概要・あらすじ
ある惑星の議会において、地球という惑星の侵略することの是非について、意見の対立が起きていた。そこで地球の文明についての調査映像を参考に、議論を続けることになる。しかし、そこに報告されていた地球人の行動は、合理的な考え方の宇宙人にとっては理解しかねることばかりであった。
登場人物・キャラクター
地球人の少年 (ちきゅうじんのしょうねん)
無作為に選ばれた地球人のサンプル。作中に名前は登場せず、「極東と呼ばれるある地域の島国の少年」とされている。宇宙人にとっては理解不能な行為を繰り返した結果、事故によって一度は死亡。しかし彼らが体の構造を調べるために再生したところ、「涙」によってそれまでの問題がすべて解決されるという、さらなる不可解な結果をもたらすことになる。
議長 (ぎちょう)
『征地球論』に登場するキャラクター。宇宙人。長らく続く地球侵略のための会議の進行役。
調査員 (ちょうさいん)
『征地球論』に登場するキャラクター。宇宙人。地球にしばらく滞在し、映像によるデータ収集を行って帰還した。
セムール議員 (せむーるぎいん)
『征地球論』に登場するキャラクター。宇宙人議会の一員。いわゆるタカ派の議員。地球を即刻攻撃するべきだという主張を続ける。
ムイ議員 (むいぎいん)
『征地球論』に登場するキャラクター。宇宙人議会の一員。セムール議員と意見が対立する、いわゆるハト派の議員。地球人は自滅傾向にあると判断し、自然に絶滅するのを待ってから領土だけいただけば事足りると主張する。
クール議員 (くーるぎいん)
『征地球論』に登場するキャラクター。宇宙人議会の一員。「そもそも地球には侵略するほどの価値はない」という理由で、侵略の中止を求めている。