パパだって、したい

パパだって、したい

家政夫のアルバイトをしている器用な男性、阿澄皇哉と、男女問わずに魅了する色気を持ったシングルファザーの成瀬圭壱の恋愛模様を描いたボーイズラブ作品。

正式名称
パパだって、したい
作者
ジャンル
BL
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あらすじ

第1巻

家政夫のアルバイトをしている大学生の阿澄皇哉は、派遣センターから新たに成瀬圭壱を紹介される。初めて成瀬家で仕事をすることになった阿澄は、相手は男性だと理解しつつも、圭壱の色気に翻弄されていた。そんな中、息子の成瀬壱佳が眠ったあと、阿澄は偶然にも圭壱が自室で自慰行為をしていた痕跡を発見する。理性を失った阿澄は、そのまま圭壱を押し倒し、一方的に身体の関係を持ってしまう。以前の家政婦たちも自分に惚れ込んだことでトラブルになった過去がある圭壱は、阿澄とは距離を置こうとする。しかし、すでに圭壱に強い恋心を抱いている阿澄は、何をされてもあきらめる気持ちはなかった。その頃、圭壱は以前の家政婦が短期間で何人も辞めていくことで、壱佳が通う保育園の保護者たちから根も葉もない悪評をたてられていた。その状況を無視できない阿澄は、保護者の前で圭壱への誤解を解こうとする。そんな姿を見た圭壱は、ストレートに恋心を伝えてくるだけでなく、自分と壱佳のことを思ってくれる阿澄に対して、次第に心を許していく。

第2巻

阿澄皇哉成瀬圭壱は付き合うようになったものの、圭壱は将来的に阿澄が「女性とふつうの家庭」を築くためにも、いつかこの関係を終わらせなくてはいけないと覚悟していた。そんな中、油井亮平の気遣いもあり、阿澄と圭壱は初めて二人きりのデートに出かけることになる。そこで幸せそうな夫婦を見かけた圭壱は、やはり未来がある阿澄とは長くいっしょにいてはいけないのだと改めて思うのだった。そんな圭壱の心境を見透かすかのように、阿澄は懸命に自らの愛を訴える。真っすぐな愛情を注いでくれる阿澄に対し、圭壱も覚悟を決め、いっしょに暮らすことを決意する。

第3巻

成瀬圭壱が勤務する会社のインターン生として、阿澄皇哉と同じ大学に通う柳拓巳がやって来る。恋愛対象が男性の柳は、同じ性的趣向を感じる圭壱に接して恋心を募らせていく。そんな柳の気持ちを知らない圭壱は、仕事に意欲的な彼をかわいがるようになる。一方の阿澄は高野から、柳の恋愛対象は男性だと聞いて不安を募らせる。不穏な空気が漂う中、阿澄は卒業論文を仕上げるため、しばらく成瀬家に出入りができなくなる。しばらく阿澄と圭壱の三人で楽しく暮らしていた成瀬壱佳は、突然の二人暮らしに心のバランスを崩し、保育園でたびたびケンカを起こすようになっていた。

第4巻

成瀬壱佳を迎えに保育園に向かった阿澄皇哉は、かつて近所に住んでいた大輝と再会する。高校生の大輝はシングルマザーの大輝の母の代わりに、年の離れた弟の勇輝の迎えのために保育園を訪れていたのだ。阿澄は偶然の再会を喜ぶが、同時に大輝が持っていたスーパーの袋いっぱいのインスタント麺が気になっていた。大輝の母が忙しいために家事ができず、大輝が代わりに行っていることを知った阿澄は、成瀬圭壱と壱佳との生活の合間を見て、大輝の家で手料理を振る舞うことにする。昔のように何かと自分を気にかけてくれる阿澄に対し、大輝は感謝するものの、自分たちよりも優先されている圭壱と壱佳を恨めしく思う気持ちが強くなっていく。また、大輝は「勇輝はかわいいし、家事をするのは仕方がないという気持ち」と「遊んでいる同級生がうらやましいという気持ち」の二つのあいだで揺れ動き、情緒不安定になっていく。その一方で、圭壱は年甲斐もなく、阿澄に気にかけてもらえている大輝に嫉妬してしまう。

メディアミックス

TVアニメ

2019年1月より、本作『パパだって、したい』のTVアニメ版『パパだって、したい』が、TOKYO MXほかで5分枠のショートアニメとして放送された。全8話。アニメ映像には通常版と視聴年齢に制限のある完全版があり、完全版は「アニメZone」でのみ独占配信されている。阿澄皇哉役を山中真尋、成瀬圭壱役を寺島惇太が演じている。

登場人物・キャラクター

阿澄 皇哉 (あすみ こうや)

家政夫のアルバイトをしている大学4年生の男子。登録していた派遣センターから、成瀬圭壱を紹介されたことをきっかけに、成瀬家に出入りするようになる。本来は同性愛者ではないものの、圭壱の色気に理性を失い、性的な行為を繰り返すようになる。出会った当初は一方的に圭壱を求めていたが、次第に両思いの関係へと変わっていく。家事や料理が得意で、子供好き。実際に甥の面倒を見ていた経験から子供の扱いにも慣れているため、成瀬壱佳からも信頼を得ている。整った顔立ちで、さらになんでも器用にこなす。壱佳からは「こーちゃん」と呼ばれている。

成瀬 圭壱 (なるせ けいいち)

成瀬壱佳の父親。シングルファザーで日々の仕事に追われており、家政夫の阿澄皇哉と契約する。阿澄から性的な行為をされて完全には拒否できなかったが、どう受け入れていいのかわからず葛藤していた。しかし次第に阿澄に身も心も許し、両思いの関係へと変わっていく。中性的で儚(はかな)げな雰囲気を漂わせた美男子で、男女問わず向き合った相手の理性を乱す色気の持ち主。阿澄と契約する以前は、家政婦として派遣されてくる女性たちから次々と迫られ、何度もトラブルを起こしていた。そのために男性の阿澄を指名したものの、いつものように持ち前の色気で彼を惑わせてしまう。魅力的な男性ながらガードが非常に緩く、阿澄を悩ませている。

成瀬 壱佳 (なるせ いちか)

成瀬圭壱の子供で保育園に通う男の子。シングルファザーの家庭に育っているが、自分を大切にしてくれている圭壱のおかげで寂しさも感じず、楽しく生活を送っている。おとなしく控えめな性格で、保育園では女の子が多いクラスに在籍していることもあり、おままごとをするのが大好き。家政夫としてやってきた阿澄皇哉のことを信頼している。

油井 亮平 (ゆい りょうへい)

成瀬圭壱と同じ会社に勤める男性。圭壱とは仕事だけでなく、プライベートでも親しくしている。成瀬家を訪れた際、そこに偶然やってきた阿澄皇哉と知り合う。娘が二人いる既婚者で、圭壱の自宅の近くに住んでいる。阿澄と圭壱が恋愛関係にあることも知っており、さりげなく二人を応援している。

柳 拓巳 (やなぎ たくみ)

阿澄皇哉と同じ大学に通っている3年生の男子。インターン生として成瀬圭壱と油井亮平が勤める会社で、圭壱の部下として働いている。恋愛対象は男性で、同じ性的趣向を感じさせる圭壱に対して、部下の立場を利用してアプローチを開始する。のちに阿澄と圭壱が交際していることを知り、阿澄とは犬猿の仲になる。圭壱の前ではまじめで素直な好青年を演じているが、阿澄の前では横柄で毒舌な本来の自分の姿で接している。柳拓巳自身の恋愛対象が男性であることは周囲にカミングアウトしており、そこで離れていく男性とは縁がなかったと割り切っている。

高野 (たかの)

阿澄皇哉と同じ大学に通っている4年生の男子。阿澄とはなんでも話せる間柄で、成瀬圭壱と交際していることも打ち明けられている。阿澄と圭壱の関係は理解しきれないところもあるが、阿澄の決めたことだからと静かに見守っている。阿澄の作る手料理が大好き。

大輝 (だいき)

勇輝の兄で男子高校生。かつて阿澄皇哉の自宅近くに住んでおり、親交があったものの、引っ越したことで疎遠になっている。阿澄が成瀬壱佳を迎えに行った際、勇輝と壱佳が偶然にも同じ保育園だったことで再会する。シングルマザーの家庭に育ち、仕事で忙しい母親の代わりに勇輝の面倒を見ている。勇輝をかわいがっており、大輝自身が家事をするのも家族のためには仕方がないと理解しつつも、遊んでいる同級生をうらやましく感じている。以前は何かと自分を気にかけてくれていた阿澄の気持ちが、今は成瀬圭壱と壱佳に向いていることに嫉妬している。

勇輝 (ゆうき)

大輝の弟。成瀬壱佳と同じ保育園に通っている。シングルマザーの家庭に育っており、平日の世話は保育園の迎えを含め、主に大輝にしてもらっている。やんちゃな性格で、自己主張が非常に激しい。そのため、自分と正反対の性格のおとなしい壱佳とはケンカをすることも多いが、最後には仲直りをしてよくいっしょに遊んでいる。

大輝の母 (だいきのはは)

大輝と勇輝の母親。シングルマザーとして二人を育てている。以前住んでいた家が阿澄皇哉の自宅と近かったために、阿澄と知り合い。時間が不規則な運送業を生業としているため、平日は勇輝の面倒は主に大輝がしている。多忙ながらもなんとか生活ができているため、大輝の「勇輝はかわいいし、家事をするのは仕方がないという気持ち」と「遊んでいる同級生がうらやましいという気持ち」の二つの思いが揺れ動いていることには気づいていない。

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