概要・あらすじ
登場人物・キャラクター
Q太郎 (きゅーたろう)
正ちゃんが竹藪で発見したタマゴから生まれたオバケ。以降、大原家に居候する。大飯食らいで、釜単位でおかわりしては、いつも正ちゃんの母から叱られている。時速40kmで空を飛んだり、姿を消したりすることはできるが、ほかのオバケのようには化けられず、かろうじて靴のような姿にはなれる。 トレードマークは頭に生えた3本の毛。シーツを頭からかぶったような白い服に身を包んでおり、その中身は永遠の謎とされている。 オバケの国に存在しない、犬が大の苦手。これはドロンパを除くすべてのオバケに共通する設定である。
大原 正太 (おおはら しょうた)
弱虫で勉強の苦手な小学生。竹藪で偶然謎のタマゴを発見し、孵化したQ太郎と出会う。最初は奇妙な出会いに困惑していたが、互いに世話を焼いているうちに親友に。家族に隠れて家にQ太郎を居候させつつ、説得して家族の一員として認めさせる。
大原 伸一 (おおはら しんいち)
正ちゃんの兄。弟よりも勉強はできるが、何事も失敗しがちな三枚目。ほれっぽい性格で、好きな女の子ができるとすぐに告白するが、いつもフられてばかりいる。
小泉 美子 (こいずみ よしこ)
正ちゃんのクラスメイト。心優しいお嬢様で、正ちゃんやゴジラの憧れの存在だが、本人は友だち以上の感情を抱いたことはない。
西郷 強 (さいごう つよし)
正ちゃんのクラスメイト。大柄なガキ大将だが、決して横暴ではなく、正ちゃんらクラスメイトとは友人として接している。実家は酒屋を営んでいる。
木佐 キザオ (きざ きざお)
正ちゃんのクラスメイト。裕福な家庭に生まれ育ったお坊ちゃん。文字通り気障な性格で、いつも高価な買い物を自慢している。ゴジラの子分として振る舞うことも多い。
ハカセ
正ちゃんのクラスメイト。眉毛が「ハ」、右目が「カ」、左目が「セ」の形という、顔面で自分の名前を表現した顔立ちが特徴的。服装はいつもブカブカの学生服。頭脳明晰で博識だが、学業以外では間の抜けた行動をとることも多い。
小池さん (こいけさん)
大原家の近所に住む、ラーメン好きのおじさん。登場するたびにラーメンを食べているが、よくQ太郎に食事を邪魔されている。モデルは演出担当のアニメーター、鈴木伸一。
神成 雷蔵 (かみなり らいぞう)
大原家の隣に住む独居老人。短気で頑固だが、その実寂しがり屋で、居候に来たドロンパを最初は疎んじていたが、やがて意気投合し、実の子供のようにかわいがっている。
O次郎 (おーじろう)
兄思いなQ太郎の弟。手先が器用で、化けるのも上手い。しかしまだ赤ん坊なので、基本的には「バケラッタ」としか喋れない。状況によっては、「ナニラッタ?」、「ドッチラッタ?」など、言葉を使い分けることはできる。
P子 (ぴーこ)
オバケの国から人間界へ、留学のためやってきた。Q太郎の妹で、P子の姉。兄よりも聡明で化けるのも上手いが、家事には無頓着で、料理も裁縫も苦手。
U子 (ゆーこ)
人間界に憧れてやってきて、小泉美子の家に居候しているオバケ。Q太郎が想いを寄せているガールフレンド。性格はがさつで、柔道や茶道をたしなむものの、それらの持つ優雅さにはいまいち理解がない。
ドロンパ
アメリカのテキサス出身のオバケで、ガンマンのような風貌をしている。アメリカでは大地主の家に居候していたが、来日後は神成さんの家に居着く。ひねくれ者で、いつもQ太郎を小馬鹿にしているが、その実寂しがり屋なため、かまってほしいだけともとれる。 U子に好意を抱いているが、Q太郎に邪魔されることも多い。登場するオバケでは唯一、犬を苦手としていないが、タクアンや糠味噌の臭いを嫌う。
クレジット
原作
オバケのQ太郎 (おばけのきゅーたろう)
オバケのQ太郎と親友大原正太(正ちゃん)を中心に、彼らの隣人やオバケたちが繰り広げる友情や騒動を描いた、1話完結型のギャグ漫画。本作の制作はスタジオ・ゼロ雑誌部が担当しており、藤子・F・不二雄、藤子不... 関連ページ:オバケのQ太郎