概要・あらすじ
西暦2201年。宇宙の邪悪な侵略者、白色彗星帝国との戦闘でかろうじて勝利を得た宇宙戦艦ヤマトは、傷ついた姿で地球に帰還した。一か月後、地球は着々と復興を遂げつつあった。また、古代進を艦長代理とした新生ヤマトも新しい乗組員を迎え、テスト航海に出ていた。そんな中、かつての仇敵ガミラス帝国のデスラー総統から地球防衛軍に連絡が入る。
ガミラス星が正体不明の敵に襲われ爆発。その反動で双子星であるイスカンダル星が軌道を外れて暴走してしまったという。ヤマトはイスカンダルの王女スターシャと古代進の兄・守を救うため、救援に向かうのだった。
登場人物・キャラクター
古代 進 (こだい すすむ)
新生ヤマトの艦長代理。配属された新人乗組員からは「鬼の古代」と呼ばれる。艦長代理としての自覚に目覚め、私情に流されず大局を見て物事を判断する。仇敵であるデスラー総統とは、白色彗星帝国との闘い後、ある種の友情を感じている。森雪の婚約者。
森 雪 (もり ゆき)
古代進の婚約者。結婚を延期し、新生ヤマトの乗組員として、艦長代理の古代進を陰ながら支える。
デスラー
ガミラス帝国総統。母星であるガミラスが寿命を迎えたため、新たな惑星を見つけ、ガミラス帝国の再建と民族の復興を目指す。ガミラス星を爆発させ、イスカンダル星を暴走させ暗黒星団帝国と戦う。
古代 守 (こだい まもる)
古代進の兄。スターシャと結婚して、イスカンダル星に暮らす。ガミラス星の爆発のため、暴走したイスカンダル星に、スターシャとともに留まる決意をする。
スターシャ
イスカンダル星の女王。かつて、地球がガミラスに滅ぼされかけたとき、救いの手を差し伸べた人物。古代進の兄である守と2人でイスカンダル星に暮らし、一人娘サーシャをもうける。ガミラス星の爆発により、暴走したイスカンダル星に留まる決意をする。
真田 志郎 (さなだ しろう)
ヤマトの技師長。訓練学校では古代守の同期だった。敵機に撃ち落とされそうになった守の戦闘機を見捨てられず、技師長でありながら戦闘機で救助する。
島 大介 (しま だいすけ)
ヤマトの主操縦士。古代進の親友であり、よきパートナーでもある。新人の北野哲らの成長を温かく見守る。
徳川 太助 (とくがわ たすけ)
元ヤマト機関長・徳川彦左衛門の息子。訓練学校の機関部卒業生で、新生ヤマトの機関部に新配属となる。父とは対照的なおっちょこちょい。
北野 哲 (きたの てつ)
訓練学校をトップで卒業した優等生。新生ヤマトの乗組員として新たに配属される。テスト航海では緊張のため、失敗の連続となる。
坂本 (さかもと)
新生ヤマトの乗組員。艦載機コスモタイガーの飛行士として新配属される。パイロットとしての腕はよいが、それを鼻にかけ、曲芸まがいの飛行をして古代進に叱られる。
暗黒星雲帝国 (あんこくせいうんていこく)
『宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち』に登場する組織。宇宙間戦争のための資源を求めて、ガミラス星で採掘をしていた宇宙の帝国。ガミラス星を巡って、デスラーと戦闘状態に突入する。その結果、ガミラス星の爆発が起こり、ガミラス星の双子星イスカンダル星の暴走を招く。宇宙間戦争に必要なイスカンダリウム(イスカンダル固有の資源)を巡り、ヤマトとデスラー率いるガミラス軍と対立する。
その他キーワード
ヤマト
『宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち』に登場する宇宙船。ガミラス帝国や白色彗星帝国との戦いで、地球の危機を救った宇宙戦艦。イスカンダルから送られた設計図を基に作られた波動エンジンを搭載。波動エンジンにより、超光速航法であるワープや、超破壊力を持つ「波動砲」の発射を実現する。