元祖天才バカボン

元祖天才バカボン

赤塚不二夫による同名の漫画作品『天才バカボン』のアニメ化第2弾。前作同様、原作における残虐性やインモラルな表現はマイルドに改められているが、原作のアナーキーでナンセンスなギャグや世界観は忠実に再現されており、バカボンのパパも、設定通り無職のままとなっている。この路線は好評を呼び、以降のアニメ化の際も踏襲されている。

正式名称
元祖天才バカボン
ふりがな
がんそてんさいばかぼん
原作者
制作
東京ムービー
放送期間
1975年10月6日 〜 1977年9月26日
放送局
日本テレビ
話数
103話
ジャンル
ギャグ・コメディ
関連商品
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概要・あらすじ

4人家族のバカボン一家は、バカボンのパパが巻き起こすおかしな騒動により、毎日大変ながらも明るく楽しく暮らしている。ときには騒動が町の人々を巻き込んで壮絶なものになることも。

登場人物・キャラクター

バカボンのパパ

バカボン一家の家長。作中では一貫してバカボンのパパと呼ばれており、自宅の表札には「バカボン」と記されているものの、本名はないと公式に設定されている。トレードマークはハチマキと腹巻き。鼻毛を伸ばしているように見えるが、実は口髭である。 生まれてすぐに言葉を話す神童であったが、馬に蹴られて脳内の歯車が壊れ、すべてを超越した天才的なバカに変貌。支離滅裂で破天荒な行動により、いつも周囲をトラブルに巻き込む。 バカ田大学を首席で卒業したバカのエリートで、後輩には慕われており、後輩の提案したバカな事業や遊びに興じて失敗することも多い。

バカボン

バカボン一家の長男。いつも渦巻き模様の着物を着ている小学生。トレードマークはほっぺたの渦巻き模様。頭の良くないいたずらっ子だが、基本的には愚直で心優しい少年。前作とは異なり、学校に通う様子はあまりなく、父親と一緒にバカないたずらに興じたり、父親の気まぐれで酷い目に遭わされたりといった日常がメインに描かれている。

ハジメ

バカボン一家の次男。生まれてすぐに言葉を話す天才児で、難解な数式を解き明かしたり機械を発明したりと、なんでもこなす。作中では、父や兄の勘違いを訂正し、暴走を抑えるツッコミ役となることが多い。

バカボンのママ

バカボンのパパの妻にして、一家を支える美人の母である。家族のなかで唯一と言っていい常識的な人物で、家族が巻き起こす騒動に頭を痛めつつも、家計をやりくりしている。基本的に家族には優しく接しているが、夫の悪ふざけが過ぎると、本気で激怒することも。

本官さん (ほんかんさん)

「日本一銃弾使用量の多いおまわりさん」と渾名される警官。その異名通り、バカボンのパパにからかわれると、すぐに拳銃を乱射する。その別名の通りつながっている左右の目玉と、1つしかない鼻の穴が特徴。滅多に脱帽することはないが、髪型はモヒカンである。

レレレのおじさん

いつも「おーでかーけでーすか? レーレレーのレー」と言いながら、現れる。そして「くりーんくりーん」とつぶやきながら和服に下駄履きで、往来を掃いている謎の人物。かつては子沢山で、25人もの子供たちをまとめるために、ホウキで掃き集めていた。 子供たちの独立後、その名残で町内の掃除をしているらしい。

ウナギイヌ

『元祖天才バカボン』に登場する生物。犬の父とウナギの母の間に生まれたハーフで、犬の四肢と、ウナギの肌と尾を併せ持つ。「ワンワン」と犬のように吠えることもあるが、人語を解する知能を持つ。彼を食べようとするバカボンのパパやお巡りさん付け狙われることが多く、その度に粘液質の肌の特性で逃げ延びている。 ときには本当に食べられてしまうこともあるが、すぐに復活する。住処は半分水没した犬小屋で、自宅にいるときは下半身を水に漬けている。

バカ田大学 (ばかだだいがく)

『元祖天才バカボン』に登場する架空の大学。名称は早稲田大学のパロディであり、校歌の歌詞もモデルの「都の西北早稲田の森に~」をもじり、「都の東北早稲田の隣~」となっている。バカボンのパパが首席で卒業した母校。 一度は破産したが、すぐに復興されている。

クレジット

原作

演出

, さきまくら

脚本

, 城山昇

作画監督

, 北原健雄

音楽

渡辺岳夫

アニメーション制作

東京ムービー

原作

天才バカボン (てんさいばかぼん)

常識や理屈がまったく通用しないバカボンのパパが、周囲の個性的なキャラクターたちとメチャクチャなやりとりを繰り広げる。シュールで無意味なギャグ漫画の金字塔。赤塚不二夫の代表作の一つ。第18回文藝春秋漫画... 関連ページ:天才バカボン

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