概要・あらすじ
変奏曲シリーズの第2作。ホルバート・メチェックの目線で、エドアルド・ソルティとの出会いと二人の関係、それからエドアルド・ソルティとハンネス・ヴォルフガング・リヒターの関係を語っていく。
登場人物・キャラクター
エドアルド・ソルティ
スペイン貴族の出身。ホルバート・メチェックに脅され、身体の関係を持つが、以来、彼の部屋で読書にふけるようになる。ハンネス・ヴォルフガング・リヒターの寿命を知り、彼への秘めた想いを自覚するようになる。
ホルバート・メチェック
トップクラスの若手評論家。この人物の視点で物語が語られていく。 友人関係にあるハンネス・ヴォルフガング・リヒターとはまったく正反対の無鉄砲で理解不能のエドアルド・ソルティを無名の天才ではないかと考え、彼にさらなる音楽の教育を施すことにする。
ハンネス・ヴォルフガング・リヒター
若き天才音楽家。真面目な優等生だが、心臓の病を持っていて、寿命が近いことをエドアルド・ソルティに告白し、一緒に音楽活動をして欲しいと懇願する。
アダムス
ハンネス・ヴォルフガング・リヒターの父親。エドアルド・ソルティに振り回されているハンネス・ヴォルフガング・リヒターの様子を心配している。
クレジット
- 原作
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増山 のりえ
関連
『変奏曲』シリーズ (へんそうきょくしりーず)
ハンネス・ヴォルフガング・リヒターは、若き天才音楽家として名を馳せていたが、心臓病により急逝する。彼を取り巻く人間模様を登場人物の様々な視点から描く。 関連ページ:『変奏曲』シリーズ