概要・あらすじ
主人公ハンネス・ヴォルフガング・リヒターは、交通事故で両親を亡くし、妹と生き別れになる。引き取られた夫妻の伯父リヒター伯に才能を見込まれ、音楽の道へ進むが、過酷な運命が待ち受ける。
登場人物・キャラクター
ハンネス・ヴォルフガング・リヒター
2歳の頃、両親が事故で死亡し、孤児院で暮らしていたが、リヒター夫妻に引き取られる。その伯父で熱心な音楽愛好家であるリヒター伯に才能を見いだされ、かわいがられていた。ひたむきにレッスンを続けている中、たびたび発作に襲われていた。後にそれがファロー四徴症という心臓奇形が原因であることがわかる。
アダムス
ハンネス・ヴォルフガング・リヒターのマネジャー。『皇帝円舞曲』はアダムスの視点で語られる。ハンネス・ヴォルフガング・リヒターの病気が発覚した際、彼の切実な思いに心を打たれ、彼が音楽を続けられるようリヒター伯を説得した。
ローラ・マリエステ・ナンネル
ヴィレンツ音楽院の入学試験でハンネス・ヴォルフガング・リヒターと出会い、お互い心惹かれ合う。控え目な性格だが、入学するや、ハンネス・ヴォルフガング・リヒター共に学年主席を確保するようになる。
リヒター伯
ハンネス・ヴォルフガング・リヒターの音楽的才能を見いだし、かわいがった。サロンに呼ぶなど彼のためにさまざまな芸術家と交流を持った。ハンネス・ヴォルフガング・リヒターがヴィレンツ音楽院に入学すると同時に養子とした。
クレジット
- 原作
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増山 のりえ
関連
『変奏曲』シリーズ (へんそうきょくしりーず)
ハンネス・ヴォルフガング・リヒターは、若き天才音楽家として名を馳せていたが、心臓病により急逝する。彼を取り巻く人間模様を登場人物の様々な視点から描く。 関連ページ:『変奏曲』シリーズ