概要・あらすじ
一人暮らしをしている大学生・瀬川祐太はある日、姉の小鳥遊祐理から夫婦で新婚旅行へ行っている間、姪っ子3姉妹の面倒を見るように頼まれる。小鳥遊家で3姉妹の面倒を見つつ親交を深めていく祐太であったが、そんな彼らのもとに姉夫婦が飛行機事故で行方不明となってしまったという、ショッキングな知らせが舞い込んでしまう。
保護者不在となってしまったことから、親族にバラバラに引き取られそうになる3姉妹の姿を見かねた祐太は、纏めて自らの家に住むことを提案。
親族からは反対を受けつつも、六畳一間のアパートで4人での共同生活を開始することとなる。
登場人物・キャラクター
瀬川 祐太 (せがわ ゆうた)
多摩文学院大学文学部1年生で、路上観察研究会に所属している青年。研究会メンバーの織田莱香に一目惚れをしている。真面目で面倒見のいい性格をしているが、特筆すべき取り柄があるわけでもなく、何事にも奥手気味。 幼い頃に両親を亡くしており、姉である小鳥遊祐理の手で育てられたため、シスコンな面も持つ。祐理から留守中の間だけ姪の三姉妹の面倒を見るように頼まれたが、飛行機事故で夫婦ともに行方不明となってしまったため、三姉妹を離れ離れとさせないように揃って保護者として引き受けることを決意する。
小鳥遊 空 (たかなし そら)
父親の信吾にとって最初の妻との娘である、小鳥遊三姉妹の中学2年生になる長女。両親が飛行機事故で行方不明となったことから、三姉妹揃って叔父の瀬川祐太とともに暮らし始める。学校では合唱部に所属し、何事にも真面目で成績も優秀であるが、不器用かつ引っ込み思案な性格のため人付き合いは苦手。 また、長女としての責任感が空回りしてしまうことも多い。祐太とは以前から面識があり、その時から好意を抱いている。
佐古 俊太郎 (さこ しゅんたろう)
多摩文学院大学の3年生で、路上観察研究会の創設者かつ会長である青年。肥満体に眼鏡をかけた風貌をしており、また何度も留年を繰り返しているらしく年齢は不詳。重度のロリコンで、中学生以上は「おばさん」呼ばわりしている。
小鳥遊 美羽 (たかなし みう)
父親の信吾にとって2番目の妻の娘である、小鳥遊三姉妹の小学5年生になる次女。両親が飛行機事故で行方不明となったことから、三姉妹揃って叔父の瀬川祐太とともに暮らし始める。母親はロシア系であり、その影響を受けた端正な容姿とツインテールに結わえた金髪が特徴的。 大人びた性格の気遣い上手であり、周囲に対し気さくで小悪魔的な態度を見せることも多い。そのため、祐太とのことを度々「デリカシーに欠ける」として諭している。
仁村 浩一 (にむら こういち)
多摩文学院大学文学部1年生で、路上観察研究会に所属している青年。瀬川祐太とは新入生歓迎会で出会って以来の親友で、互いに助けあって生活をしている。美形な顔立ちで気も利くプレイボーイだが、その一方で友情には厚く、祐太とのために料理の腕前をふるうことも多い。
小鳥遊 信吾 (たかなし しんご)
小鳥遊三姉妹の父で、温厚な人物。祐理は3人目の妻であり、三姉妹はそれぞれの妻との子にあたる。祐理とともに新婚旅行へ向かったところ、飛行機事故に遭遇し行方不明となってしまう。
小鳥遊 ひな (たかなし ひな)
父親の信吾にとって3番目の妻・祐理との娘である、小鳥遊三姉妹の3歳になる三女。両親が飛行機事故で行方不明となったことから、三姉妹揃って祐理の弟である瀬川祐太とともに暮らし始める。 長い黒髪を一つに結わえており、その容姿は母親譲り。歳相応に無邪気で人懐っこく、また喋りは舌っ足らずであり、祐太とのことも「おいたん」と呼び慕っている。
織田 莱香 (おだ らいか)
多摩文学院大学文学部2年生で、路上観察研究会に所属している女性。スタイルも抜群の美少女であるが、常に淡々とクールな態度とズレた言動の数々で、周囲からは変人扱いされ少し距離を置かれている。研究会メンバーである瀬川祐太から好意を抱かれており、また可愛いもの好きな性格から、彼の姪である小鳥遊三姉妹のことをとても気に入っている。
小鳥遊 祐理 (たかなし ゆり)
瀬川祐太の姉で、小鳥遊三姉妹の母でもある女性。普段はふざけた態度を見せることが多いが家族に対しては真摯であり、両親亡き後も祐太とを立派に育て上げ、三女のひなのみ血の繋がる三姉妹も等しく愛情を持って接してきた。 夫の信吾と新婚旅行へ向かったところ、飛行機事故に遭遇し行方不明となってしまう。