概要・あらすじ
日本軍に包囲されること79日目の町。病気持ちのおばさまを看病する少女が、ここから抜け出ることの無謀さを知りながらも人造人間ドンホセの部品を探す。作者・黒田硫黄が学生時代に書いた作品だが、デビュー作『蚊』と共に掲載された。短編集『大王』に収録。
登場人物・キャラクター
少女
病気に伏せるおばさまの世話をしながら、人造人間ドンホセの部品を探している。
おばさま
病に臥せており、水ばかり飲んでいる女性。人造人間ドンホセの完成に希望を持っている。
ドンホセ
『南天』に登場する人造人間。カイゼル髭を生やした巨大な中年男性のような姿をしている。地下室に隠されている。