夜桜四重奏 ~ヨザクラカルテット~

夜桜四重奏 ~ヨザクラカルテット~

人間と妖怪が共存する桜新町を守るため、女子高生町長の槍桜ヒメと、お役目役比泉秋名を中心とした仲間たちが戦い、日々暮らしていく姿を描く日常伝奇ハートフルアクション漫画。ヤスダタダヒト初単行本化作品。

正式名称
夜桜四重奏 ~ヨザクラカルテット~
作者
ジャンル
アクション
 
怪談・伝奇
レーベル
シリウスコミックス 講談社キャラクターズA(講談社)
関連商品
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概要・あらすじ

都心の西の外れに位置する人口2040人の桜新町。ここは七郷というあの世とこの世、どちらにも存在する霊桜に囲まれた町だった。人間と妖怪が共存する桜新町は長年平和が維持されてきた。それは女子高生町長槍桜ヒメ比泉秋名を所長とする比泉生活相談所の面々が、町を危険から守ってきたからだった。だが、比泉家の分家筋である比泉円神が、あの世とこの世を融合させようと、桜新町に攻撃を仕掛けてきた。

比泉円神の出現を発端に、槍桜ヒメたちは世界存亡の危機に巻き込まれていく。

登場人物・キャラクター

槍桜 ヒメ (やりざくら ひめ)

16歳で桜新町の女子高生町長。マッハ3の速さで真横から叩き銃弾をそらすなど常人離れした体術の持ち主。9歳の時から町長をしているため、人よりも町を第一に考えて暴走することが多い。週に7食はざるそばというくらい麺類が大好物。救えない程に堕ちて町の脅威となったものは躊躇いなく討つ覚悟を持つ。 あまりにも強い妖力を抑えるため、妖怪である記憶を消されていた。比泉秋名が自身のために編んでくれたマフラーをどんなときも手放さない。町長就任と共に、町民から自分が妖怪である記憶を封印するように士夏彦八重に依頼する。桜野小姫誘拐事件が起因となって封印が解け、町長の証として受け継がれてきた真の龍槍である逆撫を使いこなせるようになった。

比泉 秋名 (ひいずみ あきな)

比泉生活相談事務所の所長。真人間。料理と掃除が趣味の18歳。カレーライスが好きでそろばん三段の持ち主。祖父比泉槇春の後を継いで事務所を運営している。この世に存在してしまった妖怪をあの世の次元に合わせて調律するお役目を担った比泉宗家の末裔。あの世に調律された妖怪はこの世から存在を抹消される。 比泉秋名はお役目を人殺しと認識している。そのため最悪の事態以外ではなかなか調律をしないと決めている。お役目を果たす際には若干髪の毛が伸び、精悍な顔つきのお役目モードに切り替わる。町民全体の記憶封印が解けたことで、槍桜ヒメが封印でできたのど喉の傷を隠すマフラーを編んであげたことを思い出した。 調律を繰り返すと自身の座標がぶれていき、最終的には消滅してしまう。ぶれた座標を治すには、人間と接触することが必要。妖怪ハンターから奪った半妖の日本刀鬼殺しを使い、自身に負担をかけない調律が可能となった。

五十音 ことは (いそね ことは)

16歳。伊達眼鏡、セーラー服。言語を物質化する言霊使い。比泉生活相談事務所のバイト。趣味は旅行で、野菜料理全般が大好物。簡単なものは一言で具現化できるが、具現化に複雑な説明を必要とするものは、あらかじめ辞書登録してある。登録してあれば「ショートカット○○」で、目的のものを物質化可能。 ミリタリーマニアで、おのずとショートカットもアハト=ドイツ軍製FLAK36 88ミリ砲など、兵器類方面に偏っている。結界破壊のために列車砲のクルップK5を物質化した。人間が一度堕ちて妖怪となった半妖。最強の必殺技はおとぎ話の主人公を出現させるフォークロア。想像力さえあれば何でも物質化が可能で、対山彦戦では、桜新町をコピーして物質化した。

七海 アオ (ななみ あお)

15歳。人の心を読み取る妖怪サトリ。比泉生活相談事務所の事務員。耳を隠すために冬は常に帽子、夏場はカチューシャをつけている。一度に多数の心を読む広域読心(サテライト)の力がある。桜新町に張られた広域結界排除の際に、都民全員の心を広域読心した。

岸 桃華 (きし とうか)

岸恭助の妹。鬼である力を制御するため、常に枷をはめている。しかし、想像以上の力の持ち主であるため、あまり枷は役に立っていない。弓道、合気道を習得。岡山の山奥を岸恭介と逃亡中、槍桜ヒメに桜新町に来るように誘われた。比泉秋名に好意を寄せている。

岸 恭助 (きし きょうすけ)

新桜町町長槍桜ヒメの秘書。18歳。鬼である力を制御するため、常に枷をはめている。妹のことを一番に考えるため、幼馴染の比泉秋名からはシスコン呼ばわりされている。槍桜ヒメの町長初仕事で桜新町に招かれた。

東 鈴 (あずま りん)

15歳。中華料理店の宝々蘭に住み込みバイトをしている不死人(キョンシー)。九尾の狐である宝々蘭のおかみさんと人間のおやっさんに、実の娘のようにかわいがられている。元マスターは妖怪ハンターの狂巻ざくろだった。狂巻ざくろをかばい桜新町を去ろうとするが、槍桜ヒメ達の尽力で帰還する。 宝々蘭で狂巻ざくろと共に暮らすことになる。

V・じゅり・F (ゔぃくとるじゅりふらんけんしゅたいん)

医師。現役医療系アイドルでもある。妖医術を継いだマリアベルの弟の子孫にあたる。プロレス技のフランケンシュタイナーも使いこなす。妹のV・りら・Fは幼少期に死んだと思っていた。医者になる目的のため、妹をないがしろにしたことを詫び、妹と和解している。

士夏彦 八重 (しなつひこ やえ)

士夏彦雄飛の妹。外見は24歳のシスターに見えるが200年以上は生きてきた桜新町の土地神である。槍桜ヒメに封印を施して、妖怪である記憶を消した。春風と春疾の日本刀を自在に操る。士夏彦雄飛が桜新町を離れる際に自分の代わりを務めさせようと、八重桜から生み出した。 比泉千秋の代に桜新町に帰還し、桜新町を襲う半妖集団から住民を守るため、土地に居着き桜新町の土地神となった。シスター服はマリアベルから譲り受けた。

比泉 円神 (ひいずみ えんじん)

比泉分家の比泉円陽の子孫。七海アオの兄七海ギンの体を乗っ取っている。四志村高助に妖怪を憑かせて乱射魔に仕立てたり、槍桜ヒメが預かった犬シルバを絶望させて妖怪化させて騒ぎを起こす。隣町の町長選挙騒動を画策、背後で森野和義町長を操り、桜新町に揺さぶりをかけた。 妖怪ハンターと手を組み、次元融合のためにあらゆる手段で桜新町に攻め込んでくる。

比泉 槇春 (ひいずみ まきはる)

比泉秋名の祖父。比泉生活相談事務所初代所長。元老院と四谷甚六と共に一時代を築いた。比泉秋名の手によって調律されて、あの世へ送られた。

士夏彦 雄飛 (しなつぎこ ゆうひ)

桜新町がある区の区長。その正体はくのとちかみマリアベルの守り神。基本的に区内のトラブルなどに対しては、不干渉を貫いている。マリアベルにコスプレさせるのが趣味。身勝手な理由で神を否定しておきながら、最後に泣きついてくる人間を面白いと思っている。七郷出現のあと、諸国の妖怪数百年ほど土地土地を流れ歩き、桜新町に戻った。 現在は正確には土地神ではなく、マリアベルの守り神。

マリアベル

V・カルヴァーニ・Fの娘で正式にはV・マリアベル・Fという。伝染病のワクチン生成のために禁術を施されて人造人間となった。士夏彦雄飛の秘書。薬タバコを愛飲。いつもコスプレをさせられているが、満更でもないらしい。数百年前に放浪中の士夏彦雄飛が救った。

伊予薄 墨 (いよう すずみ)

元老院総帥。比泉槇春の幼馴染。比泉生活相談所に籍を置いていたが、比泉槇春の「不殺」の考えに異を唱えて袂を分かつ。

貴舟 雲珠 (きぶね うず)

元老院の一人。槍桜ヒメたちの通う高校の教頭でもある。元老院での立場、教頭としての立場を使い分ける大人である。天野酒店の一人娘天野緑子に告白されて、赤面する初心な側面もある。主に対妖怪戦では肉弾戦を担当する。

盛岡 枝垂 (もりおか しだれ)

元老院第一陰陽道研究室室長。陰陽道の仕組みを科学技術で再現することに長ける。検視官として警察署に勤めていた過去がある。比泉円神に陰陽道の技術を横流ししていた。

狂巻 ざくろ (くるまき ざくろ)

16歳。比泉円神が招集した妖怪ハンターの一人。死体に生体電流を通して操る死霊使い(ネクロマンサー)。東鈴を連れ戻すため桜新町を襲った。五十音ことはやV・じゅり・Fの活躍で一度は降伏したが、比泉円神によってさらに深く堕とされて暴走する。比泉秋名の調律で悪気を払われて改心する。 そのまま桜新町に留まり、東鈴と共に宝々蘭に住んでいる。極度の方向音痴。

V・りら・F (ゔぃくとるりらふらんけんしゅたいん)

V・じゅり・Fの妹。父親が披露した手品に魅せられて、手品を練習するうちに魔法と見紛う域にまで高めた。魔法使いに憧れており、とんがり帽子で箒にまたがる魔女の出で立ちをしている。手品を使ってV・りら・Fの手品は一見すると魔法に見えるが、全てに種がある。

集団・組織

元老院 (げんろういん)

『夜桜四重奏 ~ヨザクラカルテット~』に登場する組織。区の最高機関。七郷開花阻止では比泉秋名と意見は一致しているが、人間優先の考えのため相容れない。総帥の伊予薄墨、貴舟雲珠、盛岡枝垂が中心人物。妖力結界を張り七郷の内側である桜新町にすべての妖怪を封じて、エネルギーへ変換することで開花を阻止する最終手段を考えている。

その他キーワード

七郷 (ななごう)

『夜桜四重奏 ~ヨザクラカルテット~』に登場する植物。桜新町に根付く7本の霊桜。あの世とこの世の二つの次元をまたいで存在している。比泉家の者が調律を行う際の目印となっている。その昔、調律の成功率を上げるため、お役目継承者である比泉応秋が、同じくお役目継承者である比泉円陽に調律を行い、あの世へと送り出した。 その一年後にこの世に出現した巨大な七本の樹木が七郷である。七郷が咲くと起こる現象として、二つの世界にまたがった七郷が一つに戻り、二つの世界も同一化される。これによりあの世の妖怪が溢れかえり、二つの次元の同一化で次元密度が上がることから、桜新町に居る妖怪たちに暴走や死などの影響が出るといわれている。 真実は分家故に無理矢理一族全員調律されて、あの世に送り出された比泉円陽が、本家への憎悪の念で作り出した次元融合用の大きな罠だった。

調律 (ちゅーにんぐ)

『夜桜四重奏 ~ヨザクラカルテット~』に登場する用語。妖怪たちは、あの世とこの世の次元に重なるように存在している。この世側にシンクロする部分を相殺して、あの世側へ送り返すことを調律と呼ぶ。結果、この世側では存在できなくなる。比泉家のお役目である比泉秋名、土地神の士夏彦雄飛、比泉円神などが調律を行える。 この逆の作用が堕ちるになる。

堕ちる (おちる)

『夜桜四重奏 ~ヨザクラカルテット~』に登場する用語。人間の身に異次元の存在、妖怪が重なることで、人間が妖怪となる人知ではあらがえぬ理不尽な現象を指す。堕ち方が浅ければ人間に戻れるが、深く堕ちた場合は半分人間、半分妖怪の半妖となる。

アニメ

夜桜四重奏 〜ヨザクラカルテット〜

7本の巨大な桜である「七郷(ななごう)」が周囲にそびえ立つ町桜真町で、不可解な事件が起きる。町長である槍桜ヒメや比泉水生活事務所の面々がパトロールして解決していくが、ある時比泉円神の暗躍により七郷が傷... 関連ページ:夜桜四重奏 〜ヨザクラカルテット〜

夜桜四重奏 ~ハナノウタ~

7本の巨大な桜である「七郷(ななごう)」が周囲にそびえ立つ町、桜新町。そこで巻き起こる不可解な事件を町長である槍桜ヒメや比泉水生活事務所の面々が次々と解決していく。あるとき槍桜ヒメの9歳のいとこがとな... 関連ページ:夜桜四重奏 ~ハナノウタ~

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