あらすじ
第1巻
5歳の幼女でありながら、謎の企業であるむじなカンパニーの社長を務める六科なじむは、会社のスローガン作りを社員に命じる。それを受けて平凡な平社員の割戸真友は「常に全力で上を目指す」という凡庸な案を出す。一方、社長のむじなは「あそばないときはおもちゃばこにもどす」という、まさに5歳児の家庭でのルールを提案。各社員の案も捨てがたいと考えたむじなは、全員の考えた案を混ぜ合わせて、とんでもないスローガンを作り上げてしまう。(エピソード「すろーがん」。ほか、31エピソード収録)
第2巻
「まんがエジソン伝記」を読んで感銘を受けた六科なじむは、自分も自伝を作りたいと考える。それに対して割戸真友は、5歳で自伝は無理だと伝えるが、社長秘書の軽井沢ユキは自分にまかせてほしいと申し出る。翌日ユキが作ってきた社長の自伝は、1メートル近い分厚さの超巨大な書物だったが、それはまだ第1章「誕生から1歳までの軌跡」のみだった。(エピソード「じじょでん」。ほか、29エピソード収録)
登場人物・キャラクター
六科 なじむ (むじな なじむ)
むじなカンパニーの社長を務める幼女で、年齢は5歳。お嬢様風の美少女で金髪に青い瞳を持ち、ドレスを身にまとっている。社長といっても特に才覚があるわけではなく、ふつうの女の子。当然、まともな仕事らしいことはしておらず、そもそもむじなカンパニーがなんの会社なのかは、作者の藤井おでこもわかっていない。
割戸 真友 (わりと まゆ)
むじなカンパニーの平社員の女性で、年齢は26歳。野ワニに襲われている六科なじむを助けたことがきっかけで、むじなカンパニーに転職した。特になんの取り柄のない平凡な人柄で、その没個性をなじむにいじられることも多いが、「わりとマトモ」と読める名前のとおり、むじなカンパニーでは唯一のまともな社員といえる。実は同人活動をしている。
軽井沢 ユキ (かるいざわ ゆき)
むじなカンパニーの社長秘書を務めるクールな女性で、年齢は22歳。秘書として非常に優秀に仕事をこなし、何事にも動じることなく社長の六科なじむをサポートする。6歳まで米フロリダ州の児童養護施設で育ち、12歳の時に飛び級でハーバード大学に編入した。14歳で卒業後、15歳で「●ップル」に入社して本社開発部に配属され、19歳で米航空宇宙局「●ASA」の技術職員に転職したという超エリート。そんな才女が、なぜむじなカンパニーで社長秘書をしているのかは不明。
出稼ぎガルシア (でかせぎがるしあ)
むじなカンパニーに出稼ぎに来ている国籍不明の女性で、年齢は22歳。日本語の読み書きはできない。お茶くみや掃除もこなす事務員のような仕事をしているが、実は会社に敵対する人物を抹殺する影の仕事もこなしている。いつも元気で明るい性格で、ほかの社員からも慕われている。
元橋 リヤ (もとはし りや)
むじなカンパニーに就職した元ヤンキーの新入女性社員で、年齢は20歳。族も会社も最初にナメられないことが肝心との考えで、就職説明会でもタバコをふかし、不遜な態度を取っていた。社長としてあいさつするために魔界の変態のようなコスプレをして登場した六科なじむにロックなスピリットを感じ、ほかの人が全員逃げ出す中で唯一入社した。