三日月のドラゴン

三日月のドラゴン

神奈川県江ノ島が舞台。映画研究会に所属する高校1年生の月島龍之介は、友人が不良たちに絡まれている現場に遭遇。自分も脅されてお金を要求される。しかし祖母と二人暮らしの生活を送る龍之介には、金銭的な余裕はなかった。崖っぷちに立たされた龍之介が、偶然見かけた空手の達人との出会いをきっかけに、空手道に邁進する姿を描いた青春スポーツ漫画。小学館「月刊! スピリッツ」2019年3月号より連載を開始。

正式名称
三日月のドラゴン
ふりがな
みかづきのどらごん
作者
ジャンル
空手
レーベル
ビッグ コミックス(小学館)
巻数
既刊7巻
関連商品
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概要・あらすじ

神奈川県江ノ島あたり。高校1年生の月島龍之介は、下校途中に、同じ映画研究部の友人が、大網水産高校の不良たちに絡まれている現場を目撃する。恐怖で固まっている龍之介を見つけた友人は、大声で龍之介を呼んだ。友人のトラブルに巻き込まれた龍之介は、ボコボコに殴られ、5万円を持ってくるように脅される。しかし彼は、6歳のときに両親を交通事故でなくし、以来祖母と二人暮らしをしており、金銭的余裕はまったくなかった。一旦帰宅して、いつものようにコンビニのアルバイトに向かう龍之介。すると、悪いことは重なるもので、今度は出刃包丁を持ったコンビニ強盗が店にやってきた。そこへ、酔っぱらいの老人が来店。客を守ろうと、とっさに強盗にタックルする龍之介だが、あっさり外され、ケリを入れられる。強盗のことなどまったく眼中にない素振りの老人は、動くなという強盗の言葉を無視。冷凍庫のあずきバーを探し始めた。怒った強盗が老人に向かっていくが、次の瞬間、強盗は空中に放り投げられていた。さらにピストルを取り出した強盗に、今度は強烈なケリを見舞う老人。強盗は気絶してしまった。まるで超能力だ、そう感じた龍之介だったが、それは空手の技であった。空手を教えてほしいという龍之介の頼みを、老人はあっさり断り、夜の街へと姿を消した。翌日、例の不良たちから電話で催促を受ける龍之介。さらに、彼らは祖母に危険が及ぶようなことまで言い出した。崖っぷちに立たされ途方に暮れる龍之介は、その日の下校時、街なかを指2本の逆立ちで歩く人を見かける。空手着を着たその男のことが気になった龍之介は、彼の跡をつけた。男は頓禅寺というお寺に入っていった。そこで龍之介は、昨日の老人を見つける。老人はその寺の住職の西田凡拙。逆立ちの男はその息子で、西田愚太郎といった。西田親子を前に、再び龍之介は空手を教えてくれるようお願いする。「強くなってどうする」という問いに、龍之介は「育ててくれた祖母を守りたい」と涙ながらに訴える。それを聞いた凡拙は「仲間になろう」と声をかけ、週末から道場に来るようにという。こうして、空手と出会ったひ弱な少年の龍之介は、様々な修行と経験を経て、心身ともに成長していくのであった。

登場人物・キャラクター

月島 龍之介 (つきしま りゅうのすけ)

16歳の高校1年生男子。背が低いため、中学生と間違われることもある。映画研究会に所属。6歳で両親をなくして以来、祖母と二人暮らしを続ける。家計を助けるために、コンビニでアルバイトをする。ある日、コンビニ強盗を撃退した空手の達人、西田凡拙と出会い、空手の道を進むことに。

西田 凡拙 (にしだ ぼんせつ)

頓禅寺の住職。小柄だが、空手の達人でもある。月島龍之介の師匠。禿頭に楕円形のメガネ、手ぬぐい鉢巻が特徴。飄々とした人柄で、摑みどころのない性格。あずきバーとテレビ番組の「鑑定団」が大好き。

西田 愚太郎 (にしだ ぐうたろう)

西田凡拙の息子。父と同じく空手の達人。職業は詩人。大柄な体格。オールバックとメガネが特徴。指2本だけの逆立ちで延々と歩き続けられるほどの、強い体力を持つ。

書誌情報

三日月のドラゴン 7巻 小学館〈ビッグ コミックス〉

第1巻

(2019-09-30発行、 978-4098603589)

第2巻

(2020-02-28発行、 978-4098605491)

第3巻

(2020-07-30発行、 978-4098606818)

第4巻

(2020-12-25発行、 978-4098607884)

第5巻

(2021-05-28発行、 978-4098610518)

第6巻

(2021-12-28発行、 978-4098612086)

第7巻

(2022-09-30発行、 978-4098614110)

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