概要・あらすじ
亡き父の遺志であり、自分の夢でもあった惑星プロメテへの移住計画を実現するため、主人公の一文字タクマはダンガードAのパイロットに志願し、候補生に選ばれる。そしてキャプテン・ダンによる常軌を逸した訓練にも耐え抜き、ついにダンガードAの正規パイロットに選ばれる。
成長した一文字タクマは計画を遂行すると同時に、妨害しようと攻撃を繰り返すドップラー軍団を相手に、ダンガードAと共に戦っていくことになる。
登場人物・キャラクター
一文字 タクマ (いちもんじ たくま)
父の遺志を継ぎ、プロメテ計画を成功させることを夢見る少年。父の親友であり、プロメテ計画の責任者でもある大江戸博士の元、ダンガードAのテストパイロットに選ばれてからは、鬼教官であるキャプテン・ダンの凄まじい訓練に耐え抜き、ついにダンガードAのパイロットに任命される。 その後はドップラー軍団との激しい戦いに勝ち抜き、ついに夢のプロメテに降り立つことになる。 基本的に明るく素直な少年で、かなりタフな精神力も持ち合わせている。また反骨心と根性も一人前で、常軌を逸したキャプテン・ダンの特訓に耐えた身体の強さも特筆すべき特徴である。
キャプテン・ダン (きゃぷてんだん)
常にマスクで顔を隠している中年の男性。超一流の操縦技術を買われ、ダンガードAのパイロット養成を一手に引き受けている。そして、その技術を一文字タクマに託すため、常軌を逸した訓練を繰り返すことになる。 その正体は、死んだと思われていた一文字タクマの父である一文字断鉄であった。
大江戸博士 (おおえどはかせ)
著名な科学者であり、プロメテ計画を遂行する責任者。また、惑星プロメテへの移住計画のために製作された超巨大母艦「ジャスダム」の総指揮官でもある。親友であった一文字断鉄の息子である一文字タクマを引き取って息子同然に育て上げ、またダンガードAのパイロットとしても温かく見守りながら成長するのを待っている。
霧野 リサ (きりの りさ)
ジャスダムの通信オペレーターを担当する少女。他にもコンピューター解析や戦闘機の操縦など、なんでもできる能力の高さを披露している。一文字タクマに淡い恋心を抱いているものの、恋には積極的になれなかった。
佐渡 酒造 (さど さけぞう)
ジャスダムに常駐している医療スタッフのチーフ。ジャスダム内に畳の4畳半の部屋を作り、一升瓶を片手にいつも呑んで酔っ払っている。しかし、酔っていても医療の腕は超一流で、様々な隊員が大怪我をしてもすぐに治してしまう。
荒井 伴太 (あらい はんた)
ジャスダムのメカニック班に在籍し、チーフとして大勢のメカニックを取りまとめている。かなりの巨漢で豪快な性格ながら、繊細な一面も持っている。一文字タクマの親友であり、悩みの多い一文字タクマのよき相談相手として精神的に支えている。
ドップラー総統 (どっぷらーそうとう)
ドップラー軍団を統率する総統で、地球人の惑星プロメテへの移住計画を阻止している。自分たちをエリートと自称し、惑星プロメテへの移住はエリートのみの特権と主張する。 一方で天才的な科学者であり、様々なメカを作り出し、地球への妨害を繰り返している。
トニー・ハーケン (とにーはーけん)
ドップラー軍団の青年将校。ドップラー総統自身が手塩にかけて育てており、その信頼は厚い。操縦テクニックは一流で、一文字タクマと何度も死闘を繰り広げるなど、一文字タクマにとってはライバル的な存在でもある。 また冷酷で残忍な一面も持ち合わせている。
ダンガードA (だんがーどえーす)
『惑星ロボ ダンガードA』に登場するロボット。惑星プロメテへの移住計画のために大江戸博士が開発した、全高200メートルにも及ぶ巨大ロボット。サテライザーと呼ばれる飛行形態に変形可能で、当初は武器を装備していなかったが、ドップラー軍団との戦いを想定し、数々の武装を施すことになる。 主な武器はパルサーカノン、コズモアロー、ダブルシャフト、テレポーションパンチ、テレポーションミサイルなど多数。
場所
ジャスダム
『惑星ロボ ダンガードA』に登場する秘密基地。惑星プロメテへの移住計画のために大江戸博士が開発した超巨大母艦。巨大なダンガードAのほか、多数の戦闘機、膨大な人員を収容可能。 宇宙空間を燃料消費なしで航行できるパルサーコズモエンジンを搭載するなど、長期間の宇宙航行にも耐えられる設計になっている。