思春期刑事ミノル小林

思春期刑事ミノル小林

水口尚樹にとって初の週刊連載作品で、1話完結形式である。現代の東京、とある警察署が舞台。ある日、父である警察署長のコネで、史上初の中学生刑事、ミノル小林が、警視庁イカ袋署に配属される。思春期真っ只中のミノルが、相棒の海老原刑事をはじめ、周囲を巻き込んで大騒動を繰り広げるポリスギャグ漫画。小学館「週刊少年サンデー」2004年13号から2005年31号まで連載。

正式名称
思春期刑事ミノル小林
ふりがな
ししゅんきでかみのるこばやし
作者
ジャンル
警察官・刑事・検察官
 
ギャグ・コメディ
レーベル
少年サンデーコミックス(小学館)
巻数
全6巻完結
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史上初の中学生刑事誕生

ある日、警視庁イカ袋署署長の小林ツモルは、刑事課の連中を集め、新しい戦力として、新人刑事を紹介する。それは、署長の息子で中学1年生のミノルだった。「モテたいから刑事になる」というミノルに、酔った勢いで署長がOKした結果である。ミノルの相棒に指名された海老原刑事は、不満をあらわにするが、刑事課連中はあっさりとミノルを受け入れる。こうして誕生した史上初の中学生刑事、ミノルは、己の欲望のままに暴走し、海老原の悩みの種となる。

続々登場する奇想天外なキャラクター

物語途中から、9歳のミノルの妹、ミハルが小学生婦警として登場する。その他にも、相撲のないときに刑事をしているという横綱刑事や、イカ袋署の神棚に祀られているスルメの姿をした守り神、イカ小路ゲソ麻呂公など、奇想天外なキャラクターが大暴れする。また、イカ袋署と手柄争いを繰り広げるタコ壺署が存在し、中1のミノルに対抗して採用された、中2の中学生刑事、小山田圭太郎が登場。中学生刑事同士の熾烈でくだらない戦いが繰り広げられる。

登場人物・キャラクター

小林 ミノル (こばやし みのる)

警視庁イカ袋署に勤務する巡査部長で、13歳の少年。父である署長のコネで中学生刑事になった。小学3年生の妹がいる。刑事として活動するときは「ミノル小林」を名乗り、ズボンをジャージに履き替える。また、刑事課の女性からは「ミノルン」の愛称で呼ばれている。刑事になった動機は「モテたい」という単純なものであり、下心丸出しで事件現場をかき回す。

海老原 (えびはら)

警視庁イカ袋署に勤務する巡査長で、25歳の男性。両親、妹と暮らしている。署長の指名で、中学生刑事のミノルの相棒になり、ミノルに振り回される日々を送る。真面目な熱血漢だが、学力に問題がある。

書誌情報

思春期刑事ミノル小林 全6巻 小学館〈少年サンデーコミックス〉

第1巻

(2004-08-06発行、978-4091271815)

第6巻

(2005-10-18発行、978-4091271860)

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