概要
1999年、連続猟奇殺人事件が再び街で発生した。それに合わせるように、万物の死を視ることのできる直死の魔眼を持つ両儀式は、高校時代からの友人である黒桐幹也の前から突如姿を消した。3年前、自らを人殺しと称した式と、彼女を信じ続けると誓った幹也。
式の無実を証明するため、幹也は殺人事件の捜査を独自に開始する。
登場人物・キャラクター
両義 式 (りょうぎ しき)
不慮の事故による2年間の昏睡状態を経て、この世のすべての物の死を視ることのできる直死の魔眼を獲得した少女。中性的かつ端正な顔立ちだが、淡白な性格で人付き合いを避けがち。和服を普段着にしており、その上にジャンパーを羽織った風変わりな恰好をしている。
荒耶 宗蓮
二百年もの時を生きる魔術師。人間に絶望し、起源を求め、死の蒐集をしている。起源に至る道として両義式を見初め狙う。同じく魔術師の蒼崎橙子とは、ロンドン時代の学友。
両儀 織
『劇場版 空の境界 第七章 殺人考察(後)』に登場する、両義式の別人格。男性人格で、激しい破壊衝動を持つ。ぶっきら棒な式と比べると、表情豊かで社交的なタイプ。
黒桐 幹也 (こくとう みきや)
年齢より幼気な顔立ちと、てらいのない黒髪と黒縁メガネが特徴の青年。両義式とは高校時代からの友人で、彼女に心惹かれている。工房伽藍の堂に勤めている。
蒼崎 橙子 (あおざき とうこ)
工房伽藍の堂のオーナーで、人形師で魔術師。メガネの着脱により性格を意図的に切り替え、装着時は穏やかだが、外すと冷酷な性格となる。礼園女学院の卒業生で、ロンドンの学院で魔術を学んだ過去を持つ。
白純 里緒 (しらずみ りお)
黒桐幹也の高校時代の先輩。生徒会に所属していたが、あることがきっかけで突如学校を辞める。
秋巳 大輔 (あきみ だいすけ)
黒桐幹也の従兄で、警視庁捜査一課の刑事。[幹也」たちが暮らす街で起こった連続殺人事件の捜査にあたる。
場所
伽藍の堂 (がらんのどう)
魔術師の蒼崎橙子が所長を務める工房。黒桐幹也が働いている。
その他キーワード
直死の魔眼 (ちょくしのまがん)
『劇場版 空の境界 第七章 殺人考察(後)』に登場する、両義式が持つこの世のこの世のすべての物の死を視ることのできる眼を持つ持つ特殊能力。「死」を視覚情報として捉えることができ、そこを突く、あるいは裁つことによって、対象を殺すことができる。
クレジット
- 原作
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奈須きのこ
- キャラクター原案
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武内崇
- 監督
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瀧沢進介
- 脚本
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平松正樹
- 作画監督
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須藤友徳 , 高橋タクロヲ
- 音楽
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梶浦由記
- アニメーション制作
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ufotable