
v.7
(2004-06-01発行、978-4091264275)
v.8
(2004-10-01発行、978-4091264282)
v.9
(2004-11-01発行、978-4091264299)
v.10
(2005-01-01発行、978-4091264305)
v.11
(2005-03-01発行、978-4091271914)
v.12
(2005-06-01発行、978-4091271921)
v.13
(2005-08-01発行、978-4091271938)
v.14
(2005-10-01発行、978-4091271945)
v.15
(2006-01-01発行、978-4091271952)
v.16
(2006-02-01発行、978-4091200495)
v.17
(2006-05-01発行、978-4091203472)
v.18
(2006-07-01発行、978-4091204387)
v.19
(2006-10-01発行、978-4091206268)
v.20
(2007-01-01発行、978-4091207005)
v.21
(2007-03-01発行、978-4091210098)
v.22
(2007-05-01発行、978-4091210609)
v.23
(2007-08-01発行、978-4091211644)
v.24
(2007-11-01発行、978-4091212092)
v.25
(2008-03-01発行、978-4091212993)
v.26
(2008-04-01発行、978-4091213846)
v.27
(2008-06-01発行、978-4091214096)
第1巻
(2003-05-01発行、978-4091264213)







