概要・あらすじ
7本の巨大な桜である「七郷(ななごう)」が周囲にそびえ立つ町桜真町で、不可解な事件が起きる。町長である槍桜ヒメや比泉水生活事務所の面々がパトロールして解決していくが、ある時比泉円神の暗躍により七郷が傷ついてしまう。
それによって、町に住む妖怪たちは、体調を崩したりパワーを制御できなくなってしまうのだった。
登場人物・キャラクター
槍桜 ヒメ (やりざくら ひめ)
いつも長いマフラーを巻いている女子高校生。龍の血を引く妖怪で、銃弾を避けることなどもできる。桜真町の町長でもあり、いつも町をパトロールしている。好物は麺類で、食べる量も多い。
士夏彦 雄飛 (しなつひこ ゆうひ)
桜真町がある区の区長で、この区の土地神でもある。秘書のマリアベルにコスプレをさせるのが趣味。いつもは少年の姿をしている。
岸 恭助 (きし きょうすけ)
町長である槍桜ヒメの秘書。鬼だが、普段は枷で力を抑えている。妹の岸桃華のことを溺愛しているシスコン。
五十音 ことは (いそね ことは)
人間と妖怪の血を引いた半妖で、身体能力は高い。また言霊使いで、発した言葉をそのまま物質化できる。カラオケが好きで、主にドイツのミリタリーマニアでもある。比泉生活相談事務所の所員。
岸 桃華 (きし とうか)
岸恭助の妹で、彼女も鬼。普段は枷で力を抑えているが、それでもかなり力は強い。比泉秋名のことが気になっている。
七海 アオ (ななみ あお)
サトリの妖怪で心を読むことができるが、それゆえに読まれた人に嫌われてしまうこともある。比泉生活相談事務所の所員。
東 鈴 (あずま りん)
宝々蘭で住み込みバイトをしている。妖怪のキョンシーで、桜真町に来た当初は人間を嫌っていたが、比泉秋名たちと接しているうちに打ち解けてきた。
比泉 円神 (ひいずみ えんじん)
比泉家の子孫で、以前にもうひとつの世界に送られたことがある。桜真町を囲んでいる7本の桜の木「七郷(ななごう)」を咲かせ、この世とあの世をつなぐために暗躍している。現在は七海アオの兄である七海ギンの体に取りついている。
マリアベル
区長である士夏彦雄飛の秘書。いつも何らかのコスプレをしている。
比泉 秋名 (ひいずみ あきな)
妖怪ではなく人間だが、妖怪をあの世に送る「調律(チューニング)」を行う力を持っている。比泉生活相談事務所の所長。
士夏彦 八重 (しなつひこ やえ)
士夏彦雄飛の妹だが、身長は彼より高い。士夏彦雄飛と同じ土地神で、刀の使い手。
クレジット
原作
夜桜四重奏 ~ヨザクラカルテット~ (よざくらかるてっと)
人間と妖怪が共存する桜新町を守るため、女子高生町長の槍桜ヒメと、お役目役比泉秋名を中心とした仲間たちが戦い、日々暮らしていく姿を描く日常伝奇ハートフルアクション漫画。ヤスダタダヒト初単行本化作品。 関連ページ:夜桜四重奏 ~ヨザクラカルテット~