概要・あらすじ
巨大企業・大徳自動車は新たな取締役の座をめぐり、「社長派」と「会長派」の二つの派閥に分裂してしまっていた。そんな中、創業者である大徳秀之助相談役が推薦したのは、左遷を繰り返して地方の子会社の社長に収まっていた平並次郎という男であった。かくして新取締役となった並次郎は、両派閥の懐柔や妨害も意に介さず、持ち前のマイペースさでさまざまな問題に立ち向かっていくのだった。
登場人物・キャラクター
平 並次郎 (ひら なみじろう)
もとは大徳自動車本社に勤めていたが、左遷に左遷を重ね、山梨県の子会社で社長となっていた。本社が新たな取締役の座をめぐり二つの派閥に割れ争っていたところ、創業者・大徳秀之助相談役の鶴の一声で取締役となる。常に笑顔を絶やさない、温和で楽天的性格。一見とぼけた態度だが、誠実をもって会社のさまざまな問題を解決していく。 趣味はフリー・クライミング。