概要・あらすじ
念願のヒーローになったものの、十文字ハヤトはとある悩みを抱えていた。その悩みというのは「ヒーローに変身すると魔法少女になってしまう」というもの。事実、ハヤトの変身シーンを見た一般人たちはハヤトを変態だと思い逃げていくのだ。しかし正義感が強くお人好しのハヤトは魔法少女のままズルズルとヒーローとしての活動を続けてしまうのだった。
登場人物・キャラクター
十文字 ハヤト (じゅうもんじ はやと)
現在、「ルミナスガール」という名義でヒーローとして活動している男性。正義感が強くお人好しで、昔からヒーローになるのが夢だったが、いざヒーローに変身すると、イチゴ柄パンツの魔法少女のような容姿になってしまう。この変身した容姿が嫌で、いつもヒーローを続けるかどうか悩んでいる。
分倍河原 ヨウスケ (ぶばいがわら ようすけ)
ヒーロー道具職人を生業とする男性で十文字ハヤトの幼なじみ。お調子者で、ハヤトをからかってはよく笑っている。しかし道具職人としての腕は確かで、ハヤトの他に浦賀カスミなどいろいろなヒーローが彼の店を訪れている。
ばーちゃん
分倍河原ヨウスケの祖母。若い頃は「レティクルミスティ」という名義でヒーローとして活動していたが、結婚を機にヒーローを引退した。面倒見のいい性格で、誰彼構わず世話を焼きたがる。ヒーローとしての能力は優秀で鞭や拳銃を使い、華麗に敵を倒してみせる。町内のご老人たちが子供の頃に活躍していたヒーローなので、変身するだけで町のご老人が集まってくる。
浦賀 カスミ (うらが かすみ)
女子高生でありながら「リジットハート」という名義でヒーローとして活動している女の子。ヒーロー界のプライドの高い男性ヒーローたちに対して恨みを抱えており、その憎悪は個人に留まらず、男性という性別にまで向けられている。自分以外の女の子ヒーローと出会うのは初めてだという理由で、「ルミナスガール」に好意を寄せている。ただし、ルミナスガールの正体が男性である十文字ハヤトとは知らない。
二階堂 シズマ (にかいどう しずま)
「ブルースティール」という名義でヒーローとして活動している男性。極度の強運の持ち主で、自販機でジュースを買えば、「大当たり」として自販機の中のジュースがほとんど飛び出してくるほど。強運すぎるため、自分から特に行動を起こさなくても、いつも怪人との戦闘は勝利に終わる。
デスホワイトマスク
ヒーローとして免停を食らい、ダークヒーローとして活動している男性。怪人を倒して平和を守るのではなく、人々を直接笑顔にすることで世界を平和にしようと考えている。とあるヒーローに本当の正義を教えられ、ダークヒーローとして活動し始めたという過去を持ち、そのヒーローは十文字ハヤトと同じ顔をしているという。
十文字 ヤマト (じゅうもんじ やまと)
十文字ハヤトの弟で、現在は大学生。塾講師のアルバイトもしている。ヒーローとして活動している兄を誇りに思っているが、兄とルミナスガールが同一人物だということは知らない。
浦賀 ダン (うらが だん)
「ジャスティスバイパー」という名義でヒーロー活動をしている男性。十文字ハヤトが子供の頃から憧れていたヒーローで、男女問わず人気がある。浦賀カスミの父親だが、最近は娘との距離感を計りかねている。
鷲尾 エイジ (わしお えいじ)
ヒーローとして活動をしている男性で、近くにいる人物の外見と能力をコピーする能力を持っている。しかし見た目で選り好みをする性質で、ルミナスガールの見た目が気に食わないという理由から、怪人の方の外見をコピーしてしまうなど、自由奔放。5分しかヒーローに変身できないという欠点がある。
槇山 シンイチ (まきやま しんいち)
浦賀カスミが男性のヒーローを嫌いになった原因ともなった人物。周囲のヒーローに対してひどい劣等感を覚えており、その劣等感が槇山シンイチが一般人を傷付ける理由となっている。