惨劇館

惨劇館

さまざまな惨劇を描いたホラー漫画短編集。

正式名称
惨劇館
ふりがな
さんげきかん
作者
ジャンル
不条理・シュール
関連商品
Amazon 楽天

概要・あらすじ

作者自身が「見せたいモノを徹底的に見せた」という、不条理でグロテスクな連作。キャラクター達は唐突に切り刻まれたり、何の祟りかわからないまま惨い目に遭う。原因は不明、あるいは提示されず、過程と結論だけで構成されている作品が多い。また、全ての擬音を吹き出し内に表示する手法を使っている(描き文字による表現がほとんどない)。

各作品は、映画を模して第◯回上映作品と表記されている。

登場人物・キャラクター

御茶漬 海苔 (おちゃづけ のり)

実在の人物である作者自身の姿だが、人間らしさはかろうじてメガネをかけていることくらいしか残っていない。パッチリとした目と鼻、口が付いているお茶碗の中に、ご飯と箸が二本立っている「御茶漬け」の頭に、ネクタイをした黒スーツ姿が定番。シリーズ初期は物語の序盤に案内役として登場したが、途中から最後のコマでシメの言葉を言う役になった。

ケビン伯爵 (けびんはくしゃく)

尖った鼻と耳、細く切れ長の目、口は笑うと三日月形に大きく横に開く。額は広く、髪は赤い。中世に生まれ、悪魔と契約して魔力を持つ。人を真っ二つにする怪力もある。「ケビンシリーズ」に登場。120年間、山奥の館の地下室に封印されていた。遭難した女子高生たちが誤って扉を開いてしまい、その中の一人に憑依する。 人間から伯爵への変化は脱皮するようなイメージで描かれる。憑依された人間にケビンのときの意識はない。憑依するのは、まだ霊体で自分の身体を持たないためで、憑依した女子高生の姉の胎児に乗り移り実体を持とうとする。実体を持つには100人の女性を生贄に捧げなくてはならない。

SHARE
EC
Amazon
logo