概要
不慮の事故から2年、奇跡的に一命を取り留めた少女両義式はついに目を覚ます。だが、もうひとりの人格である織を失い、その代わり得たのは万物の死の線が視えてしまう異形の力「直死の魔眼」だった。自らの力を畏れ目を潰そうとする式だったが、彼女の前にひとりの女性が現れた。
その女性は蒼崎橙子と名乗り、「死の線」が見える眼の使い方を教えると語るのだった。
登場人物・キャラクター
両義 式 (りょうぎ しき)
不慮の事故による2年間の昏睡状態を経て、この世のすべての物の死を視ることのできる直死の魔眼を獲得した少女。中性的かつ端正な顔立ちだが、淡白な性格で人付き合いを避けがち。和服を普段着にしており、その上にジャンパーを羽織った風変わりな恰好をしている。
黒桐 幹也
いまだ少年の面影が残る柔らかな顔立ちに、飾らない黒髪と黒縁メガネが特徴の青年。両義式とは高校時代からの友人で、彼女に心惹かれている。工房伽藍の堂に勤めている。
礼園女学院
黒桐幹也の妹・鮮花が通う女学院。工房伽藍の堂の所長である蒼崎橙子もここの卒業生である。
巫条 霧絵 (ふじょう きりえ)
難病を患っており視力もほとんどない。少女による連続飛び降り自殺事件に関与しており、真相に迫る両義式と相まみえる。
白純 里緒 (しらずみ りお)
黒桐幹也の高校時代の先輩。生徒会に所属していたが、あることがきっかけで突如学校を辞める。
浅上 藤乃 (あさがみ ふじの)
礼園女学院の生徒で、黒桐鮮花の友人。痛みを感じない「無痛症」だったが、不良集団に暴行を受けたことがきっかけで、不定期に感覚を取り戻すようになる。
蒼崎 橙子 (あおざき とうこ)
工房伽藍の堂のオーナーで、人形師で魔術師。メガネの着脱により性格を意図的に切り替え、装着時は穏やかだが、外すと冷酷な性格となる。礼園女学院の卒業生で、ロンドンの学院で魔術を学んだ過去を持つ。
荒耶 宗蓮 (あらや そうれん)
二百年もの時を生きる魔術師。人間に絶望し、起源を求め、死の蒐集をしている。起源に至る道として両義式を見初め狙う。同じく魔術師の蒼崎橙子とは、ロンドン時代の学友。
黒桐 鮮花 (こくとう あざか)
黒桐幹也の妹。黒の長髪に端正な顔立ちと品の良さを感じさせつつ、心の強さを持ち合わせた少女。蒼崎橙子に弟子入りし、魔術師として目覚める。実兄である幹也に心惹かれており、ライバル心から両義式を目の敵にしている。
場所
伽藍の堂 (がらんのどう)
魔術師の蒼崎橙子が所長を務める工房。黒桐幹也が働いている。
その他キーワード
直死の魔眼 (ちょくしのまがん)
『劇場版 空の境界 第四章 伽藍の洞』に登場する、両義式が持つこの世のこの世のすべての物の死を視ることのできる眼を持つ持つ特殊能力。「死」を視覚情報として捉えることができ、そこを突く、あるいは裁つことによって、対象を殺すことができる。
クレジット
- 原作
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奈須きのこ
- キャラクター原案
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武内崇
- 監督
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滝口禎一
- 脚本
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平松正樹
- 音楽
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梶浦由記
- アニメーション制作
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ufotable